飯伏まさか・・・ロープに足をかけたジェイにフォール負け ドーム挑戦権利証の移動は史上初 新日本

 7日、新日本プロレス『POWER STRUGGLE』大阪府立体育会館(エディオンアリーナ大阪)大会がチケットソールドアウトで開催された。

 セミファイナルではG1覇者の飯伏幸太が東京ドームIWGPダブル王座挑戦権利証保持者としてジェイ・ホワイトと対戦する。大一番でしか出さない“人でなしドライバー”までも繰り出してジェイを追い込んだ飯伏。G1・2連覇の貫禄が漂う闘いぶりだが、必殺技カミゴェは何度トライしても決まらない。試合が長引くと隙ができるもので、ジェイは流れの中でロープに足をかけたままの逆さ押さえ込みを敢行。このリック・フレアーばりの無法殺法を飯伏は返せず3カウントを喫してしまう。

 G1覇者に授与されるドームIWGP王座挑戦権利証がこれまで移動したことはなかったが、なんと史上初で移動。グレードワンの闘いをアッという間にひっくり返すような移動劇に飯伏も観客も唖然とする。不満が残る飯伏は花道を引き揚げる際にも立ち止まることしきり。このあとの試合となったメインでのジェイの介入を追い払うべくリングインもした。ダブルドームは2日間あり、「あきらめない」を身上とする飯伏がどうダブルタイトル戦線に割り込んでいくかが注目される。

 
■ 新日本プロレス POWER STRUGGLE
日時:11月7日(土)17:00
会場:大阪・大阪府立体育会館(エディオンアリーナ大阪)観衆2834人(主催者発表)

<第1試合/「KOPW 2020」争奪戦 ノーコーナーパッドマッチ>
[保持者]
○矢野通
  12分11秒 リングアウト
●ザック・セイバーJr.
[挑戦者]
※矢野が「KOPW 2020」防衛

<第2試合/NEVER無差別級選手権試合>
[挑戦者]
○鷹木信悟
  18分56秒 ラスト・オブ・ザ・ドラゴン⇒片エビ固め
●鈴木みのる
[第30代王者]
※鈴木が初防衛に失敗。鷹木が第31代王者となる

<第3試合>
○オカダ・カズチカ
  12分58秒 マネークリップ⇒レフェリーストップ
●グレート-O-カーン

<第4試合/IWGP USヘビー級王座挑戦権利証争奪戦>
[権利証保持者/NJC・USA優勝者]
○KENTA
  19分57秒 GAME OVER
●棚橋弘至
[挑戦者]
※KENTAがIWGP US王座挑戦権利証の防衛に成功

<第5試合/東京ドーム・IWGPヘビー級&IWGPインターコンチネンタルダブル王座挑戦権利証争奪戦>
[挑戦者]
○ジェイ・ホワイト
  18分47秒 逆さ押さえ込み
●飯伏幸太
[権利証保持者/G1 CLIMAX 30優勝者]
※ジェイがIWGPダブル王座挑戦権利証を獲得

<第6試合/IWGPヘビー級・IWGPインターコンチネンタルダブル選手権試合>
[第72代IWGPヘビー級&第26代IWGPインターコンチネンタル王者]
○内藤哲也
(33分08秒 デスティーノ⇒エビ固め)
●EVIL
[挑戦者]
※内藤がIWGPダブル王座の初防衛に成功


 詳報を確認するならファイトクラブ。

[ファイトクラブ]ドーム級のダブルタイトル戦決定 頂上決戦の初日か無法殺法の2日目か 新日本

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