SmackDownジェイ・ウーソ予選Dブライアン撃破!アリーヤKISSマーフィー

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 番組はPPV大会『ヘル・イン・ア・セル』のおさらいで、動画を出してしまえばWWEネットワーク加入誘導にならないから、紙芝居風となるのか、しかし比較的じっくりとローマン・レインズvs.ジェイ・ウーソ戦という格闘物語の起承転結をわかりやすく地上波放送の世間大衆向きに伝え直すところから。

今回の番組は、PPV「サバイバー・シリーズ」のブランド対抗5対5エリミネーション戦に出場するチームSDメンバーを決める予選が行わるのを軸に構成される。男子ではケビン・オーエンズ、ジェイ・ウーソ、女子ではビアンカ・ブレアが予選を突破してチームス入りを決めた。
 KOことオーエンズは予選でドルフ・ジグラーと激突すると、ロバート・ルードの妨害を受けながらもオーエンズがスタナーでジグラーを沈めて勝利。ジェイは対戦したダニエル・ブライアンをフロッグ・スプラッシュで撃破してチームスマックダウン入りを決めると、“トライバルチーフ”ローマン・レインズの指示で試合後もブライアンに暴行を加えた。また女子ではビアンカ、ナタリア、ビリー・ケイの3人がトリプルスレット戦で激突すると、ビアンカがナタリアをポストに叩きつけた上でビリーをKODで沈めて予選を突破した。ブランド対抗5対5エリミネーション戦が行われるPPV「サバイバー・シリーズ」は日本時間11月23日にWWEネットワークで配信される。


 はい、Just Keep Fightingなのでごじゃります。オーエンズやジグラーといった職人さんがいないと、予選だなんだと言ったところで説得力が伴いません。


 普通にシングル戦予選並べても芸がないから、女子の1名を選ぶのは3way戦と工夫は凝らしていたんだが・・・。そんなのナタリアおばさんが勝ってしまったら女子部門の未来がないじゃないか。ビアンカ・ブレアに決まっているのである。


 PPV大会のように尺貰ってじっくり試合するわけにいかないとなると、現地「金曜夜8時」に飯でも食いながら気楽に見ている大衆層にアピールするはミステリオ家Saga(叙事史)ということになる。せっかくSmackDownに移籍したんだから、あのメサイア(救世主)ギミック変えるのかと期待したんだが、セス・ロリンズは以前のまま。

 ただ、今回は19歳女子大生のアリーヤちゃんがマーフィーとリング上でキスを交わします。中邑真輔が勝った負けたとか、とっくに忘れられている試合結果だけチェックすればわかったつもりの方はそっちをどうぞなんだけど、毎週200万人の視聴者様が楽しんでくださっているのはこのセグメントなのだ。はっきり言って面白い!


 このサーシャの肢体ショットをトップ画像にすべきか悩んだんだけど・・・(笑)。ベイリー、サーシャが出てこないと2時間エンタメ番組成立しません。


 番組トリは選抜予選のダニエル・ブライアンvs.ジェイ・ウーソ戦。トーク番組に出演したブライアンが、そろそろ一線を引く準備に入っていると告白。これからの次世代としてジェイやマーフィーの名を上げていたから、ケツはわかっていたカードなんだろうが中身は良かった。

 最後はトライバル・チーフ殿の命令で、さらに実況席に横たわらせたブライアンをガシャンとトドメを刺すジェイなのであった。

■ WWE SmackDown
日時:10月30日(現地時間)
会場:米フロリダ州オーランド サンダードーム(アムウェイ・センター)

◆中邑真輔&セザーロが王者ストリート・プロフィッツに苦杯

 中邑真輔&セザーロがスマックダウンタッグ王者ストリート・プロフィッツ(アンジェロ・ドーキンス&モンテス・フォード)とタッグ戦で激突した。序盤、中邑がハイキックでドーキンスに攻め込めば、フォードがトペ・コンヒーロで中邑に反撃して白熱の攻防を展開。さらに中邑がスピンキックやハイキックをドーキンスに決めるとセザーロが中邑と連携したパワースラムで追い込むもフォードがカットに入ってカウント2。続けてセザーロがドーキンスにクローズラインで攻め込んだが、最後は中邑がドーキンスのスーパープレックスに捕まると、フォードにフロッグ・スプラッシュを決められて3カウント。中邑&セザーロは連携攻撃で王者を追い詰めるも、無念の苦杯を喫した。

◆新王者サーシャとベイリーの王座リマッチが次週のスマックダウンで決定

 新SD女子王者サーシャとベイリーの王座リマッチが次週のスマックダウンで決定した。PPV「ヘル・イン・ア・セル」で新王者となったサーシャがリングに登場すると、「ベイリーの大事な王座を奪ってやった。そして、サバイバー・シリーズではアスカと1対1で対決して私がベストだと証明する」とRAW女子王者アスカとの王者対決に触れた。するとそこへ因縁のベイリーが姿を現すと「私は歴史上最長の380日間SD女子王座を保持したのよ。わかってると思うけど、私がコーナーにいなければアスカに勝てない。次週、私が王座にチャレンジするから13日間の短い王座を楽しむといいわ」と王座挑戦を宣言した。これにサーシャは「おもしろいわね。でも決して私には勝てないから全力を出すといいわ」と余裕を見せて王座挑戦を受け入れると、2人は睨み合って火花を散らした。サーシャ対アスカの王者対決が行われるPPV「サバイバー・シリーズ」は日本時間11月23日にWWEネットワークで配信される。


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