[ファイトクラブ]HELL in a CELL新王者Sバンクス、Rオートン-世間側のG1喪失-訃報

[週刊ファイト11月5日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼HELL in a CELL新王者Sバンクス、Rオートン-世間側のG1喪失-訃報
 タダシ☆タナカ+シュート活字委員会編
 photo 週刊ファイト (c)2020 WWE, Inc. All Rights Reserved.他
・海外からも関心度の低下が指摘されてしまった新日G1クライマックス
・国内アパシーからの脱却に秘策あるのか?ヒール大賞ジェイ・ホワイト
・極悪種族長ローマン・レインズU王座防衛ジェイ・ウーソをギロチン葬
・7分尺アライアスJハーディ、タッカー裏切りオーティスとミズ&モリソン
・サーシャ・バンクスがベイリーとの盟友対決制してSD女子王座初戴冠
・いいのかRETRIBUTION起用法?ボビー・ラシュリーの3分50秒だけ
・RオートンがDマッキンタイアとの金網死闘を制してWWE王座を戴冠
・女子革命Legit BOSS政権と里村明衣子NXT UKコーチ就任情報解析
・トレイシー・スマザーズ悪性リンパ腫との闘いに敗れる!享年58歳


海外からも関心度の低下が指摘されてしまった新日G1クライマックス

―― 例によって、公開ブログ欄とは中身の異なるWWE『ヘル・イン・ザ・セル』の深淵分析が求められています。

オフレコ うん、ただ安威川敏樹が電子書籍進呈クロスワードパズルの見出しに「G1ロスを吹き飛ばせ!」とやったのが妙に引っかかった。今はAEW-NXTの「水曜TV戦争」がマット界全体の先端を掘り下げるなら最重要になる手前、米国の専門媒体も本誌も週刊ジャーナルのサイクルなのはほぼ同時発売になるから、今になって競合する他紙の目を通すことになるんだけど、今年のG1への読者の関心度合いが大幅に下がってることを指摘している。サイト系のはヒット数なりで冷酷なデータがわかるだけでなく、各種のアンケートもあるから。

―― コロナ期のマイナスを考慮したとしても、落ち方が大きいという議論ですね。オモテの発表ではコロナ期に、999円ワールドのサブスクリプションが海外からの熱心なファンは特に解約しなかったと吹聴されてはいるんですが、国内は大きく落ちたのみならず、やはり海外もということでしょう。

オフレコ 本誌は何度も詳しくやっていることだけど、999円ワールドによる世界のリアルタイム配信がトレンドになって数年前には、ケニー・オメガvs.オカダ・カズチカが年間最高試合だとかで騒ぐのがスマートなファンの証であるかのように評されたんだけど・・・AEWの出現がいかに大きいことだったか。

―― 海外のハードコア新日信者が、そのままAEWファンベースの基幹軸に移行した構図です。

オフレコ この話はシュート活字委員会担当項のG1総括でも繰り返してやっているから続けての重複は止めておくけどな。

▼G1総括とGO TO NEW JAPAN! 東京ドーム2連戦への道標解析

[ファイトクラブ]G1総括とGO TO NEW JAPAN! 東京ドーム2連戦への道標解析

―― ケニー・オメガやヤングバックスが毎週、ケーブル局とはいえ日本とは事情が違って一般家庭にbasicとして入ってるから地上波みたいなモンと判断すべきTNTで毎週2時間プライム番組で見られるとなったら、わざわざ新日本プロレスを見るインセンティブが希薄になったんでしょう。WWEのSmackDown、RAW、NXTだけでなくImpactやROHまで入れたらとてつもない合計時間のプロレスが毎週、普通に見られるチャンネルで享受できる環境の違いもあります。

オフレコ そりゃ鈴木みのるも鷹木信悟も世界的な評価は非常に高いとか言い出せばキリがない。ただ、海外の新日信者が求めていたものはAEWが美味しいところをかっさらってしまった。WWEのマンネリに飽きていたアンチテーゼとしてね。

―― あと、日本のお寒い30分だけの深夜番組『ワープロ』と違い、米国に絞るならaXsTVががっつり1時間、G1とかだと2時間番組で新日やってくれていたのに、急になくなったロスもライト層には致命的でした。

オフレコ 毎週なにをやっているかチェックするためにaXsTVのメルマガは今も購読してるんだけど、一時はやたら新日の番組を目玉扱いにしていたんだけどな。日本ではMUSIC AIRでやってる『サミー・ヘイガーのRock & Roll Road Trip』とかも制作している局なんだけど、プロレスも格闘技も親会社アンセムの傘下企業になったImpact Wrestlingだけになってしまった。

記事の全文を表示するにはファイトクラブ会員登録が必要です。
会費は月払999円、年払だと2ヶ月分お得な10,000円です。
すでに会員の方はログインして続きをご覧ください。

ログイン