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日本では問題なくJ-sportsで「#土曜の朝はWWE」通り放送されたが、現地「金曜夜8時」では大リーグのワールドシリーズを地上波FOXが中継するため、傍系のケーブル局FS1での時間枠に。こうなると視聴者がガクんと減ってしまうのだが、なにしろPPV『ヘル・イン・ア・セル』直前となる回なのである。必死の仕込みを繰り広げることになった。
番組はダニエル・ブライアンが出てきてケビン・オーエンズの『KOショー』になるが、タッグを組もうとやっていたら8人タッグ戦になるという展開へ。
途中、ブライアンが着地に失敗して足をくじいたような箇所があり、当然、ヒール軍はその足を狙っていく展開になるのだが・・・。本誌の見解が求められるだろうから何度も再生戻してみたんだが、どうやら単なるセールではなさそうだ。ただ、大事には至らなかったようで、それにしてもこのメンツが揃っているから臨機応変に対応できるところが凄い。詳細は以下に続く。
モンテス・フォードのフロッグ・スプラッシュに続いては、実生活のカップルであるビアンカ・ブレアがいよいよSmackDownにお出ましだ。パフォーマンス・センターの「体力測定会」での驚愕の記録の数々にはたまげるしかない本物アスリートである。その昔、故Mr.パーフェクトことカート・ヘニングが、バスケのゴールもボーリング投げても全部満点だったのが画面トリックのギミックなんだが、こっちは男子選手と陸上で走ってもガチに余裕で買ってしまう俊足でもある。コスチュームもSmackDownデザインにして怪力殺法でゼリーナ・ベガを蹴散らした。あの細見なのにベンチプレスで450ポンド上げてしまうのもリアルなのである。
例によってショーティGは”フリーク”ラーズ・サリバンのやられ役なんだが、お仕事のあとでQUIT辞めてやると捨て台詞をはいてリング降りた。そりゃそうだ、ドラフトには名前もないから呼ばれもしない。ところがあとのセグメントで、「ショーティGを辞める」ということのようで、晴れて元五輪選手はチャド・ゲイブルに戻りましたとさ。このフォローはナイスだろう。
なんやかんやカード揃えても、やはりユニバースの最大の関心はベイリーvs.サーシャ・バンクスの女子王座戦なんじゃないのか？ どうかメインの試合を食ってしまえ！なのであって、そうなったら本誌はトップ画像をお約束します。詳細は以下に続く。
もうひとつのSmackDownのお楽しみとなったのがミステリオ家Saga（叙事史）である。平均でも200万人が視聴する地上波番組だから、わかりやすくライト層に繰り返し伝える必要があり、ようやくここでマーフィーとセス・ロリンズの仲間割れ一騎打ちが実現するのだが・・・。
誰もが興味を持っているのは19歳アリーヤちゃんに違いない。to be continued…
番組トリは、当然にまたまたやりますのローマン・レインズvs.従弟のジェイ・ウーソである。今回はお前が負けたら種族からの追放という条件が付きつけられていた。それにしても今度の赤い監獄、やたら天井高いなぁ。
■ WWE SmackDown
日時：10月23日（現地時間）
会場：米フロリダ州オーランド サンダードーム（アムウェイ・センター）
◆中邑＆セザーロがタッグ王者を追い詰めるも８人タッグ戦で無念の敗戦
中邑真輔＆セザーロがドルフ・ジグラー＆ロバート・ルードとタッグを組んで、ケビン・オーエンズ＆ダニエル・ブライアン＆ストリート・プロフィッツ（モンテズ・フォード＆アンジェロ・ドーキンス）と８人タッグ戦で激突した。ブライアンがオープニングでオーエンズのKOショーにゲスト出演すると、スマックダウンの将来について語った。オーエンズは「IC王座は毎週防衛戦を行った方がいい」と主張すれば、オーエンズは「俺はタッグ王者になったことがないからブライアンとのタッグはどうだろう？名前はチーム・ヘルKOだ」と妄想を膨らました。するとそこへジグラー＆ルード、スマックダウンタッグ王者ストリート・プロフィッツ、中邑＆セザーロが次々に現れると、「俺たちがこれまでタッグ部門を率いてきたんだぞ」と難癖を付けた中邑＆セザーロが襲い掛かって乱闘となり８人タッグ戦に発展。
序盤、中邑はオーエンズに痙攣式ストンピング、フォードには「カモーン」とセコンドを挑発しながらニー・ドロップを叩き込んで攻め込んだ。さらに中邑はスピンキックからバック・スタバーをドーキンスに決めると、続けてセザーロと連携したジャンピング・ニー＆スパイン・バスターを放って追い詰めるも決定打とはならず、最後はフォードが豪快なフロッグ・スプラッシュでセザーロを沈めて３カウント。中邑＆セザーロはタッグ王者と激しい攻防を展開するも８人タッグ戦で無念の敗戦となった。
◆サーシャが元盟友の王者ベイリーに王座奪取と因縁決着を宣言
“ボス”サーシャ・バンクスが先週の調印式でサインを拒否したスマックダウン女子王者ベイリーを強襲し、サインを強要した上で王座奪取と因縁決着を宣言した。王者ベイリーがリングに登場すると「今日インタビューを受けたが、くだらないサーシャの質問ばかり。サーシャが怖いだって？ サーシャは王座挑戦に値しないだけよ」と元盟友のサーシャを侮辱した。
するとそこへ調印書を持ったサーシャが姿を現してサインを要求したが、ベイリーはパイプ椅子で襲い掛かって抵抗。しかし、サーシャは強烈なヒザ攻撃からパイプ椅子で押さえつけたバンク・ステートメントで締め上げてベイリーに無理やりサインをさせると、最後に「PPVで王座を奪ってお前との因縁を終わらせる」とベイリーに王座奪取と因縁決着を宣言してリングを後にした。元盟友対決となったベイリー対サーシャのスマックダウン女子王座ヘル・イン・ア・セル戦が行われるPPV「ヘル・イン・ア・セル」は日本時間10月26日にWWEネットワークで配信される。
◆オーティスとミズのMITB権利書争奪戦が法廷で決定
MITBブリーフケースを巡って抗争するMr. MITBのオーティスとミズ＆ジョン・モリソンが“LAW & Otis（ロー＆オーティス）”と題した法廷で対決した。米国の長寿TV番組で1990年から2010年まで続いた『LAW & ORDER』のもじりにして、現在トランプ大統領が保守派にアピールするためにさかんに使うセリフでもある。
明らかにWWE流のインチキ法廷ではJBLが裁判官、ファルークが法定職員を務めるというコメディ。SNLサタディナイト・ライブのスキットのようでもある。ミズがMITBブリーフケースの権利を主張すると、オーティスは「MITBブリーフケースはMITBラダー戦で勝利した俺が持っているべきだ」と反論した。この発言にミズの弁護士が「良い意見だ」と同意を示すと、ミズは自身の弁護士を解雇。さらに証人として共にラダー戦を戦ったレイ･ミステリオが「オーティスが勝者だからいつでもキャッシュインできるようにすべき」と主張すれば、アスカも大阪弁で「私、ミス・マネー・イン・ザ・バンクとしては彼は正々堂々と勝ったんやからいつでもキャッシュインできるはずや」と大声でオーティスの味方をした。字幕はないから米国の視聴者にはわからないが、まぁそこはご愛敬なのだ。アスカがわめていればそれでイイのである。
さらにタッカーが「オーティスはミズをやっつけることにフォーカスしている」と言ってミズと舌戦を展開すると、裁判官のJBLは判決として「キャッシュインの権利は1年間有効だ」と伝えた。しかし、ミズが「証拠を出し忘れたから待ってくれ」と懇願して恐らく現金の入ったブリーフケースをJBLに渡すと、突如JBLは豹変してオーティスとミズにPPV「ヘル･イン･ア･セル」でMITBブリーフケースをかけて対戦するように言い渡した。オーティス対ミズのマネー・イン・ザ・バンク権利書争奪戦が行われるPPV「ヘル・イン・ア・セル」は日本時間10月26日にWWEネットワークで配信される。
◆レインズが挑戦者ジェイに“アイ・クイット”戦での一族追放を予告
ユニバーサル王者ローマン・レインズがPPV「ヘル・イン・ア・セル」の“アイ・クイット”戦で対戦する従兄弟ジェイ・ウーソに一族追放を予告した。王者レインズがポール・ヘイマンと共にエンディングのリングに登場すると、会場ビジョンに双子の兄ジミー・ウーソが登場してレインズを挑発。さらに弟のジェイがレインズに背後からの奇襲を仕掛けると、スーパーキックからウーソズ・スプラッシュを叩き込んだ。
不意打ちを食らったレインズはマイクを取ると「もし俺が降参したら、王者でもトライバル・チーフ（一族の長）でもなくなるが、もしお前が降参したらお前は一族から追放だ。お前の兄や妻、子供も追放する。これがお前の結末だ」と２人のユニバーサル王座ヘル・イン・ア・セル“アイ・クイット”戦の結末を告げた。続けて巨大な金網のヘル・イン・ア・セルがリングに降りてきてセットされると、金網に登ったジェイがレインズと激しく睨み合って火花を散らした。レインズとジェイがユニバーサル王座ヘル・イン・ア・セル“アイ・クイット”戦で対戦するPPV「ヘル・イン・ア・セル」は日本時間10月26日にWWEネットワークで配信される。
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