新旧ミスティココンビが反則勝ち!Lucha Libre CMLL


(C)CMLL

 10月16日(現地時間)にメキシコシティ・アレナメヒコで収録されたCMLLの試合がメキシコで放送された。
 新型コロナ自粛に伴い、特に被害の大きいメキシコではプロレスに限らず全ての興行が自粛となり、CMLLも定期戦は3月以降、開催する事が出来なかった。そして8月になり、遂にメキシコ政府がCMLLに無観客試合を行うことを許可した為、8月にまず無観客大会を開催、そして9月から本格的にスケジュールを組んで大会を開催していくことになった。
 今大会のメインでは、カリスティコ、ミスティコの新旧ミスティコ組が、ボラドールJr.、ティタン組と対戦した。テクニコ同士の対決となった試合は、お互いに一本つづ取り合って運命の三本目に突入。ボラドールJr.が必殺のカナディアン・デストロイヤーをカリスティコに決めたが、その時、カリスティコの覆面が外れてしまったのだった。これでボラドールJr.組が反則負けとなり、新旧ミスティコ組が勝利となったが、当然、勝ち誇ったのはボラドールJr.。タッグ王座への挑戦をぶち上げた。
 セミファイナルでは、新生ダイナマイト兄弟とロス・ゲレーロス・ラグネロスという二大ルードユニットが全面対決となった。試合はそれぞれジャベで一本づつ取り合って運命の三本目に突入するものの、なんとここでウルティモ・ゲレーロとエウフォリアが仲間割れを起こしてしまったのだった。その隙をついて新生ダイナマイト兄弟が勝利を奪ったものの、試合後には、サンソンがウルティモ・ゲレーロの保持するCMLL世界ヘビー級王座への挑戦をぶち上げると、なんとゲレーロの仲間であるエウフォリアまで王座挑戦をぶち上げたのだった。ゲレーロが新型コロナ陽性となって欠場していた事に不満を持っているエウフォリアがまさかの反乱を起こしたが、今後、ゲレーロスはどうなるのか?今後のCMLLから目が離せないだろう。

■ Lucha Libre CMLL
日時:2020年10月16日(現地時間・放送日)
会場:メキシコ合衆国メキシコシティ・アレナメヒコ

<タッグマッチ>
○カリスティコ、ミスティコ
 2-1
●ボラドールJr.、ティタン

<6人タッグマッチ>
○サンソン、クアトレロ、フォラステロ
 2-1
●ウルティモ・ゲレーロ、エウフォリア、グラン・ゲレーロ

<ナショナル女子タッグ王座決定戦>
○ジュビア、ハロチータ
 2-1
●アマポーラ、メタリカ

<タッグマッチ>
○アクマ、コヨーテ
 2-1
●ダイアモンド、スペル・アストロJr.

<タッグマッチ>
○チャムエル、ガジート
 2-1
●ミクロマン、サカリアス