Cジェリコ30周年AEW棚橋弘至Uドラゴンら画面祝福!TNT王座Cody奪還

(c) AEW


 今回はクリス・ジェリコの30周年ということで、シェキール・オニールのようなバスケの伝説など各界のさまざまな人物からビデオ・メッセージが番組の各所で挿入される構成に。なかには棚橋弘至が含まれており、新日本プロレスの社長交代もあり深読みする者はいるだろうが、まぁこれは挨拶程度のものであろう。当然長年の盟友であるウルティモ・ドラゴン校長もスペイン語交えて参加しており、豪華ということになる。


 あと、FOZZYのバンド活動があるからKISSからジーン・シモンズ、ポール・スタンレーが出てだけでなく、どちらかといえばWWEと仕事もしているメタリカのラーズ・ウルリッヒとか、世間的にはまだ知られてないんじゃないかと心配になるスティール・パンサーのマイケル・スターも出てきて大笑いかも。「ヘア・メタル」でプロレスファンはわかる方が多いということか。


 試合の冒頭はブライアン・ケイジと噂の大型黒人ウィル・ホッブスのシングル戦から。ただ、ホッブスにインパクトを感じるというものではなかったかも。結果もケイジがドリルクローを決めるものだった。但し、なんとかホッブスを守ろうとはしており、ケイジの参謀タズが「お前をリクルートしたい」と言わせるケツにはしている。

 ケイジの次週はダービー・アレン戦となっている。ケイジのなんたら王座も賭けられているようだ。


 AEW世界タッグ王座のFTR防衛戦はThe Hybrid2(TH2)のジャック・エバンス&アンヘリコということだが、これはjobber相手のスクワッシュマッチに近かったかも。例によってベストフレンズが出てきて次回のアニバーサリー大会にカードが組まれることになった。


 TNT王座戦は犬の首輪チェーンデスマッチ。まぁ両者が大流血戦を望んだんだろうが、AEWは容認とはいえ、やや回数やりすぎに思うが・・・。ましてPPV大会ならまだしも、無料のテレビ番組の方である。一応は1993年のロディー・パイパーvs.グレック”ハマー”バレンタイン戦は凄かったということで、客席にグレック・バレンタイン本人が顔見世していたのは嬉しかったけど。

 このカードとなればCodyが王座を奪還になるんだが、ブロディ・リーはこういう試合もソツなくやれているのが見直すというか、結構色々やれるんだなぁと。チェーンマッチは今の時代、そんなに面白いことになってないことばかりだが、これは内容は良かった。


 次週はさっそく「防衛戦やってやる」と宣言するとオレンジ・キャシディが出てきていた。うん? 再戴冠から一週間後に?


 女子カードはセリーナがビック・スゥオールと。お仕事役になるのはわかりきったことだが、まともなプロレス魅せてくれて感謝、感謝である。日本からの渡米がまだダメなのでベテラン起用しないとAEW女子部は持たない。


 トリはジェリコ様の30周年記念なんだが、選んだ相手はドクター・ルーサーである。91年にデビューした時からカナダで闘っているとか、FMWではハヤブサ(まだ江崎英治の頃なんですが・・・)とメインやった、さらには1996年のWARが最後の闘ったカードで、そこにはウルティモ・ドラゴンや新日本プロレスの外道もいたと実況は大げさに強調するんだが・・・。一部の現地ファンが”New Japan”という言葉が出ただけで色めき立ったようだが、事実を述べたんであって。だいたい、その時の外道は新日所属ではないのに。
 ルーサーはセルペンティコと組んで、ジェリコとジェイク・ヘイガーのインナーサークルとタッグ試合。今回はジェリコがベビーフェイスなのである。殺人者ルーサー、なんとかついていってコーナーから危なっかしかったけど飛んでもいました。まぁ記念試合なんだからよろしいかと。特にどうという試合ではなかったんだが・・・。


 ただ、はい勝ちましたでは面白くないんで、MJFが出てきてピエロを登場させたスキットやっていたが、今のところ二人はお仲間ということのようだ。エンディングのクレジットは制作・演出、最後はケータリング担当(笑)まで「すべてがクリス・ジェリコ先生のおかげ」である。ただ、30周年というのはやはりもの凄いことなのだ。よくぞここまで上り詰めたものである。


 次週はアニバーサリー大会となり、コロナで延期になっていたランス・アーチャーvs.ジョン・モクスリーが実現する。


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