[ファイトクラブ]生ゴミ処理機でつながっている猪木も上井氏の復帰を熱望!?

[週刊ファイト10月15日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼生ゴミ処理機でつながっている猪木も上井氏の復帰を熱望!?
 by 井上譲二
・上井氏の引退の背景には週刊誌における前田発言があると見られている
・何十年もの親交があった記者仲間、団体社員らの消息も気になる
・このような悪い話ほどマット界では広まりやすい
・普段は笑顔を絶やさず根は優しいが、怒らせたら怖い人


 かつて「最強の営業マン」として旧・新日本プロレスの興行に貢献した上井文彦氏も1年半前にプロモーターを引退。現在は滋賀県にある一般企業に勤めているが、レスラー同様に背広組にも引退はない。上井氏の引退の背景には週刊誌における前田発言があると見られているが、今でもプロレスへの情熱を失っていないのであれば、「戻って来るべき」というのが私の見解だ。A・猪木も彼の復帰を望んでいる!?


 休刊(06年9月)によりプロレス週刊紙の仕事から離れて14年も経つと、さすがに情報も入手しにくくなる。

 新日プロ、全日プロなど主要団体の表の活動は把握できても裏の情報がなかなか掴めない。

 新日プロのハロルド・ジョージ・メイ社長の電撃退任もその1つ。コロナ禍で早期V字回復に躍起になっていたメイ氏だけに何らかの理由で解任された可能性が高いが、現時点で真相は藪の中。私がハッキリ言えるのは、すでに経営が軌道に乗っていることや、同団体において社長を経験している菅林直樹氏、手塚要氏がいることで新日プロにほとんど影響がないことくらいだ。

 さて、私にとって関心があるのは、このような裏情報だけではない。やはり、何十年もの親交があった記者仲間、団体社員らの消息も気になる。

 最近では、昨年2月15日に大阪市内の小会場で故マサ・斎藤さんの追悼興行を主催した後、突然、プロモーター引退を宣言した上井文彦氏の“その後”を心配して彼と親しい関係者などに聞いて回ったものの、誰も知らなかった。

 ただ、レスラーでもない上井氏が引退宣言を行い、消息を絶った理由について思い当たるフシはあった。

 マサ斎藤追悼興行の直後に発売された『FRIDAY』(講談社)のインタビューで、前田日明氏が『ビッグマウス・ラウド』時代の上井氏の横領や自分へのギャラ未払いを暴露するだけでなく、追悼興行についても「どうせ売り上げ金を持って姿をくらませるんやろ」と揶揄したことがそれだ。

 このような悪い話ほどマット界では広まりやすい。しかし、前田発言の中に事実でないことも含まれているはずだから上井氏は自身のブログで反論すれば良かったのに彼は黙して語らず。当時はそういう気力もなくなっていたかもしれない。

 上井氏は『週刊ファイト』への取材拒否(03年3月)を決断したことでも分かるように、もともと血気盛んな人だった。新日プロを辞める直前に草間政一社長と大ゲンカしたときも「(草間氏の)家がどこにあるか知っているんだから・・・」とぶっそうな発言があった。

▼『週刊ファイト』メモリアル第1回 覚悟していた新日プロからの取材拒否

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▼記者座談会:14年前の金銭トラブルを週刊誌に暴露した前田日明氏の真意とその真相は?

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