[週刊ファイト3月7日号]収録 [ファイトクラブ]公開中
▼記者座談会
14年前の金銭トラブルを週刊誌に暴露した前田日明氏の真意とその真相は?
・前田発言がネット上で大炎上している
・これだけ時間が経つとギャラ未払いなど債権の法的な取り立ては困難
・それにしても1000万円という金額は多過ぎます
・上井氏は1回会見を開いて反論すべき点と謝罪すべき点を話せばいい
写真週刊誌『フライデー』(2019年3/8号 =2019年02月22日発売)誌上における前田発言がネット上で大炎上している。前田日明氏(60)が思い出したように突然、怒り出したのは新日プロ、第1次UWF、さらに『ビッグマウス・ラウド』で身内だった上井文彦氏に対して。前田氏の言い分を要約すると、『ビッグマウス・ラウド』時代の彼と村上和成のギャラがいまだ支払われていないばかりか、上井氏は会社のカネを着服したというもの。本誌評論家たちがこの前田氏の爆弾発言を検証した-。
(C)Friday 講談社
(*編注 A=『マット界舞台裏』特約記者、B=スポーツ紙記者 C=フリーのべテラン記者)
A 『フライデー』の記事を読んだプロレス関係者らの反応は『エッ!?』と驚くのじゃなく、「なんで今さら・・・」というもの。
B でしょうね。なんせ、前田氏と上井さんが『ビッグマウス・ラウド』の同志として一緒に活動したのは14年前のことだから。
C 「アイツ(上井氏)からは全く連絡がない。俺から逃げ回っている」と前田氏は言ってますが、じゃあこの10数年間、なんで民事訴訟を起こさなかったのか? と。法的措置をとっていたら上井さんの収入を差し押さえることもできたかも知れない。でも、これだけ時間が経つとギャラ未払いなど債権の法的な取り立ては困難ですよ。
B 前田氏は昔、こんなことを言ってました。「(自分の場合)怒りや憎しみは時間が経てば経つほど増してくる」と。ただ、前田氏に限らず人間、年を取ってくるとそういう精神状態になるとか。特に人生がうまく行かなかった人とか。彼にとってリングスの活動休止はもの凄くショックだったようで。
上井文彦氏
A 前田氏は「そのうち(上井氏を)ボコボコにしてやる」とも言ってます。
B まさか、やらないでしょう。上井さんがちゃんと謝罪すれば。
C ところが、謝ったら謝ったで前田氏は言い訳に受け取って余計に怒り出すのです。だから、彼ともめた人はみんなヤバイと考えて謝りに行かない。
A そもそも前田氏と村上和成選手への未払いっていうのは何のギャラですか?
村上和成選手