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鎌倉出身の大和撫子とニューヨークのプエルトリカンがこんなにうまくいくとは・・・。NXT『テイクオーバー』直前のテレビ番組回、前哨戦ということでNXT北米王者ダミアン・プリーストと女子王者・紫雷イオが異色のコンビを結成、自らNXTのパワーカップルと名乗るジョニー・ガルガノ&キャンディス・レラエ組と男女混合タッグというメイン以下、大会に向けて様々な仕込みが展開された回だった。
本誌が一貫してプッシュしてきた通り、いよいよロックンロール姉ちゃんショッツィ・ブラックハートが冒頭を飾るシングル戦に抜擢。相手は用心棒ラケル・ゴンザレスがセコンドでちょっかいを出すダコタ・カイであるが、結構新しい技も披露してよくできている。ジェフ・ハーディが毎回やる技だが、相手の腹に両足を落とすmove、これを女子の急所を狙ってやるとグぇなんだが、ショッツィはえぐい技も叩きこんでいた。
但し、ダコタがエプロンでバックドロップしたんだが、ショッツイが頭から固い箇所に落ちてしまいヤバ！ 場外でしばらく動けない二人にレフェリーが必死に確認していたんだが、しばらく時間が止まったかのような緊迫状況に。なんとか立ち上がったショッツィが丸め込むフィニッシュにしていた。
普通「○○インビテーショナル」と銘打つのは大物がやるんだが、キャメロン・グライムス様が出てきて「俺様に挑戦してみろ！」とやるんだから笑える。なんかアマレスの実績が凄そうだが、やけにちっこい奴が出てくるも一発でのしてしまうとか、そこまでは良かったんだが・・・。
ラグビー出身のリッジ･ホランドが出てきて、「いや、アンタは呼んでない」とキャメロンは焦るんだがそのまま試合へ。なんか反則決着だったと思うが、面白かったから文句はない。
８つに割れた腹筋を見せびらかすトニー・ニースなんだが、KUSHIDAとの試合はスクワッシュマッチのやられ役だった。日本語で話し英語字幕の付いた「家族ごと米国移住は大きな決断だったが、よくやく落ち着いて・・・」みたいなことを述べている。『テイクオーバー』ではベルベティーン・ドリーム戦となる。
生意気だが、次世代スターには違いないオースチン・セオリーは「俺がガントレット戦に出ていたら今頃フィン・ベイラー戦なのに」と、勝ち残ったカイル・オライリーにいちゃもんをつけ始めると、当然アダム・コールが「だったら俺とやってみろ」と。
ケツはわかりきったカードなんだが、エプロンからのドロップキックとか、入り方含めてやはりセオリーは逸材ではなかろうか。
このところ目立っているケイデン・カーターには中国娘ザイア・リーとのシングル戦がマッチメイクされた。ようやく評価されてきたというところか。負けたザイアは荒れていたんだが・・・。
普通は王座戦を前にした煽りとなると、テーブルをひっくり返してとかになるんだが、カイル・オライリーとフィン・ベイラー、さらに立会人ショーン・マイケルズのセグメントはお互いのリスペクトを語るという味のある展開に。カイルのプロ15年間を振り返るビデオの出来も非常に印象的なものだった。この試合は中身である。もの凄い名勝負になることは間違いない。
These guys really mean the World to me and the Kool Kyle you know and love wouldn’t exist without @AdamColePro @roderickstrong and @theBobbyFish #Undisputed https://t.co/kQk5cAOcI1
— Kyle O'Reilly (@KORcombat) October 1, 2020
トリがイタリア系とカリフォルニア娘の白人カップルに対して、有色人種のロックスター組なんだそうだ。なかなか絵的にも面白かったかと。
今後のWWEのPPV大会日程を見ていくと、計画が見えてくるが詳細は週刊ファイト紙面にて解き明かす。
■ WWE NXT
日時：9月30日（現地時間）
会場：米フロリダ州ウィンターパーク フルセイル大学スタジオ
◆KUSHIDA『NXTテイクオーバー31』で対戦するドリームを“踏み台”宣言
KUSHIDAが「NXTテイクオーバー31」で対戦する因縁のベルベティーン・ドリームを「踏み台にさせてもらう」と勝利宣言すると、トニー・ニースとのシングル戦ではタップアウト勝ちして大一番へ弾みをつけた。「NXTテイクオーバー31」を前にインタビューを受けたKUSHIDAは「このアメリカへの移住は自分の中で大きな事件。なかなかチャンスが巡ってこない、ベルトにも絡めない、怪我もしましたし、自分の中でジレンマ、焦り」とWWEでの苦労を英語テロップ日本語にて語った。さらにKUSHIDAは「テイクオーバーですべてを爆発させたいなと思っている。ベルベティーン・ドリーム、お前を踏み台にさせてもらう。そしてNXTのメインストーリー、中心に躍り出てやる。新しいKUSHIDAは狂暴だぞ！ 行くぜテイクオーバー！ イェーイ」と因縁のドリームとの対戦に勝利して自身のターニングポイントとすることを誓った。
続けてトニー・ニースとシングル戦に挑んだKUSHIDAはアームブリーカーやフットスタンプの連打を放ってニースを圧倒。最後はKUSHIDAが必殺のホバーボードロックでニースを捕まえるとそのまま締め上げてタップ勝ち。試合後にはドリームが会場ビジョンに現れて挑発すると、KUSHIDAはドリームを睨みつけて闘志を燃やした。KUSHIDA対ドリームの一戦が行われる「NXTテイクオーバー31」は日本時間10月5日にWWEネットワークで配信される。
◆ダミアン・プリースト紫雷イオ組！ダブル前哨戦に敗れ王座防衛赤信号
NXT女子王者紫雷イオがNXT北米王者ダミアン・プリーストとタッグを組んで挑戦者＆夫婦タッグのキャンディス・レラエ＆ジョニー・ガルガノと「NXTテイクオーバー31」のダブル前哨戦となるミックスタッグ戦で激突した。
ムーンサルトが決まってもレコニングは決めさせてもらえない。
試合前、「キャンディスより紫雷イオの方が強い。私たちがあいつら夫妻をぶっ潰してやる」と、英語テロップないまま日本語で意気込んだイオはフラップジャックやドロップキックをキャンディスに決めて攻め込むと、ガルガノが介入してイオを妨害。するとプリーストがガルガノに不意打ちのハイキック、イオもキャンディスに串刺しのダブル・ニーを叩き込むと続けてイオがプリーストと連携したクロスバディで場外の２人を蹴散らした。
その後も、イオがクロスフェイスでキャンディスを追い詰めるとガルガノがイオの足を引っ張って介入し、イオがバックブリーカーからムーンサルトをキャンディスに狙うとまたしてもガルガノが邪魔をして再三にわたりイオの攻撃を妨害。これに怒ったプリーストがスピンキックで対抗すると、イオも必殺のムーンサルトをガルガノに叩き込んだが、トドメのレコニングを狙ったプリーストがキャンディスのローブロー攻撃をレフェリーの死角で食らってしまう。これで王者組が形成逆転されると最後はプリーストがガルガノにスリングショットDDTを決められて勝負あり。
試合後にはイオも背後からキャンディスのバックスタバーを食らってしまい、ダブル前哨戦はガルガノ＆キャンディス極悪夫婦組に軍配。王者組のイオ＆プリーストは敗戦して「NXTテイクオーバー31」での王座防衛に赤信号が灯った。イオ対キャンディスのNXT女子王座戦、プリースト対ガルガノのNXT北米王座戦が行われる「NXTテイクオーバー31」は日本時間10月5日にWWEネットワークで配信される。
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