RAW宴の後レジェンド投入作戦!ミステリオ家不穏ロバート・ルード復帰

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 Clash of Championsから開けてのRAW、PPVより先にやったインターコンチの三つ巴戦は、さすが有料特番という素晴らしい試合内容で大いに満足させたが、あとにもう一度一般向け無料のテレビ番組でもやりますという方は、なんか普通になってしまいこのやり方でいいのかという課題を残すRAW回となった。


 冒頭はその特番でドリュー・マッキンタイアを加勢する側に回ったレジェンドたちリック・フレアー、ビック・ショー、クリスチャン、ショーン・マイケルズがあらためて揃い踏み。前日のおさらいを兼ねて、無料番組にもというよりも、むしろ現地月曜夜のスポーツ中継が異常に込み合った裏番組となったため。通常PPVの翌日はそれだけでも有料番組まで見てない組が好奇心からチャンネルを合わすため視聴率は上がるものだが、今回はやばいということのようだ。


 前日の終わり方からして、「ああ、もう一回やるんだなぁ」はわかっていたにせよ、マネージャーとしては弁も立っていいんだが、ニューヨークはクーインズ出身のゼリーナ・ベガ(映画『ファイティング・ファミリー』ではAJリー役)とアスカでは「格」が違うんであって・・・。


 そのPPV大会でイマイチ速報段階でよくわからなかったのがRAWタッグ王座戦だ。ようやく事情がわかってきて、エンジェル・ガザが左足をくじいたようで画面には出なかったんだがリング下にはドクターが駆けつけていたそうだ。ただ、伝達ミスというか闘っている選手たちはLet’s Go Homeの指示が出たことが知らされておらず、明らかにカウント2でキックアウトしているのにレフェリーは3を叩いて試合を終わらせてしまった経緯である。別にケツはもとから変わってないのだが、勝ったのに喜ぶどころか憮然とした表情だったストリート・プロフィッツの謎が解けた。それにしても可哀そうなのはアンドラデだ。現場監督としてのポール・ヘイマンが左遷されて後ろ盾がいなくなり、スペイン語組からゼリーナ・ベガが居なくなっただけでなく、ガザとは仲間割れなのか戻ったのかストーリーが二転三転のまま。そのアンドラデのマイクから始まったカードなんだが。

 対戦相手がキース・リーという・・・。


ミステリオ家の物語にはジェリー・ローラーが司会に登場。

 そりゃ19歳のアリーヤちゃんからHappy Birthdayとスマホのメッセージが来たら、おじさんは喜んじゃうと思うんだが、マーフィーとセス・ロリンズも仲間割れしたのかしてないのか依然として曖昧のまま。

 兄ドミニクに怒られてアリーヤが一人で帰ってしまうと、ドミニクは「マーフィーとやってやる!」ということに。PPVに出してもらえなかった面子ではラナ&ナタリアが登場。前日、ニッキー・クロスが消え、女子タッグ王座戦がなかったのはやはりコロナ。ラナたちは「私たちがいる」とアピールするんだが、RAWに移籍したマンディ・ローズはダナ・ブルックスと金髪組を結成となった。


 ということで女子タッグのカードもあってマンディがフォール取ってたけど、単なるTVマッチである。


 ケビン・オーエンvs.アリスター・ブラックもあったんですが・・・。


 職人マーフィーとドミニクは毎度スイングするんだが、早く月曜夜の救世主軍から離脱してベビーフェイス・ターン希望なのは果たして本誌だけなのか?

 最後にアリーヤが出てきて兄をひっぱたくと。to be continued…


 RAW番組用の隠し玉は、久しぶりにケガからリング復帰のロバート・ルードが、ドリュー・マッキンタイアの「オープン・チャレンジ宣言」を受けてドルフ・ジグラーと出てきたこと。但し、今回RETRIBUTIONにコロナが発覚したことで出番ナシ。RAWアンダーグラウンドも説明ないままなかったことになっていた。


 RETRIBUTIONの黒幕だったということにするのか、LEGENDS LOUNGEで賭けトランプやってるリック・フレアーたちに、清掃員に化けた“レジェンドキラー”ランディ・オートンが部屋のスイッチを切って暗くしてパイプ椅子で闇討ちするエンディングであった。

■ WWE RAW
日時:9月28日(現地時間)
会場:米フロリダ州オーランド サンダードーム(アムウェイセンター)

◆“女帝”アスカがゼリーナ相手に2日連続の王座防衛

 “明日の女帝”こと王者アスカが前日のPPV「クラッシュ・オブ・チャンピオンズ」の再戦となるRAW女子王座戦でゼリーナ・ベガと再び激突した。試合前からアスカは「お前が私に負ける準備ができてるといいがな」とゼリーナを挑発すると試合では序盤からアーム・バーを決めて攻め込んだ。さらにゼリーナのビンタを食らったアスカは表情を一変させて強烈なポップアップ・ニー・ストライクを叩き込むと、串刺しヒップアタックやジャーマン・スープレックス、スライディング・ニーと怒涛の連続攻撃を放った。一方のゼリーナも昨日の試合でダメージが残るアスカの左腕をアームロックで締め上げるとバックスタバーからムーンサルトを狙ったが、逆にアスカがゼリーナをアスカロックで捕まえてタップ勝ち。アスカはゼリーナ相手に2日連続で王座防衛に成功した。

◆サメに食われたハズの戸澤陽、Dグラックの裏切りで24/7王座奪還ならず

 “忍者”戸澤陽が王者Rトゥルース、ドリュー・グラックを相手にトリプルスレット24/7王座戦で激突した。バックステージで王座の奪い合いを展開した3人だったが、試合では戸澤とグラックが共闘。序盤から戸澤とグラックがRトゥルースに襲い掛かるとターンバックルに叩きつけて攻め込んだ。その後はRトゥルースがフォールの取り合いで揉める戸澤とグラックにクローズラインを放つと2人もスープレックスで反撃。しかし、グラックが突如裏切って戸澤を攻撃すると、捕まえたRトゥルースを必殺のグロックで締め上げたが、ここで戸澤が放ったダイビング・セントーンがグラックにヒットし、辛うじてこれを回避したRトゥルースが戸澤にフェイスバスター、グラックにアティテュード・アジャストメントを決めて3カウント。戸澤は王座奪還ならず、Rトゥルースが王座防衛に成功した。

◆“レジェンドキラー”オートンがレジェンドたちをパイプ椅子で闇討ち

 昨日のPPV「クラッシュ・オブ・チャンピオンズ」でオートンに報復したWWEレジェンドのリック・フレアー、ビック・ショー、クリスチャン、ショーン・マイケルズが王者ドリュー・マッキンタイアと番組オープニングに登場すると、マッキンタイアはレジェンドたちのサポートに感謝を示して王座防衛を誇った。すると突如会場ビジョンにオートンが姿を見せると「お前との闘いは俺がWWE王者になるまで終わらない。レジェンドキラーに逆らった奴は代償を払うことになるぞ」とマッキンタイアやレジェンドたちに忠告した。

 さらにマッキンタイアがオープンチャレンジを提案してメインのWWE王座戦で復帰した“グロリアス”ロバート・ルード(withドルフ・ジグラー)と対戦。マッキンタイアはルードのグロリアスDDTを食らいながらも、最後は必殺のクレイモアでルードを沈めて王座防衛を果たした。すると試合後、清掃員に扮したフード姿のオートンがレジェンドたちの控室に姿を現すと、電気を消してレジェンドたちをパイプ椅子で襲撃した。


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