裁判プロレス新局面! 川上孝行氏、ブシロードファイトへの提訴を取り下げ、スター☆ダム&ロッシー小川氏を提訴へ!!

 9月10日(木)、『スターダムアイドルズ』元プロデューサー川上孝行氏と株式会社ネクストリビューション側がブシロートファイトへの提訴を取り下げ、『裁判プロレス』がいよいよ新たな局面へ移る事になった。

7月27日の第1回口頭弁論は下記参照

『裁判プロレス』第1ラウンドゴング! 第一回口頭弁論で異例の長丁場45分!!

 株式会社ネクストリビューションによる株式会社ブシロードファイトへの損害賠償請求訴訟(令和2年 第3831号)第2回口頭弁論は9月10日(月)10:30~東京地裁632号法廷にて行われた。

 前回同様、ネクストリビューション側は、スターダムアイドルズのプロデューサーでもあった川上孝行氏、ブシロードファイトからは代理人2名が出廷、小谷岳史裁判官、奥垣内仁書記官が担当した。
別事件もあって、若干時間が押した10:36、傍聴席はコロナウイルス感染対策で20席中8席のみ使用可のままとなっており、スターダムアイドルズの石井元マネージャー、弊誌の他に傍聴人が座り、一時立ち見も出る超満員札止めで『裁判プロレス』第2ラウンドはゴング。

 しかし、異例の口頭弁論45分という長丁場だった前回に比べ、今回は短時間で終了。
 というのも、被告ブシロートファイト側が
「ブシロードファイトはスターダムの債務を継承をしていないので訴えそのものが無効」
との主張の証拠として、ブシロードファイト(旧キックスロード)と、株式会社スターダムとの業務譲渡の契約書を提出していたため。

 この証拠に、原告である株式会社ネクストリビューション側は提訴を取り下げ、ブシロードファイト側もこれを了承した。
 このあと、原告側が返還を求めている動産(道場の備品)の引き取りに関し、裁判官が調整を申し出ると、川上孝行氏がこれを拒否。
 ブシロードファイト代理人側は、株式会社ネクストリビューション側が道場に置いていったと主張している為に、これの引き取りには同意しているが、川上孝行氏は、
「ブシロードファイトは我々の提訴相手でない事がハッキリした以上は、当事者以外と一切交渉したくない」
と強硬に主張。
小谷岳史裁判官は
「取り戻せる物については取り戻した方が良いのではないか」
と取りなし、ブシロードファイト代理人も
「誰の物であっても返せる根拠があるので、我々としては返したい」
と困惑したが、川上孝行氏は
「解釈の違いです」
とキッパリ。

 こうして10:40分に閉廷となった。

 元々この訴訟は、昨年末ネクストリビューション側からの
「買収前のスターダムの債務を請求する相手先はどこなのか」
という質問に、ブシロードファイト側が回答していればする必要の無かった、
「債務者確認の為の訴訟」
だったとも言える。

 しかし、今回
「秘匿性が高い」(ブシロードファイト代理人)
としてかなりの部分を黒塗りで開示された契約書で、キックスロード(現ブシロードファイト)が事業譲渡を受けたのは「スター☆ダム」の興行に関する権利一式、言わば「のれん」のみで、株式会社スターダムという会社組織は、現在もロッシー小川こと小川宏氏が代表のままで現存している事が判明。

 そしてブシロートファイト側の主張通りスター☆ダムの負債は継承されていない事も確認された。
 また、契約書に添付された収入印紙の額面が20000円だった事から、その事業譲渡の金額が1000万円〜5000万円の間だった事も明らかになった。

 川上孝行氏は、これらの事実を踏まえ、
「本来する必要の無かったブシロードファイトへの提訴は今日で終了して、ようやく目的のスターダム、ロッシー小川氏本人を訴える事が出来ます」
と、清々しい表情。

 中野たむなど所属選手個人への裁判は継続して行われているが、ネクストリビューション、スターダムアイドルズ川上孝行氏側とすれば、ようやくメインイベントの対戦相手がスターダムとロッシー小川氏である事を発表するところへこぎ着けたいったところ。

 

 一旦はノーコンテストとなった裁判プロレスは、バレバレだったマスクマンの素顔が明らかになった事で、今ようやくメインイベントのゴングが鳴ろうとしている。

【以下川上のコメント】
「今回のブシロードファイト社の提訴取下げは想定内の範疇でした。今回、ブシロードファイト社には7件の提訴を行いましたが、スターダム及びロッシー小川氏に対しての提訴は15件を予定。前回、提訴の予定になかった元スターダム所属の花月、葉月を引退に追い込んだ部分も提訴に盛り込みました。」
「また9月28日にスターダム所属で元スターダム★アイドルズの星野唯月が引退しますが、この件に関しても引退後も星野唯月に対しては継続して提訴を続けると共に、太田プロ所属でスターダムに専属出演している上谷沙弥に関しても、既にSNSで発表の通り衣装デザインの盗用、金銭を騙し取ろうとした詐欺行為で提起中で、同じく太田プロ所属で元スターダム練習生でスターダム★アイドルズのお笑い芸人、本日は晴天なりの提訴準備も整いました」
「故木村花さんの自殺以降、誹謗中傷問題のハードルが下がりましたが、弊社及び私個人をSNS、5ちゃんねるなどの掲示板で誹謗中傷した者に対するプロバイダー等の情報開示請求を弁護士に依頼し名誉毀損や業務妨害で今後、提訴していく事も視野に入れてます」
「スターダム、ロッシー小川氏に関しては2年間、極めて近い位置で運営に携わって来ましたので叩けばいくらでも埃はでます。今度は容赦なくやらせて頂きます」