フェリーノがカベルナリオに反則勝ち!Lucha Libre CMLL

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 9月4日(現地時間)にメキシコシティ・アレナメヒコで収録されたCMLLの試合がメキシコで放送された。
 新型コロナ自粛に伴い、特に被害の大きいメキシコではプロレスに限らず全ての興行が自粛となり、CMLLも定期戦は3月以降、開催する事が出来なかった。そして8月になり、遂にメキシコ政府がCMLLに無観客試合を行うことを許可した為、8月にまず無観客大会を開催、そして9月から本格的にスケジュールを組んで大会を開催していくことになった。まずは9月最初の大会、メインはいきなり抗争中のバルバロ・カベルナリオとフェリーノがシングルマッチで激突した。ネグロ・カサス率いるルードユニット、ラ・ぺステ・ネグラのメンバーだった二人だが、仲間割れを起こしリーダーであるカサスの制止も聞かず激しくやり合うようになった両雄は、最終決着戦であるカベジェラ戦(敗者、髪切りマッチ)を行う事が決定していたものの、コロナ自粛で一切、興行が出来なくなってしまった為、全てが白紙となった。今回は仕切り直しとなる。試合はまずフェリーノがフォールを奪って先制するが、すぐにカベルナリオも必殺のカベルナリアを極めて二本目を取り返した。そして運命の三本目だが、カベルナリオは激戦で足を痛めたらしく、足を引きずって試合となってしまった。そして最後はカベルナリオが反則のローブローをフェリーノに決めてしまい反則負け。今回は反則での決着となり、この抗争はまだまだ激化しそうだ。
 セミファイナルはボラドールJr.、バンディード、フライヤーのテクニコ軍が、サンソン、エウフォリア、グラン・ゲレーロというルード軍と対戦。まさにテクニコとルードの真正面からの戦いとなった。試合はまずサンソンがフライヤーを、ゲレーロがバンディードを仕留めルード軍が先制。しかし二本目はボラドールJr.がサンソンを、フライヤーがエウフォリアを仕留めて一対一のタイに持ち込んだ。そして運命の三本目、ボラドールJr.とゲレーロがやり合うが、なんとゲレーロが覆面を自ら脱いで、ボラドールJr.の反則だとアピール。これをレフェリーが信じてテクニコ軍が反則負けとなってしまったのだった。激怒したボラドールJr.はゲレーロにシングルマッチを要求。これを受けてこの両雄は一対一で激突することになりそうだ。

■ Lucha Libre CMLL
日時:2020年9月4日(現地時間・放送日)
会場:メキシコ合衆国メキシコシティ・アレナメヒコ

<シングルマッチ>
○フェリーノ
 2-1
●バルバロ・カベルナリオ

<6人タッグマッチ>
○サンソン、エウフォリア、グラン・ゲレーロ
 2-1
●ボラドールJr.、バンディード、フライヤー

<タッグマッチ>
○ダリス、レイナ・イシス
 2-1
●マルセラ、プリンセサ・スヘイ

<タッグマッチ>
○エスピリトゥ・ネグロ、レイ・コメタ
 2-1
●ゲレーロ・マヤJr.、アウダス

<シングルマッチ>
○コヨーテ
 2-1
●ダイアモンド