AEW有観客SゲバラMハーディ殺戮流血戦!FTR挑戦権-エリート追放Hペイジ

(c) AEW

 そもそもNBAプレーオフ中継優先で現地木曜夜にズレたDynamiteであるが、なにしろ社会情勢から他スポーツもどうなるかわからず流動的。来週は一応は元の水曜らしいが、今度はNXTの方が一日早く火曜になるため番組副題をSuper Tuesdayと売り込んでいる。Dynamite実況のJRことジム・ロスも、予定では来週水曜みたいな言い回しにしていたから、なにが起こるかわからない。プロレス番組見ているどころの騒ぎじゃないだろうという、米国内は不穏な情勢になってるのだ。

■ AEW Dynamite
日時:8月27日(現地時間)
会場:米フロリダ州ジャクソンビル デイリーズ・プレイス

 この大会からキャパ1割の500人だけはチケット売って客を入れたんで、そこは客がDEMO GODことクリス・ジェリコ様の入場には♪Judusを歌うとかはあるものの、日本の有観客だと「大声出さないでください」となるんだが・・・。修正の利かないLIVE中継の怖さもあれば、盛沢山にあれこれ詰め込んだものの、ごちゃごちゃし過ぎた2時間番組ではあった。


 最初の試合はタッグ王座挑戦者決定のガントレット戦ということで、ヤングバックスがダスティン・ローデス&QTマーシャルのナチュラル・ナイトメアを下すところから。気になったのはマット・ジャクソンがヒゲを剃ってしまって、よく見ればもみあげの長さが違うとはいえ、ニックと区別がつかない。これじゃわからないと思いながら見ることになる。


 残ったバックスに、続くベストフレンズの対決では、ハングマン・ペイジがニックの足を捕まえてメルツアー・ドライバーをやれなくしたことで負けに。実況のクリス・ジェリコは「カウボーイは信用できない」とやっていた。

 あとのバーのセグメントでは、ウィスキーを飲もうとするペイジにバックスが詰め寄りエリートからの三行半を言い渡すスキットに。仲間割れアングルはこの回となったのであった。


 そして残ったベストフレンズをFTRが成敗して、PPV『ALL OUT』でタッグ王座挑戦となるのはFTRという流れである。


 ランス・アーチャーがEBDクローでショーン・マルタをフォールするカードが続く。ジェイク・ロバーツも出てました。


 MJFプロモのお時間は3回カーソル動かして聞き惚れるほど面白い。今回はジョン・モクスリーがPWI誌選定ランキング1位になったことの宣伝も挟んである。MOXの活躍に異論はないが、PWI誌のランキングになんかもう権威ありません。『ALL OUT』大会までもう1回Dynamiteあるから、そこでMJFの弁護士がMOXの生贄になるという契約書最後の17ページ目に条項があったというコントであった。


 エディ・キングストンをマネージャー役にしたルチャ兄弟とブッチャー&ブレイド組に、ジョーイ・ジャネーラ&ソニー・キス、さらにブライアン・ピルマンJr.&グリフ・ギャリソン組の8人タッグもマッチメイク。AEWは公式写真のマスコミ配布がかなり遅く、写真を見ながら思い出すのはおかまちゃんソニー・キスは面白かったくらいなんだが・・・。


 Codyを倒してTNT王座を戴冠したMr.ブロディ・リーのダークオーダー軍によるお祝いセレモニーも挿入。思い起こせばWWEではブレイ・ワイアット怪奇軍のサイドキック役だったのに、AEWではレスリング実力者であることも披露してと、WWEでは埋もれていた選手だったが・・・。

 美人アナ・ジェイが、NXTでは生かされなかったブラジルの柔術家にしてこれまた美人のタイナラ・コンティを勧誘していた。ダークオーダーのセグメント自体が、WWEへの当てつけなのは述べるまでもない。


 女子カードはグタグタに。まだ車椅子のブリット・ベイカーと抗争するビッグ・スウォールが1対2のハンディキャップ戦で、ベイカーのメイクアップ係のレバ(元TNA選手)、ケガから復帰したらしいペネロピ・フォードと対戦するんだが・・・。先に試合が始まってペネロピがスウォールに技やろうとしたところでゴングが鳴って、それに驚いたのか失敗して頭から落としてしまうとか、LIVE中継だからカット出来ません。実況席のクリス・ジェリコは、大きな音に驚いたんだろうと庇っていたが、AEWの女子部門はイマイチか。NWAから乗り込んでくるサンダー・ロサの紹介ビデオには、Smashing Pumpkinsのビリー・コーガン社長が「王者対決どんどんやるべきだ」と音声収録されていた。志田光戦に期待するしかない。


 試合のトリは、サミー・ゲバラ君が不用意に投げた椅子がマット・ハーディの顔面を直撃、目だったら失明になっていたというガチ事件から派生した遺恨戦で、テーブルマッチというお膳立てに。

 ただ、こちらも危険な展開になってしまい二人ともガチ流血、トップ画像にあるようにサミー君は側頭部をざっくりと切っていた。テーブルに叩きつけた方が勝ちというルールで、ゲバラが勝利していたが正直危ない。


 番組はテーブル戦が終わりではなく、『All Out』で三度目対決となるオレンジ・キャシディが突如、実況席のジェリコを急襲。ボコる乱闘の絵となっている。


※月額999円ファイトクラブで読む(クレジットカード、銀行振込対応)
▼策略悪ローマン・レインズ戴冠!女子タッグ陥落~ミステリオ親子Payback

[ファイトクラブ]策略悪ローマン・レインズ戴冠!女子タッグ陥落~ミステリオ親子Payback

▼業界沈没阻止!猪木ism最後の継承者・木村プロ-神宮寺しし丸-イリエマン放談+α

[ファイトクラブ]業界沈没阻止!猪木ism最後の継承者・木村プロ-神宮寺しし丸-イリエマン放談+α

※500円電子書籍e-bookで読む(カード決済ダウンロード即刻、銀行振込対応)
’20年09月10日号新日神宮球場 WWEペイバック ぱんちゃんREBELS ラウェイWLC 木村花