RAWキース・リーxランディ・オートン『ペイバック』Rレインズ王座挑戦トリプルスレッド


 前日王座防衛のドリュー・マッキンタイアのプロモから。パフォーマンス・センターでは無理なサンダードームなので、派手に花火はバンバンやりますということに。大人のファンの興味は一週間後にまたPPV大会『ペイバック』という実験をやるWWEが、再戦ということにするのか別のカードを模索するのかだが・・・。


 試合は女子のシェイナ・ベイズラーvs.ベイリーから。ただ、ナイア・ジャックスが介入してこの日、一発目のうやむや決着に。悪い予感である。


 アリスター・ブラックはキャラ・チェンジとか言われていたんだが・・・。ケビン・オーエンズの「KOショー」に私服、目に包帯という格好で出てきたもののバックハンドで叩いてブラックマスでKOをKOする。


 24/7王座の4way戦って・・・。とうに冗談扱いにされているベルトに出てくるセドリック・アレキサンダーや、この時点の王者らしい(忘れたよ!)シェルトン・ベンジャミンは可哀そうとの思いが先立つのだが。この王座常連のRトゥルースを戸澤陽が丸め込んで王者に返り咲き。


 ランディ・オートンの前日の弁明場面で、キース・リーのお出ましに。「今スグにでもやってやる」と後半の伏線に。


 モンテズ・フォードとエンジェル・ガザのシングル戦は、ゼリーナがハイヒールでなくリングシューズで出てきたので絡むなぁと。ケツはフロッグ・スプラッシュが決まる。ただ、試合デザインとしてはレディー・キラーのガザがインタビュアーのデミ・バーネットをものにしようとするが、ストリート・プロフィッツと同盟軍バイキング・レイダースの「キュート」(笑)ということになっているアイヴァーに取られるストーリが軸で試合はどうでもイイ扱いだ。

 ここでバックステージのセグメントになり、ナイア・ジャックスが「共通のタッグ王座奪取のために組もう」とシェイナ・ベイズリーに呼びかける。シェイナは軽くスラップしていたが、やるしかないということだろう。


 リング上では引き続きゼリーナ・ベガがアイコニックスと組んで、ルビー・ライオット&リブ・モーガンにビアンカ・ブレアを加えた6人タッグで試合。ここはビアンカがゼリーナにKODとなるんだが、24/7王座戦といいPPVに出てない選手を組ませただけで、アイコニックに挟まるとゼリーナの小ささが際立ってしまったかも。


 元重量挙げの怪力男マーク・ヘンリーさんがゲストに出てくれるということで、アポロ・クルーズとボビー・ラシュリーでアームレスリングやらせるんだが、足を踏んづけてアポロがズル勝ちの結末に。


 白いドレスのナタリアとラナが出てきて、「ナタリアはHall of Fameに値する」とかお友達を持ち上げるセグメントが挿入。NXTのコーチ役だけでなく、ちょこっと現役復帰?で出たりもしたミッキー・ジェームスが、Hall of Fameを想定してもキャリア・ハイライトの映像が作れないとコケにされてキックを見舞うという・・・。ラナはノーパンだったかも。


 東部時間夜10時、3時間目からはRAWアンダーグラウンドで、ここではドルフ・ジグラーが強いということなんだが・・・。あとの順番ではボビー・ラシュリーvs.セドリック・アレキサンダーもやっていたが、やる意味あるのだろうか?


 ここで早くもキース・リーvs.ランディ・オートンが実現。ただ、またうやむやになって『ペイバック』での再戦に。


 PPVでやったカードを再度、有料配信なんか買わないというライト層向けにもう一度というのがアスカvs.サーシャ・バンクスでも・・・。ここではシェイナ・ベイズラーが介入というオマケはあったが、アスカが一日天下なんてことにならないのは当然か。


 トリはミステリオ親子がタッグ結成して、セス・ロリンズ&マーフィー組と闘う。ただ、こちらもRETRIBUTIONが出てきてうやむや決着に・・・。

 黒装束軍団、どうなんでしょうか?

■ WWE RAW
日時:8月24日(現地時間)
会場:米フロリダ州オーランド サンダードーム(アムウェイセンター)

◆戸澤が“忍者パワー”で24/7王座奪還に成功

 “忍者”戸澤陽(with忍者軍団)が24/7王座奪還に成功に成功した。フェイタル4ウェイ24/7王座戦に挑んだ戸澤はシェルトン・ベンジャミンに場外に投げ飛ばされるも、忍者軍団がキャッチして戸澤をエプロンに戻した。そして戸澤が「忍者パワー」と絶叫すると、今度はRトゥルースが捕まえたベンジャミンを戸澤に向かって投げ飛ばしたが、かわした戸澤がRトゥルースをすかさず丸め込んで3カウント。戸澤が“忍者パワー”でフェイタル4ウェイを制して24/7王座に再び返り咲きを果たした。

◆“女帝”アスカがサーシャとのリマッチを制して王座防衛

 RAW女子王座奪還に成功した“女帝”アスカが“ボス”ことサーシャ・バンクス w/ベイリーとPPV「サマースラム」のリマッチとなる女子王座ランバージャック戦で激突した。ベイリーと共に女子スーパースターたちがリングを取り囲む中、アスカはヒップアタックを放ってサーシャに攻め込んだが、場外ではベイリーの攻撃を受けながらリングに押し戻された。それでもアスカはDDTやアンクルロック、エプロンからのスライディングキックをサーシャに決めて試合を優勢に進めるも、場外のベイリーに反撃を狙うと背後からサーシャに攻撃を許してフロッグスプラッシュを決められてしまう。このチャンスにサーシャはベイリーにパイプ椅子使用を示唆するも、これはPPV「ペイバック」でベイリー&サーシャとのWWE女子タッグ王座戦が決定したシェイナ・ベイズラーがベイリーの足を引っ張って妨害し、最後はアスカが隙をついたアスカロックでサーシャを捕まえてタップ勝ち。前日のPPV「サマースラム」に続き、再戦でもアスカがサーシャに勝利して王座防衛に成功した。

 ベイリー&サーシャ対シェイナ&ナイア・ジャックスのWWE女子タッグ王座戦が行われるPPV「ペイバック」は日本時間8月31日にWWEネットワークで配信される。

◆“毒蛇”オートンと元NXT2冠王者リーがPPV「ペイバック」で決定

 “毒蛇”ランディ・オートンと元NXT2冠王者キース・リーがPPV「ペイバック」で対戦することが決定した。オープニングに登場したWWE王者ドリュー・マッキンタイアが「オートンは強い相手だったが、俺は王座防衛に成功した。次の挑戦者が誰か楽しみだ」と前日のPPV「サマースラム」を振り返えると、そのオートンがリングを去るマッキンタイアを襲撃してパントキック2発を叩き込んだ。その後、リングに現れたオートンが「2度蹴り飛ばして楽しかったぞ」とマッキンタイアを挑発すると、そこへマッキンタイアの盟友でRAW昇格を果たした元NXT2冠王者リーが登場。リーはオートンと対峙すると「刺激的な対戦相手を探してるんだろ。マッキンタイアの代わりに今すぐ俺との一騎打ちはどうだ?」と対戦要求をして2人の対戦が決定した。

 序盤、リーは掴んだオートンの拳を握り潰すとベリー・トゥ・ベリーで投げ飛ばしてそのパワーを見せつけると、オートンもポストに叩きつけたリーをスリーパーで捕まえて反撃した。さらにオートンがエレベイテッドDDTからリーに止めを狙うと、突如現れたマッキンタイアがオートンを襲撃して試合は反則裁定。その後、今度はオートンがバックステージでマッキンタイアを再襲してこの日3発目のパントキックを放って病院送りにすると、リーは「マッキンタイアはタフだから大丈夫だと思うが、オートンは許せない」とオートンに報復を誓って2人の再戦がPPV「ペイバック」で決定した。オートン対リーの再戦が行われるPPV「ペイバック」は日本時間8月31日にWWEネットワークで配信される。

◆ザ・フィーンド、レインズ、ストローマンによるユニバーサル王座戦がPPV「ペイバック」で決定

 電撃復帰したローマン・レインズと新王者“ザ・フィーンド”ブレイ・ワイアット、ブラウン・ストローマンがユニバーサル王座トリプルスレット戦で対戦することが発表された。前日のPPV「サマースラム」でザ・フィーンドがストローマンを撃破して新ユニバーサル王者となると、王座を狙うレインズがザ・フィーンドとストローマンに奇襲。レインズは渾身のスピアーで2人をKOした結果3人によるユニバーサル王座戦が決定し、日本時間8月29日のSmackDownでは王座戦の調印式が行われることも発表された。ザ・フィーンド、レインズ、ストローマンによるユニバーサル王座トリプルスレット戦が行われるPPV「ペイバック」は日本時間8月31日にWWEネットワークで配信される。

◆アポロ・クルーズvs.ボビー・ラシュリー戦も発表


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’20年09月03日号WWEサンダードーム真夏祭典 前田ノア武藤 Pan中止DEEP RISE 佐山聡