動けない棚橋との間に不協和音!? 飯伏が出した答えは「もう決まってるから」棚橋との絆を確かめて6人タッグ王座決定トーナメント2回戦進出

 7日、新日本プロレスが後楽園ホール大会4連戦の2日目を迎えた。

 メインとなる「第21代NEVER無差別級6人タッグ王座決定トーナメント」1回戦では、IWGPタッグ戦線の遺恨がある棚橋弘至&飯伏幸太とタイチ&ザック・セイバーJr.がそれぞれマスター・ワト、金丸義信を加えた顔合わせでぶつかる。ここのところ試合途中で動きが止まってしまうことも多く勝敗重視の試合での不安が残る棚橋だが、気合い十分で「俺が行くから」と先発志願だ。とはいえこの日もタイチ組につかまり、タイチは捕獲した棚橋への攻撃を「トドメを刺せ」と飯伏に促してタッグ解消を画策する。

 リングインした飯伏は棚橋に対して歩を進めるが・・・仲間割れはナシ!! 飯伏は一転してタイチ&ザックにエルボーを見舞う。この飯伏のサポートを経て棚橋はタイチを丸め込んで勝利。一瞬の隙を突かれたことに怒ったタイチ組は棚橋に追撃すると、棚橋組は勝利を観客にアピールすることもかなわず。ここでタイチが飯伏に「チャンスをくれてやる。選べよ早く」と、棚橋につくのかタイチ組に寝返るのか迫った。「もう決まってるから」と返答した飯伏は棚橋に肩を貸し、タッグ継続の意思表示。生じかねなかった不協和音は返上され、6人タッグ王座決定トーナメント2回戦を共闘することとなった。

 タオルやお手製ウチワなどでの棚橋への応援も相次いだこの日。棚橋&飯伏がどこまで勝ち上がれるか、飯伏がどこまで棚橋の神っぷりをまとえるかがテーマとなってきそうだ。

 
■新日本プロレス SUMMER STRUGGLE 2020
日時:8月7日(金)18:30
会場:東京・後楽園ホール 観衆698人(札止め=主催者発表)

<第1試合>
○永田裕志
  8分06秒 ナガタロックII
●上村優也

<第2試合>
天山広吉
○小島聡
  8分52秒 ラリアット⇒体固め
●辻陽太
ゲイブリエル・キッド

<第3試合>
矢野通
オカダ・カズチカ
○SHO
  9分16秒 腕ひしぎ逆十字固め
●DOUKI
エル・デスペラード
鈴木みのる

<第4試合>
BUSHI
鷹木信悟
内藤哲也
○SANADA
  13分26秒 Scull End
●外道
石森太二
ディック東郷
EVIL

<第5試合/「第21代NEVER無差別級6人タッグ王座決定トーナメント」1回戦>
石井智宏
後藤洋央紀
○YOSHI-HASHI
  11分53秒 バタフライロック
●本間朋晃
田口隆祐
真壁刀義

<第6試合/「第21代NEVER無差別級6人タッグ王座決定トーナメント」1回戦>
マスター・ワト
飯伏幸太
○棚橋弘至
  16分53秒 前方回転エビ固め
●タイチ
金丸義信
ザック・セイバーJr.