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冒頭からいきなり注目のダコタ・カイvs.リア･リプリー戦。リアはもともと金髪なんだが、近年は色が落ちていたので茶色に染めていたが、今回はプラチナ・ブロンドに仕上げてきた。
尺をもらったし、女子と思えないような激しい試合でボコボコやりあう。最初はリアが、そして終盤はダコタがかの大女用心棒ラクエル・ゴンアレスなしでも凄い試合をすることが明白になり結構なことだ。RAWのシェイナ・ベイズラーvs.サーシャ・バンクスのような緩い内容はNXTユニバースには求められてない。レフェリーはドレイク・ヤンガーである。リアの必殺もダコタは返していたからケツは読めるのだがなるほどと。
売り出されているブロンソン･リードに対するは、すっかり職人役になってるシェイン･ソーン教官（TMDKのヘイスト）となれば、巨漢のダイビングスプラッシュが決まるのはお約束ながら、この二人はオーストラリアではタッグも組んでいたようで、上手く教官がブロンソンの良さを引き出していたのは必見だ。
NXT北米王座争奪のリーグ戦は、すべて3way戦という新機軸なんだが、その組み合わせがイマイチよく意図がわからない変わった組み合わせであり、そうするならインチキでいいから「くじでこのカードになった」とやった方が納得なんだが・・・。今回の3選手ではラグビーから転向したリッジ･ホランドの実質デビュー戦であり、豪快なラリアットといいなかなかだが、まだぎこちないのは否めない。
ここは順当にというか、ダミアン・プリーストがオニー･ローカンにレコニングを極めて決勝のラダー戦に駒を進めるのだが、表面上の勝った負けたでない観点から見ているユニバースなら職人ローカンこそが試合を成立させていたとわかる。ちなみにすでに決勝進出だったデクスター・ルミスだが、かかとを怪我したとのことでフィン・ベイラーやジョニー・ガルガノらに敗者復活戦の機会が巡ってきている。
キース･リーvs.キャメロン･グライムスとなれば、最後はスピリットボムが決まるのは見えるんだが、職人キャメロンもリーの良さを引き出しており上手い。最後は当然、スカーレットのプロモになりスクリーンにはキャリオン・クロスが出てきて「照準はリーだけ」だと。
番組の途中で会場入りしようとするブリザンゴの二人がサントス･エスコバ（ファンタズマ息子）率いるスペイン語軍が襲うスキットがあり、ファンダンゴが例のワゴン車に連れ去られたんだが、そのフォローは一体どうなったのか？ なんの説明もなくファンダンゴもタイラー・ブリーズもリングに出てきて、そこでも再度拉致軍がベビーフェイスを痛めつけるのだが、ルチャの伝統がどうのと演説するものの、このグループはいまいち中途半端かも。
ダコタ・カイが強豪リア・リプリーに勝利となれば、試合順であとのティーガン・ノックスが、インディ・ハートウェルにシャイ二エスト・ウィザードを決めるのは当然かも。ただ、この試合から実況席に加わった元NFLスターでYouTube番組持っているパット･マカフィーがやかましくやりだして、試合自体はどうでもイイ扱いにされている。
トリはひげ面になったカイル･オライリーが、盟友ボビー･フィッシュと組んで久しぶりの試合。相手がインぺリアムのマーセル･バーセル&ファビアン･エイクナーとなれば、これはもうアンディスピューティド・エラがベビーフェイスなのは確定だろう。
このカードもさらに、同時進行で実況席のパット･マカフィーと、セコンドについているアダム・コールの因縁が再発という趣向にデザインされている。だんだんそっちの比重が高くなり、せっかくイイ試合リングで行われているのに実況の内容はマカフィーが焦点に。アダム・コールがやられてNXT首脳陣たるショーン・マイケルズ、トリプルHも出てくるのだ。
結局、アダム・コールが横たわるエンディング。まぁ一般向けには元NFLスターの起用が大きいという判断になろう。
■ WWE NXT
日時：8月5日（現地放送時間）
会場：米フロリダ州オーランド近郊 フルセイル大学スタジオ
◆紫雷イオの挑戦者はダコタ・カイ！『NXTテイクオーバーXXX』注目
スターダム時代から続く紫雷イオ対ダコタ・カイの切り札カードが、『NXTテイクオーバーXXX』のNXT女子王座戦として行われることが決定した。
NXTで紫雷イオと抗争を展開するダコタがリア・リプリーと次期NXT女子王座挑戦者決定戦で激突。パワーに勝るリアがダコタを圧倒したが、試合途中に猛女メルセデス・マルティネスがレフェリーの死角から現れてビックブートをリアに叩き込むと、すかさずダコタがGTKでリアに止めを刺して３カウント。ダコタが逆転勝ちでNXT女子王座挑戦権を獲得した。メルセデスの靴底はギザギザで危ない。リアは口中切って流血していた。
イオはこの結果に「なるほどね」と王者の余裕を感じさせるツイートを投稿した。「NXTテイクオーバーXXX」は日本時間8月23日にWWEネットワークで配信される。
◆KUSHIDAがトリプルスレット・シリーズ戦に参戦決定！
KUSHIDAが次週のNXTで行われるトリプルスレット・シリーズ戦へ参戦することが決定した。このトリプルスレット・シリーズ戦は「NXTテイクオーバーXXX」で行われる北米王座決定ラダー戦の予選として行われ、３人の内でKUSHIDAとキャメロン・グライムスの２人の参戦が発表された。すでにブロンソン･リードとダミアン･プリーストがトリプルスレット・シリーズ戦に勝利して予選を突破。同じく予選突破したデクスター･ルミスは負傷欠場となったため、次週の予選最終戦の勝者と、予選４試合でフォール負けまたはタップアウトしていないスーパースターによる２試合のシングル戦の勝者が５人で行われる王座決定ラダー戦に進むこととなった。果たしてKUSHIDAは予選を突破して王座決定戦への出場を決めることができるのか？ 次週のNXTは日本時間8月14日金曜午前からWWEネットワークでVOD配信される。
◆元NFLスターのパット・マカフィーとアダム・コールも『NXTテイクオーバーXXX』
元NFLスターのパット・マカフィーとアダム・コールの遺恨戦が「NXTテイクオーバーXXX」で決定した。マカフィーが解説する中でインペリアムとジ・アンディスピューテッド･エラのNXTタッグ王座戦が行われると、試合途中にセコンドのコールがマカフィーの解説にクレームを入れてペットボトルの水をぶちまけてしまう。トリプルHやショーン・マイケルズらが仲裁に現れて場外が大混乱となると、その隙にインペリウムがボビー・フィッシュをヨーロピアンボムで沈めてNXTタッグ王座を防衛した。
さらに試合後には怒りが止まらないNFLでパンターとして活躍したマカフィーが強烈なパントキックでコールをKO。これにESPNの番組に出演したトリプルHは「マカフィーがイエスと言う度胸があるなら『NXTテイクオーバーXXX』でコールと対戦だ」と試合を提案すると、マカフィーは「受けてやる！レッツゴー！」とツイッターで返答して２人の対戦が決定した。マカフィー対コールの一戦が行われる「NXTテイクオーバーXXX」は日本時間8月23日にWWEネットワークで配信される。
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