必然か模倣か!? 拳王「一番強いヤツを決めよう」潮崎「ダブルタイトルは好きじゃないけど」ノア8・10横浜文体2冠戦決定に賛否

 2000年8月5日に旗揚げしてからちょうど20年のタイミングで、ノアは後楽園ホール2連戦を開催した。5日は後楽園2連戦の2日目となる。

 「アイ・アム・ノア」潮崎豪に対して「アイ・アム・リアル・ノア」と挑戦表明した丸藤正道。「ノアの頂上を極めるならこの技は返せるよな!?」と言わんばかりの丸藤の非情攻撃が潮崎を追い込む。有観客再開後に潮崎を直接料理したパーフェクトキーロック、真・虎王を丸藤が繰り出した。いつ3カウントを取られてもおかしくない潮崎、あるのは2019年末に創業者・三沢光晴カラーの緑をまとった覚悟だったのか。三沢ばりのローリングエルボー、エメラルドフロウジョン2発、さらには豪腕ラリアットを丸藤に見舞い、高さ十分のムーンサルトプレスでフィニッシュした。

 すかさず花道を入ってきたのは前夜にGHCナショナル王座を戴冠したばかりの拳王だ。「潮崎、GHCヘビー級防衛おめでとう。だがな、ノアに一番強いヤツは2人もいらねえ。俺のベルト、そしてお前のベルトを懸けて、正真正銘、一番強いヤツを決めようじゃねえか?」とまさかのダブルタイトル戦を提案する。潮崎も横浜文体での受託を宣言したが、「あんまりダブルタイトルマッチというのは好きじゃないけど」と少しばかりのエクスキューズをつけていた。

 最強決定はプロレス界にとって必然ではあるが、年始の東京ドーム決戦でダブルタイトル戦を行った新日本プロレスの“二番煎じ”感も漂った。案の定、SNS上では賛否が飛び交う。さりとて2日間の激闘を見届けたファンならば、反則も介入もない真っ向勝負が貫かれたノアならではのダブルタイトル戦への期待は高まるばかり。

 赤い拳王か、緑の潮崎か!? ノアならではのダブルタイトル戦へのカウントダウンが始まった。

 
■プロレスリング・ノア DEPARTURE 2020 Day2
日時:8月5日(水)18:30
会場:東京・後楽園ホール 観衆=未発表

<6人タッグマッチ>
●諸橋晴也
井上雅央
齋藤彰俊
  12分51秒 キン肉バスター⇒片エビ固め
岡田欣也
〇モハメド ヨネ
中嶋勝彦

<6人タッグマッチ>
吉岡世起
●大原はじめ
小峠篤司
  13分33秒 タイガースープレックスホールド
稲葉大樹
谷口周平
〇清宮海斗

<6人タッグマッチ>
YO-HEY
タダスケ
●原田大輔
  12分29秒 サムソンクラッチ
〇HAYATA
小川良成
鈴木鼓太郎

<12人タッグマッチ>
仁王
覇王
●稲村愛輝
征矢学
マサ北宮
拳王
  19分58秒 ダブルアームスープレックス⇒片エビ固め
カズ・ハヤシ
NOSAWA論外
〇鈴木秀樹
ケンドー・カシン
桜庭和志
杉浦貴

<GHCヘビー級選手権試合>
[挑戦者]
●丸藤正道
  30分56秒 ムーンサルトプレス⇒片エビ固め
〇潮崎豪
[第33代選手権者]
※潮崎が3度目の防衛に成功

 
【8・10横浜文体の全対戦カードが決定】

■プロレスリング・ノア NOAH the CHRONICLE vol.3
日時:8月10日(月祝) 16:00
会場:神奈川・横浜文化体育館

▼GHCヘビー級&GHCナショナル ダブル選手権試合
(第33代GHCヘビー級選手権者)潮崎豪 vs. 拳王(第3代GHCナショナル選手権者)
※第33代GHCヘビー級選手権者が3度目の防衛戦、第3代GHCナショナル選手権者が初防衛戦

▼スペシャルシングルマッチ
武藤敬司 vs. 清宮海斗

▼6人タッグマッチ
杉浦貴&桜庭和志&ケンドー・カシン vs. マサ北宮&征矢学&稲村愛輝

▼IPWジュニア・ヘビー級選手権試合
(第3代選手権者)原田大輔 vs. HAYATA(挑戦者)
※第3代選手権者が初防衛戦

▼6人タッグマッチ
丸藤正道&望月成晃&宮本裕向 vs. 中嶋勝彦&谷口周平&モハメドヨネ

▼6人タッグマッチ
鈴木鼓太郎&小川良成&岡田欣也 vs. 小峠篤司&大原はじめ&吉岡世起

▼タッグマッチ
タダスケ&YO-HEY vs. 覇王&仁王

本大会の模様は「ABEMA」にて独占生中継!
今回も山田邦子さんとSKE48の松井珠理奈さんも参加が決定!
放送日時:8月10日(土)15:30 〜 21:00(予定)
放送URL:https://abe.ma/3gnFrd1