24日、ノアの反骨集団『金剛』の自主興行・後楽園ホール大会に385人の観客が駆け付けた。
ユニットメンバーである覇王が志願してリーダー・拳王に挑んだメイン。ゴングまもなく覇王はドロップキックで先制し、ウラカンラナで場外に投げ捨てた拳王にトペスイシーダを見舞う。ミサイルキック、コーナーぶら下がり拳王へのダイビングニーなどアクロバティクな持ち味で覇王は攻め立てた。それでも受け止めつつ決定打を許さない拳王は、キック連打からドラゴンスープレックス2発で貫録勝利となった。
反骨集団『金剛』はそもそも、ノア当時親会社のリデットエンターテインメントへの反発から生まれている。リデット社による新世代・清宮海斗をスターにする路線、金剛への「札止めにならなければ金剛解散」通告など、数々の因縁が記憶に新しい。親会社は後にサイバーエージェントへと交代するも、リデット社はノアへのスポンサードを継続している。拳王は改めて「潰れかけていたノアをこの状態にもってきてくれた」と、東側席にいる鈴木裕之社長に深々と礼。リデット社への憎悪は感謝へと変化した。
筋を重んじる姿勢はまだ続く。拳王は「リデットの新しい興行があるみたいですね。もちろん俺も参戦しますから、カード組んどいてください」とマイク。週刊プロレス誌上で7月に行われるとされていた“旗揚げ”会見は具体化していないが、拳王は真っ先に参戦表明した格好となった。
なお、ノア武田有弘執行役員が「本日は実売数と来場者様の数字が恐ろしくかけ離れていました。やはり小池知事の発信はインパクト大です」とツイート。4連休への外出自粛呼びかけによる影響があったことを明かしている。
②の続き
お客様やマスコミの皆様にはたくさんのルールをご協力下さいという形でお願いさせて頂いております。チケットをお買い上げ頂き取材頂き更にたくさんのルールのご協力お願い本当に心苦しいです。安心と同じく楽しく観戦できるように引き続きスタッフ一同尽力して参ります。#noah_ghc
— 武田有弘 / Narihiro Takeda (@Ntakeda1113) July 24, 2020
■プロレスリング・ノア 金剛興行 DIAMOND2
日時:7月24日(金祝)11:30
会場:東京・後楽園ホール 観衆385人(主催者発表)
<第1試合>
〇獅龍
15分31秒 首固め
●仁王
<第2試合>
〇望月成晃
13分14秒 顔面へのランニングローキック⇒片エビ固め
●稲村愛輝
<第3試合>
〇谷口周平
26分09秒 顔面蹴り⇒片エビ固め
●征矢学
<第4試合>
●稲葉大樹
14分11秒 サイトースープレックス⇒エビ固め
〇マサ北宮
<第5試合>
●覇王
20分00秒 ドラゴンスープレックスホールド
〇拳王