コロナ縮小SmackDownサーシャ&ベイリー、真輔&セザーロ、Jハーディ禁酒の誓い

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 WWEは発表してないが、女神マンディ・ローズ濃厚接触者が全員アウトとなり選手陣容が限られるため、なんとか「サーシャ&ベイリーのトリビュート」セグメント以下、限られた締め切り時間のタイムリミット制約下、咄嗟の思いつきなどで2時間番組を必死で埋めた感がある。もっとも、そういうハンディがある際になにをどうしたかで団体の真の実力が試されるものであり、現地「金曜夜8時」地上波FOXでの一般向き番組としては濃い。お茶の間のライト層には舞台裏を気付かせないように凝った映像編集から予算をかけた小道具一式まで、そこは前夜『ワープロ』のしょぼい番組制作構成を見たあとのメジャー比較だと、やはり「#土曜の朝はWWE」のはバラエティ度といいエンタメ番組としての完成度がいかに凄いかを思い知らされることになった。


 冒頭はマット・リドルの一般向き再紹介ということで、なぜに裸足で闘うかを語ると。現地ではお家で夕食とりながらが多い時間帯なのだから、試合だけやったって大衆への底辺拡大にはならない。プロモはやはり必要なのだ。良くも悪くも、もしも久しぶりに『ワープロ』見たという方がいたとして、あんなんで流れとかわかったのだろうかと心配してしまったあとなので、余計に落差が目立ってしまう。

 例によって悪役のキング・コービンが出てきて、「お前が裸足なのはアホやからや」と突っ込みリドルがジャケット脱いで臨戦態勢になると、ジョン・モリソンの音楽が鳴る台本進行。裏事情を知る熱心なユニバースは「お前はアホ」に大笑いかも。試合はクルクル回るモリソンが職人芸を披露するも、テンポの速い良い試合でリドルをoverさせることは説明するまでもない。しかも、間髪入れずにAJスタイルズが前回負けた因縁のあるリドルをどつくが、そのまま事前予告の通りドリュー・グラック先生とのインターコンチ戦になだれ込むという・・・。ここらはシナリオ班の側に立って観察すれば、流れるように番組が進行しており感心するほかない。


 まだまだ世間には知られてないグラック先生については、今やコロナ期間のお約束ZOOM画面でダニエル・ブライアンが「俺より技術的に素晴らしいグラック」、「ヒールフックの入り方を見よ」と寝業師のレスリングを解説してみせるのだ。スタイルズ・クラッシュを決めたあと、いきなりフォールにいかず、あえてフラフラになって立ってきたグラックにカメラワークが絵的に完璧なフェノメナル・フォアアームを見舞うというケツ。これで前哨戦の負けを返すのだが、そんなことはどうでもいい。詳しくないライト層に、「この地味なグラックというのは上手い選手のようだ」と浸透させることが肝心なのである。


 本当は欠場者が多くてカード編成に困ったからなんだが、ここで「サーシャ&ベイリーのトリビュート」映像が流される。アスカもそうだが、結局このヒール組が3大ブランド全部に出てくるというのも、やはり安定しているし信頼があるから。なんでもプロダクション・トラックにこもってアンダーテイカーのTHE LAST RIDEに負けない編集の作ったと自慢するんだが、確かに現地水曜に収録したばかりのGreat American Bashでのスポーツカーのクラクションをベイリーが鳴らす絵も挿入されており、まして”テイカーさん”から電話がベイリーの個人スマホにあって褒めていただいたとか。テイカーを讃えるのにベイリーも出ていたから本当かも。

 ニッキー・クロスは”スコットランドの女王様”になられたようで・・・。アレクサ・ブリスがベイリーをひっぱたいてそのまま試合に突中。ニッキーがベイリーを殴って反則裁定というオチなんだが、「ハート重要」のニッキーが「エクストリーム・ルールズ」でベイリーの王座に挑む。

 
 シンスケさんもちゃんと出てきました。いや、凄いことであって、いくら欠場者が多くて編成に困ってるといっても、出たくても出してもらえない選手なんかフロリダに大勢いるのであって・・・。また、このセグメント前にはブレイ・ワイアットとブラウン・ストローマンの「エクストリーム・ルールズ:ザ・ホラーショー」のプロモもあって、「ルイジアナの沼地に埋めてワニに食われろ!」と、ワニの映像使ってやりあってたんだが、この二人は試合がつまらないからプロモだけやってろなのだ。まぁシンスケさんは、世相を反映して同じく過小評価のセザーロとの外国人軍だからなんだが・・・。


 番組トリは、シェイマスがリモート画面からジェフのアル中逮捕歴を持ち出していびるというセグメント。高そうな酒がバックステージ含めて大量に仕込まれており、小道具というか予算はかけられている。

 シェイマスは「俺はお前を助けたい、だから一緒に乾杯しよう」と迫るんだが、当然シャンパンはバーテンダーの頭にかけられ、スワントーンボムの餌食となるのであった。スキットは良くできていたと思う。

■ WWE SmackDown
日時:7月3日(現地放送時間)
会場:米フロリダ州オーランド パフォーマンス・センター

◆「タッグ王者になる準備ができている」中邑がキングストンを撃破してSDタッグ王座戦が決定!

 “ジ・アーティスト”中邑真輔 w/セザーロが抗争を展開するコフィ・キングストン w/ビックEと激突した。試合が始まると、いきなりキングストンがドロップキックを3連発で先制すれば、中邑もハイキックから痙攣式ストンピングで反撃した。さらにセコンドのセザーロがレフェリーの死角でキングストンにエルボーを叩き込むと、これに怒ったビックEとセザーロが乱闘となってレフェリーが両者に退場を命令。セコンドのバックアップがなくなった中で、中邑はスピンキックから必殺のキンシャサを狙ったが、逆にキングストンのSOSやダブルストンプを食らって一時ピンチとなるも、最後は中邑がスリーパーから素早いキンシャサをキングストンに叩き込んで勝利を収めた。

 試合後には戻ってきたセザーロがテーブルを取り出して襲撃を狙ったが、ビックEも現れてキングストンを救出。緊迫する両チームはついに次週の放送でSDタッグ王座戦として激突することが決定した。バックステージで中邑は「ついにチャンスを掴んだ! 俺たちは勝つ準備、そしてタッグ王者になる準備ができている」とセザーロと共に来たるタッグ王座戦に闘志を燃やした。

◆アスカ対ベイリーの“女子王座対決”がRAWで決定!

RAW女子王者アスカ w/カイリ・セインとSmackDown女子王者ベイリー w/サーシャ・バンクスの“女子王者対決”が次回のRAWで決定した。PPV「エクストリーム・ルールズ」でサーシャとのRAW女子王座戦が決定しているアスカは今週のNXTで行なわれた紫雷イオ対サーシャの試合に乱入。アスカがサーシャの顔面に毒霧を噴射した結果、仕返しを狙うベイリーとの“女子王者対決”が組まれることとなった。

 さらに本日の番組ではベイリー w/サーシャがアレクサ・ブリス w/ニッキー・クロスとシングル戦で激突すると、PPV「エクストリーム・ルールズ」でSD女子タッグ王座に挑むセコンドのニッキーが挑発するベイリーを殴って反則裁定。ベイリー&サーシャはアスカだけでなく、アレクサ&ニッキーとも因縁を激化させた。アスカ対ベイリーの“女子王者対決”が行なわれるRAWは日本時間7月7日にJ SPORTSで放送される。


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