[週刊ファイト7月9日号]収録 [ファイトクラブ]公開中
▼続く秋山準風波～Rフレアー伝説とWWE～ZERO1暗礁～希望の探求
タダシ☆タナカ+シュート活字委員会編
・83年11・24シャーロット在住！ハーリー・レイスからNWA王座戴冠
・JCP『スターケイド』のリック・フレアー：なぜ歴史的に重要なのか
・Black Lives Matter転じてMask Materと米トランプWWEの乖離深刻
・香港暁に死す、そしてZERO1崩壊：ウィズ・コロナ社会とマット界の明日
・鋼の信念を携えた飽くなき探求Wrestling Never Dies秋山準DDT所属
・上を向いて歩こう！テリー・ファンク75歳～金曜夜8時New Japan Cup
―― 「色々思うことはありますが、男は黙って・・・」と、DDTにレンタルという形での会見が配信されたのが27日。しかし、バックステージでは昨年から幹部でないと明言。自身のTwitterで「社長、取締役を解任になった」とブチまけて、ちっとも黙ってなかったのが28日でした。
▼秋山準「取締役解任」公表！やはり全日本からのレンタルではなかった
オフレコ #SpeakingOut告発とWWEコロナ公表に絞ろうかと思ってたけど、ブログ欄に出てなかったので追加したんだけど・・・。そこにも出したけど、「秋山は不満たらたらに決まってるやないか」という金曜26日朝の電話で起こされて・・・。いや、未だに東スポの記事見てないんだけど(笑)。
―― そしてTERUZ記者が29日昼に、秋山に絞ったのを出してくれました。
▼全日からの解任に不満ぶちまけ 秋山準DDT円満移籍ムードに水を差す
オフレコ その29日夜のサムライTV『バトル☆メン』で会見ダイジェストやっていたけど、モロ、不満を顔に出していたな。
―― 国内の深淵考察は後半にしましょう。なにしろ今週のRAWにも、またまた71歳のリック・フレアーが出ていましたから。6・15、RAW/SmackDown統合シナリオ班がブルース・プリチャード体制になってずっと出てます。
83年11・24シャーロット在住！ハーリー・レイスからNWA王座戴冠
オフレコ つい先年死にもかけて、コロナ期間は年齢グループからしてトラベルさせることだけでもリスクが高いというのに。録画だから次のもまとめて撮った可能性はあるけど、前後からするとそうでもないようにも思える。
―― クリスチャンに急所打ちを見舞い、ランディ・オートンにお墨付き与え、今週はエンジェル・ガザ&アンドラデに「ビッグショーをやっつけろ！」とかやるんですが、ランディ・オートンが欠場なんでなんかあんまり意味のない出番セグメントに。ただ、ということは現地土曜に収録した際にまたオーランドに来たことになり、以前に撮り貯めたものではないことになります。蓄え
オフレコ 今回、わざわざ第一回Starcade’83を取り上げるのは「毎週出てきてるのは一体なんなんだ？」に加えて、WWE幹部が一般メディアの取材に答えて「感染対策やってます」とか笑えること言うんだが、「至宝であるジャーロット・フレアーを軸に」と、男子王者の名前を挙げず、代表1名となった際に顔役なんだと明言したから。対外的にはそう考えてるんだなぁという。
83年のスターケード、金網決着戦のレフェリーはジン・キニスキー
―― やはり会社的にも”Raw is Charlotte”なんですかねぇ。せっかくモメンタムがあったのに、『レッスルマニア』でリア・リプリーを勝たせなかったのも、会社の目玉選手と首脳陣が考えているならそうなんでしょう。
オフレコ あと、フレアーを長年見続けてきた現場組としては必携の超豪華3枚組DVD『Ultimate Ric Flair』があって、最初がフレアー伝説の始まりとしてこのカードからというのもある。
―― ７度NWA世界王者だったハーリー・レイスから地元ノースカロライナ州グリーンズボロで戴冠すると同時に、第一回『スターケード』を打ち出したジム・クロケット・プロモーション躍進の始まりでもあります。
オフレコ 恐らく探せばその試合だけならYouTubeにあるのかもだけど、ボクは「それじゃわからない。ちゃんとDVD買いましょう」と説いて回っている。実際ボックスセットは特典映像が長時間の収録で、このカードに至る経緯も細かくフォローされている。
―― レイスの本拠地、ミズーリ州セントルイス6月10日のNWA王座戦ではフレアーがバックドロップ決めるんですが、自身の肩もマットについて、カウント3でレイスが腕を上げたから王者の防衛だという伏線ですね。フレアーが勝ったと思って手を挙げるんですが、レイスはピンされてないと。
オフレコ 笑えるのは、のちにダーティエスト・プレイヤーが代名詞になる金髪の貴公子なのに、この時点ではレイスが$25,000の現金札束を用意して、ボブ・オートン、ディック・スレーターを手下に使いあの手この手で王座を死守するという大河ドラマ展開であり、フレアーがベビーフェイスという・・・・。
―― DVDには女子アナが、「このホテルでNWA総会が開かれています」とニュース番組風に紹介。ボブ・ガイゲル会長が出てきて「ならば決着戦は金網だ」とやれば、続いてジム・クロケットは親父「シニアがレストランの裏でやり始めたレスリングを最高の選手を集めて・・・」と、一大勢力となった自身をPRします。ここからNWAがクロケットに牛耳られていくんですが・・・。
オフレコ 栄枯盛衰でJCPも滅びてしまうんだけど、それはまた次の機会に。
―― レイスの時も最初の戴冠ではなく、二度目のからが本格的な長期政権なんですが、フレアーもここからでした。
