[ファイトクラブ]全日からの解任に不満ぶちまけ 秋山準DDT円満移籍ムードに水を差す

[週刊ファイト7月9日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼全日からの解任に不満ぶちまけ 秋山準DDT円満移籍ムードに水を差す
 photo & text by TERUZ
・前向き会見も・・・バックステージ秋山は“黙って”いられず
・GM職とコーチの解任 実は東スポで6月頭に告白していた
・ゼロワンも経営危機 全日本のリストラはまだ止まらない?
・WWEによるNXTジャパン構想 秋山WWEコーチ招聘の行方


■秋山準が7月1日付で全日本プロレスからDDTへとレンタル移籍

 6月27日、全日本プロレス・秋山準のDDTへのレンタル移籍が発表された。

 5月よりDDTの臨時コーチに就任した秋山。全日本の福田剛紀社長は「今の全日本で活躍の場が狭められてしまった。DDTに移られると、私が想像するだけでも刺激的なカードが組めると思います。第一線で活躍されることが私の楽しみ」とコメントを出している。秋山も「まだ必要としてくれるところがあるということで、正直、嬉しかった」としたことで、円満移籍で完結するはずだった。

 秋山は「いろいろ思うこともありますが、男は黙ってDDTで尽力させていただきたいと思います」ともしていたが、バックステージに引っ込むと“黙って”いることができず。「去年、社長、取締役解任となり、唯一自分で若い子たちに教えることを続けていたんですけど、去年の年末に福田社長から『TAJIRI選手が今後は教える』と伝えられ、実際自分のなかで全日本は、試合はありますけど、実質ボクの役目は終わったのかなというところで、タイミングよく高木(三四郎)社長からこういうお話をいただいて」と明かす。

 王道の象徴的存在を追い出したニュアンスが飛び出したところで、SNS上でファンがざわつく。火消しを意図してか、28日夜になって秋山は「今まで本当にありがとうございました! 社長、取締役を解任になったのも僕の力不足が原因です。そして、コーチを変わったのも全日本プロレスの新たなる道へ挑戦の為には当然の事です。僕が今与えて頂いたDDTのコーチ、選手としての参戦を精一杯頑張ります。プロレスはまだ続けますので宜しくお願いします また交わる日まで」とツイート。

 ここまでのやりとりからファンは「レンタル移籍」ではなく「退団」であることを察して、また話題となってしまう。秋山は29日にも東スポを通じて「確執? ない、ない(笑い)。会社のトップ同士が話し合って決まったことだから」「トップ(福田社長)が周りに自分の使いやすい人を置くのは普通でしょ」と言葉を重ねた。

 複数の関係者によると、秋山は全日本からのリストラとされる。昨年7月8日に社長、今年1月に取締役としてのGM職を解任となったが、このタイミングになって新たな判断が行われたことになる。

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