(C)TNA
6月30日(現地時間・放送日)に『Impact Wrestling』が放送された。
今回の放送では、エース・オースチンと合体したマッドマン・フルトンが、オースチンの抗争相手であるトレイとシングルマッチを行った。ずるい小悪党のオースチンに用心棒的なフルトンという古典的なプロレスのヒールユニットの前に、トレイは孤軍奮闘となってしまう。やはりパワーではフルトンが圧倒しており、トレイは苦戦を強いられてしまい、最後はトレイが凶器を使用して反則負け。しかし、試合後、トレイは椅子を持ち出してオースチン、そしてフルトンを滅多打ち。凶器攻撃ではあるものの宿敵二人を相手に最後は圧倒したトレイが存在感を見せつけた形となった。
また番組冒頭で、団体最高峰王座であるインパクト世界王座が空位(テッサ・ブランチャード王座はく奪の為)になりPPV大会『スラミバーサリー2020』でインパクト世界王座決定戦が行われる事が発表された。しかし、それとは別に自分こそが団体最高峰王者であると、昔の団体名TNAの世界王座であるTNA世界ヘビー級王座を復活させ、勝手に王者を名乗っているムースがクレイジー・スティーブを相手に王座防衛戦を行った。試合はムースが必殺のスピアーでフォールを奪って王座防衛を果たすが、試合後もムースは執拗にスティーブを殴り続けてレフェリーの制しも聞かない。そこに救出に入ったのはECWレジェンドのトミー・ドリーマーだった。ドリーマーの登場に、一度は引き上げようとするムースだったが、今度はドリーマーにも襲い掛かったのだ。傍若無人なムースの行動にドリーマーも怒りをあらわにしており、このまま二人の抗争が開始されそうだ。
更に、現インパクト世界タッグ王座のザ・ノースがケン・シャムロックを襲った事をリングでアピールすると、怒ったシャムロックがリングに乗り込んだ。しかし、このままでは一対二となってしまうのだが、その時、スクリーンにシャムロックと抗争していたサミ・キャラハンの姿が映り、会場が暗転するとなんとリングにキャラハンが現れたのだった。キャラハンはシャムロックに加勢し、ザ・ノースを攻撃。ここにきてシャムロックとキャラハンが共闘する動きに出てきたのだった。次々と新たな抗争が始まった今後のインパクト・レスリングから目が離せないだろう。
■ Impact Wrestling
日時:2020年6月30日(現地時間・放送日)
場所:アメリカ合衆国会場非公開
<シングルマッチ>
○マッドマン・フルトン
反則
●トレイ
<シングルマッチ>
○キエラ・ホーガン
ピンフォール
●ハボック
<TNA世界ヘビー級王座タイトルマッチ>
○ムース(王者)
ピンフォール
●クレイジー・スティーブ(挑戦者)
<タッグマッチ>
○TJP、ファラー・バー
ピンフォール
●リノ・スカム
<シングルマッチ>
○クリス・ベイ
ピンフォール
●スイサイド
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