PPVまとめRAW新体制ゼリーナ・ベガ軍解体!? アスカ防衛!Rオートン抹殺クリスチャン

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 PPV大会『バックラッシュ』を受けてのフォローアップ回というだけでなく、ポール・ヘイマン左遷後、SmackDownとRAWのシナリオ班を統合して、そこにブルース・プリチャード(元ブラザリー・ラブ)が就任しての初回ということでも熱心なユニバースや専門媒体には注目回だったが・・・


 ボビー・ラシュリーとラナが離婚を口にするというのは、これまでのお芝居の流れだから変更でもなんでもないが、ケビン・オーエンズとエンジェル・ガザがシングル戦やって、アンドラデが不満でゼリーナ・ベガと不協和音というのは、チラチラやってはいたが、新体制になって今後どうなるのかというところか。


 バイキング・プロフィッツとなった4人に、戸澤陽の忍者軍の8人タッグという試合というのか、忍者は1号、2号とかテキトーにいってるだけでスクワッシュされるだけ、戸澤自身は試合にも加わってないんだが、要はまたNETFLIX番組とのタイアップなのかビッグ・ショーが出てくると。但し、戸澤の秘密兵器、長身の大型黒人忍者とビッグショーが同じリングに上がってしまうと、大型黒人の方がデカいとわかってしまうのでそれは避けていたのが笑える。


 MVPはエージェント契約だったが、しゃべりが出来るので結局はパフォーマー選任のようで、かのボビー・ラシュリーと組んで、王者組(笑)のドリュー・マッキンタイアと、本人曰く「セブン・イレブン」王者のRトルゥース組というカードも。負けたらそれぞれの王座を失うということだったが・・・。MVPがいい味出しているからまぁいいか。


 前日の『バックラッシュ』でクリーンに王座防衛としなかったアスカvs.ナイア・ジャックスは、アスカ本人ならずとも「なんでやねん!」だったが、WWEネットワーク新規購入が増えたとはとても思えないPPV大会だったので、一般のお茶の間向きにもう一回引っ張ったということなのだろう。まぁ今回もナイアがレフェリーをぶっ飛ばしたのであやうく反則負けを食らうとした際に、アスカが丸め込んだんだのでそのままレフェリーが高速3カウントを入れたというケリにしていたんだが・・・


 やり直し含めて長時間の録画収録をがんばったエッジだが、上腕三頭筋亀裂だったことが公式にも番組でも発表され、ということでお仲間のクリスチャンがランディ・オートンと対戦というか・・・無謀にもやってやるという流れを3時間番組のアクセントにしていた。トリはリック・フレアー親父が急所蹴りをお見舞い、オートンがまた頭を蹴ってクリスチャンは担架という結末にしていた。

■ WWE RAW
日時:6月16日(現地時間)
会場:米フロリダ州オーランド パフォーマンス・センター

◆バイキング・プロフィッツ&ビック・ショーが戸澤率いる忍者軍団を撃破

 バイキング・レイダース&ストリート・プロフィッツがタッグを組んだ“バイキング・プロフィッツ”が戸澤陽率いる忍者軍団と8人タッグ戦で激突した。試合ではエリックがランニング・ニーを忍者1号に叩き込むと、続けてアンジェロ・ドーキンスがスピアー、モンテズ・フォードがドロップキックを放って圧倒。最後はフォードとアイバーがダブル・フロッグスプラッシュを叩き込むとフォードがそのまま誰かもわからない忍者からピンフォールを奪って完勝した。すると今度は戸澤がビック忍者をリングに呼び込んで「カモーン」とバイキング・プロフィッツを挑発したが、そこへ“大巨人”ビック・ショーが登場して次々と忍者軍団を蹴散らすと、劣勢となった戸澤とビック忍者はショーとの激突を避けてリングから退散した。

◆アスカ、ナイアとの再戦勝利で2日連続の王座防衛

 “明日の女帝”こと王者アスカが抗争を展開する“大女”ナイア・ジャックスとRAW女子王座をかけて再び激突した。昨日のPPV「バックラッシュ」での王座戦が両者リングアウトと不完全燃焼で終わったアスカは「もっとワシを怒らせてくれよ! そしたらもっと簡単に仕留められるんじゃ。私が終止符を打つ!」と2日連続となるナイアとの王座戦へ意気込んだ。試合序盤、アスカはゴングと同時にドロップキックで先制して飛び付きアーム・バーやチョークスリーパーで攻め込むと、ナイアもクローズライン3連打や場外でパワーボムを放って反撃。試合終盤ではナイアがヘッドバッドから必殺のサモアン・ドロップを炸裂させたが、アスカの足がロープ外に出てカウント回避となると、ナイアがこの判定に抗議してレフェリーを突き飛ばしてしまう。するとこの隙にアスカがレフェリーと揉めるナイアを背後から捕まえるとそのまま丸め込んで3カウント。アスカはナイアとの再戦にしっかり勝利して2日連続となるRAW女子王座防衛に成功した。

◆“レジェンドキラー”オートンが非公認戦でクリスチャンをKO

 PPV「バックラッシュ」でエッジを破った“レジェンドキラー”ランディ・オートンが番組オープニングに登場した。オートンは「“史上最高のレスリング戦”を制して最高のレスラーになった。エッジのおかげで再び“レジェンドキラー”になれたことに感謝しているよ。エッジの復帰は7月、2029年の7月までまた9年かかるだろうがな」と嫌味を言って試合を振り返ると、そこへエッジの盟友クリスチャンが現れた。クリスチャンは「お前は最低な男だ。エッジは諦めることはない」と非難すると、オートンは「お前ももう1試合したいだけだろ。試合の許可が出ていないなら俺と非公認戦はどうだ? 受けなければただの臆病者だな」と挑発してその場を後にした。

 この対戦要求にクリスチャンが覚悟を決めて受諾するもリック・フレアーが試合前にやめるように説得。しかし、クリスチャンが試合を強行すると、なんとフレアーが背後からクリスチャンにローブローを放ってしまう。この状況にもオートンは容赦なくパントキックをクリスチャンに叩き込んでピンフォールを奪取すると、試合後には「すまない。こんなことしたくなかったのになぜここに来たんだ。これはお前のせいだ」と複雑な心境を露わにした。


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