[週刊ファイト5月21日号]収録 [ファイトクラブ]公開中
▼ジャンボ鶴田さん命日-墓掘人The Last Ride-V字回復に秘策はあるか
タダシ☆タナカ+シュート活字委員会編
・5・13ジャンボ鶴田命日にしてリック・マーテルAWA王座戴冠の記念日
・2011年の『レッスルマニア 27』最高試合賞のトリプルHテイカー死闘
・ブロック・レスナーに土つけられ21-1になったレッスルマニア30の闇
・レッスルマニア33ローマン・レイズに敗れ帽子、マント、手袋を置くが
・戦時下分析日本:コロナ後のV字回復にマット界の秘策はあるのか?
・フランク・シャムロックの雄姿などSHOWTIMEストライクフォース再放送
―― 5月13日はジャンボ鶴田さんの命日でした。2000年のことですから、もう20年たったんですねぇ。
オフレコ 同じ5月13日だけど1984年、ミネソタ州のセントポール・シビック・センターでAWA王座を明け渡す試合は日本でも中継。リック・マーテルが戴冠やな。レフェリーがレオ・ノメリーニさんやった。
1980年8月にノメリーニさんがプロモーターだったAWAオークランド・コロシアムに取材に行った際、「日本から来た」と言ったらやたら歓迎してくれた。上記自身のプロモ写真も使ってイイとくれたし、「友人のやってるイタリアン・レストランに行けば歓待してくれる」と、店の名刺に裏書きまでしてくれたんで覚えている。こっちも予定があるからその店には行けなかったんだけど。
▼リック・マーテル vs. ジャンボ鶴田
―― 負けた試合を選びますねぇ。まぁガチで強すぎて勝ち続ける試合なんか紹介しても面白くないですから。試練の十番勝負とか、善戦マンの頃の方が感情移入するもんです。まぁ本稿の本題ではないので、高尾淳さんの電子書籍本を推薦するに留めましょう。関心のある方が未だポツリ、ポツリと購入してくださいますから。
オフレコ ちゃんとした回顧企画もやりたいんだけど、コロナ期間だからってむしろ将来に影響あるニュースに溢れている。UFCは再開に踏み切った。無観客大会の番組配信でそろそろライト層の飽きや物足りなさがたまってきたことを受けて、WWEはRAWとSmackDownをごちゃ混ぜにして、なんとか新鮮なカードの提供に踏み切っている。
―― 日本でも「おうちで過去の名勝負を見てる」という声を聞きます。まぁ「昔はプロレス熱心に見てました」という卒業組になり、我々としては「今のも見て下さい」が本音なんですが。
オフレコ ジャンボの試合を見るのは結構なんじゃないか? はずれがないというか、怪物がどう試合を組み立てているのかの勉強になる。「今の選手は小粒ばかりじゃなか」と言われたら強く反論できない。プ女子イーデス・ハンソンさんなんかも楽しんでいた昭和プロレスへの回帰やな。
―― 日本のマット界がマイナーな趣味ジャンルに落ちてしまった一因でもありますね。「怪獣大決戦」の生身人間版時代と比べて夢がなくなった、魅力を感じられないとの課題に行き着きます。