[ファイトクラブ]祝福の独裁者ビンスとバベルの塔破壊MITB-パラダイムシフト後のマット界

[週刊ファイト5月7日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼祝福の独裁者ビンスとバベルの塔破壊MITB-パラダイムシフト後のマット界
 タダシ☆タナカ+シュート活字委員会編
・志田光、アスカ、紫雷イオ、カイリ・セイン米マット大和撫子活躍
・米国大統領がレスラートリプルHをTOTAL WINNERとツイートの社会
・長引く自粛!興行数No.1ドラゴンゲートが6月1日までの大会中止
・コロナ戦時下での1996年6月1日のLA版『平和の祭典』回顧
・夢のオールスター戦企画の盲点
・GAMEはレミー、SHERLOCKのミス・ハドソン666メイデンと悪魔ビンス
・古参ジェリー・ブリスコ、ブロック・レスナー、ケイン・ベラスケス
・コロナ後社会と業界再編:お山の大将細分裂の歴史を清算する必要性


―― 5月7日号の表紙を、来週シャーロット戦の紫雷イオにしたんで、こちらのトップ画像はAEWの志田光にしておけば読者の目は引くだろうと。志田は恐らく5・23『Double or Nothing』でナイラ・ローズの女子王座に挑戦なんですが戴冠するでしょう。もっとも、ナイラはワシントンDCの出身。今どこに住んでいるのか不明なんですが、ずっと収録に参加できていません。志田も今週のDynamiteにはカードなかったんですが・・・。

オフレコ ずっと実質RAWの主役で、毎週大阪弁でわめいているアスカにしてもよかったんだけど、一般公開のブログ欄に出してるからなぁ。ただ、歴代日本人選手で、最も成功したのはアスカという横綱番付は変わらない。

―― 「そんなこと、一体誰が予想したであろうか」と続けるのが慣例なんだけど、本誌はそうなると活字に残してました(笑)。拡大分析版収録の定期購読者は証明可能だと証言してくれます。

▼華名がWWE来賓!『NXTテイクオーバー ブルックリン』獣神ライガー人気者

【マット界舞台裏に詳細版】華名がWWE来賓!『NXTテイクオーバー ブルックリン』獣神ライガー人気者

オフレコ 2015年8月22日、バークレイズ・センターでベイリーvs.サーシャ・バンクスの女子王座戦が、それまでの女子選手はDIVAという時代を終わらせ全米を震撼させた。その日、華名が最前列にも登場、WWE契約となっている。日本マット界の最後の砦というか、世界に通用する輸出文化だったJoshi Puroresuの母屋をも獲られたということ。歴史の分岐点になるね。

―― 今週は「もうテレビには出ない」と広言していたビンス(マクマホン)御大が、フロリダに飛来して、娘婿の「トリプルH25周年」をくさしつつ祝ったというのが最大ニュースになるんですかね。トランプ(大統領)のTwitter含めて。

米国大統領がレスラートリプルHをTOTAL WINNERとツイートの社会

オフレコ あの世界のジャーナリストが一言一句を注視しているリアル・トランプのTwitterアカウントで”TRIPLE H IS A TOTAL WINNER”をつぶやいたんだから、紛れもなく今週のハイライトでしょう。歴史的快挙かも知れない。

―― そりゃゴルフのタイガー・ウッズがシニア・トーナメントで勝った時とか、芸能人、スポーツ選手の英雄をつぶやいたことありましたけど、プロレスラーですからねぇ。しかも、「中国ウイルスのせい」と出したりする国家緊急事態最中のことです。

オフレコ アントニオ猪木の見果てぬ夢だった「市民権の確立」が、米国では立派になされているというこっちゃ。トランプはビンスのお友達、リンダ・マクマホンは現在、再選委員会の代表というのを割り引いてもな。

―― 安倍首相が国民栄誉賞のイチローを誉めるとか、文化勲章クラスの著名人に言及することはありますけど、間違っても現役プロレスラーの名前が上がることはありません。

オフレコ 馳浩は今週、セクハラ疑惑で名前が出たけどな。ただ、そっちはこもとめいこ♂記者が別項でやってるんでここでは取り上げない。それに、ブシロード木谷高明取締役らが馳浩衆議院議員に要望書を提出という、あのみっともない陳情訪問批判は、2週間前に我々の担当項で叩いてある。

▼見えざる殺人者との闘い-WM後味-生WWE解雇-全国緊急事態宣言とマット界

[ファイトクラブ]見えざる殺人者との闘い-WM後味-生WWE解雇-全国緊急事態宣言とマット界

長引く自粛!興行数No.1ドラゴンゲートが6月1日までの大会中止

―― 今、ゴールデンウィーク期間なんですが、興行数から言えば国内No.1のドラゴンゲートが5月30、31日・6月1日の大会中止を追加発表しました。4月どころか5月もアウトということなんですね。

オフレコ 気が滅入るなぁ。MLWのコート・バウワーと話した時、「ドラゴンゲートと提携した、日本でNo.1だろ?」と力説してたんだけど、なにをもってNo.1と定義するかは・・・。ドラゲーはチケット単価を安く設定しているから純利益からしたら、やはり盟主は新日本プロレスということになる。

―― しかし、ドラゲーは選手たちが自分でチケット売ったり興行運営もやっている体制ですから、意外と給料はしっかりしている。試合しなければギャラもない大半のインディーとは一線を画しているという分析もあります。

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