12・20ロシアMMA2大会『FEFoMP: Russia’s MMA Supercup』『Fight Nights – Battle of Moscow 18』

(C)FEFoMP

 2014年12月20日にロシア・ハバロフスクで『FEFoMP: Russia’s MMA Supercup』が開催された。
 メインには、ブレット・ロジャースにKO勝利した実績のあるロシアの新鋭エヴゲーニー・エローヒンが、UFC、ストライク・フォース、WSOFと北米メジャー団体を渡り歩き、日本のパンクラスでは、高阪剛に勝利した実績をもつマイク・カイルと対戦。北米のメジャー選手と、これからのロシア選手の対戦、それもヘビー級という事もあり、注目の一戦となった。

 試合は、スタンドでの攻防となり、パンチの的確さでカイルが、エローヒンにじわじわダメージを与えていく。しかし、エローヒンはまったくひるまず、大振りのフック連打で前に出て、1Rにはカイルをぐらつかせる健闘を見せた。そして2R、カイルの打撃でエローヒンは出血が酷くなるも、構わずに前に出てラッシュ。この勢いにカイルも遂に防戦一方になり、エローヒンがカイルをコーナーに追い詰めて、パンチ連打のラッシュ。遂にカイルも大の字にダウンして、エローヒンが見事にKO勝利。これでブレット・ロジャースに続き、マイク・カイルという大物に勝利した。

FEFoMPオフィシャルサイト

■ FEFoMP: Russia’s MMA Supercup
日時:2014年12月20日
場所:ロシア・ハバロフスク

<メインイベント ヘビー級>
○エヴゲーニー・エローヒン
 2R 3分00秒 KO
●マイク・カイル

 2014年12月20日にロシア・モスクワに『Fight Nights – Battle of Moscow 18』が開催された。
 今大会のメインには、なんと前ベラトール王者であるアレキサンダー・シュレメンコが登場、ヤスベイ・エノモトと対戦した。ベラトールは2015年以降、シーズン制を廃止し、月に1度の大会に変更、トーナメントも廃止する。そして、11月に2014年度最後の大会を開催してしまい、2015年までは大会がない事もあり、契約選手がロシアなど、北米ではない大会で試合するなら許可しているようだ。そして、この試合は7月組まれていたが、延期となっており、満を持しての対戦となる。

 試合は、シュレメンコがスタンドで圧倒。常にプレッシャーをかけてエノモトを金網際に追い込み、バックスピンも見せる。グランドでもシュレメンコが上になり、パウンド。エノモトも、試合を諦めず粘り、なんとか判定まで持ち込むも、当然、シュレメンコの判定勝ち。シュレメンコは2015年2月にベラトールで、メルヴィン・マヌーフと対戦予定だが、それに向けて弾みをつけた。

 セミファイナルには、ロシア・ミドル級のホープ、マゴメッド・マゴメドフと、UFC参戦経験もあり、日本のDEEPなど、プロフェッサーXの名前で活躍したグザヴィエ・フパ=ポカムが対戦した。世界中で試合をしてきたフパ=ポカムを相手に勝利して実績を作りたかったマゴメドフだが、厳しい洗礼を浴びてしまう。試合序盤こそ、組みついてくるフパ=ポカムを逆にテイクダウンして、グランドで上からパウンドで圧倒したマゴメドフだが、2R中盤以降にスタミナ切れで失速。タックルも切られ、フパ=ポカムの打撃、膝蹴りを食らい、ラウンド終了後にこれ以上、試合を続けられずTKO負けとなってしまった。

 また、ロシア・ライトヘビー級の雄で、ヴァレンタイン・オーフレイムに勝利した事もある、ミハイル・モハナトキンは、ジェリ・ポロチャザカとドロー。アブドゥル・ケリム・エディロフは、ギラード・ファガンデスに組みつきテイクダウン、そしてバックにまわり電光石火のチョークを極めて見事に一本勝ちした。

Fight Nightsオフィシャルホームページ

■ Fight Nights – Battle of Moscow 18
日時:2014年12月20日
場所:ロシア・モスクワ

<メインイベント ミドル級>
○アレキサンダー・シュレメンコ
 判定 3-0
●ヤスベイ・エノモト

<ミドル級>
○グザヴィエ・フパ=ポカム(プロフェッサーX)
 2R終了 TKO
●マゴメッド・マゴメドフ

<ライトヘビー級>
△ミハイル・モハナトキン
 ドロー
△ジェリ・ポロチャザカ

<ライト級>
○ムラッド・マチャエフ
 2R 4分31秒 TKO
●ニコ・プハッカ

<ライトヘビー級>
○アブドゥル・ケリム・エディロフ
 1R 0分50秒 リアネイキドチョーク
●ギラード・ファガンデス

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