Elimination Chamberアスカ「くるくるパー」毒づくもシェイナ勝利!サミ・ゼイン新IC王者

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 前日のUFCは日本時間では本戦は午後だったが、今回から米国は夏時間になり、WWEの日曜夜PPVはこちらでは月曜午前中に終了することになる。もっとも間違って遅く起きても、WWEネットワーク視聴なら戻してプリショーから見ることは出来たんだが・・・。ただ、ポーズで中断も出来るわけで、電話もかかってくるは他の用事もあったにせよ、イマイチこれはと特筆する試合がなかった。


 まぁ、「国際女性日」ということもあり、女子エリミネーション・チェンバーがトリで、檻から出てくる順番が最後だったにせよ、アスカがずっと日本語でシェイナ・ベイズラーを「くるくるパー」とか散々毒づくのは笑えるのだが、名勝負にはならなかった。それと舞台裏ではビンス・マクマホンがシェイナの『レッスルマニア』起用に難色との情報が流れ、もしかしてもあったものの、ここは当初の予定通りシェイナがベッキー・リンチの王座に挑戦という幕切れであった。

■ WWE Elimination Chamber
日時:3月8日
会場:米ペンシルバニア州フィラデルフィア ウェルズファーゴ・センター 観衆14,853人(=主催者発表)

<KICKOFFショー第1試合 タッグマッチ>
○バイキング・レイダース(エリック&アイバー)
 4分50秒 バイキング・エクスペリエンス
●ザック・ライダー&カート・ホーキンス

 歌手のジェニファー・ハドソンから三行半、ハーバード大学ロースクール卒業のデビッド・オタンガ他のプリショー実況、あまりにもつまらんゾ! それに基本全部見ているユニバースなら、どっちが勝つとかはわかっていることであって、視聴者をアホだとの前提は古すぎ。そりゃ予想外した時は、本誌はかえって大騒ぎできるんだが、正確に見えるのは当たり前のことであって・・・。それでダメ解説を聞かされた挙句、試合は5分以下のスクワッシュ。今でも伝統的なPPVで購入する方もいるというが、これを見て「今回は必見回だ!」と思うのだろうか?

<第1試合 シングルマッチ>
○ダニエル・ブライアン
 14分20秒 イエスロックにタップしないまま落ちるレフェリー・ストップ
●ドリュー・グラック

 グラック先生の「弱点探し」は機能したのか?・・・なんか新日本のような試合で、グラックがブライアンの技を次々とカウンターしていくのは鮮やかなんだが、アメリカの一般客にはわかったのだろうか?

<第3試合 US王座戦>
[王者]○アンドラデ
 12分20秒
[挑戦者]●ウンベルト・カリーヨ

 実況の”キング”ジェリー・ローラーが、「ウンベルトはまだ王者には早い」とか、ガチ言ってしまっていいのか? 一部にはアンドラデ&エンジェル・ガザをタッグ王者にするから、US王座は次世代ウンベルトにする観測もあったのだが・・・。まぁ、ここまではレスリングを堪能したいユニバースにはまともなんだが、そこから「長い」と感じるチェンバーの、ミス続出の展開からお客が望んでないフィニッシュまで大会のムードはダレ始めるのであった。

<第3試合 SDタッグ王座エリミネーションチェンバー戦>
[王者]ミズ&○ジョン・モリソン
 32分55秒 
[挑戦者]●ジ・ウーソズ

コフィ・キングストン&ビッグE
vs.
ヘビー・マシナリー
vs.
ルチャ・ハウス・パーティー
vs.
ドルフ・ジグラー&ロバート・ルード

 会場のお客さんはholly shitからThis is Awesomeまで沸いてはいたんだが、感情移入して見る選手はオーティズなんじゃないのか? それなのに・・・。ヘビー・マシナリー戴冠なら見出しにしようかと思ってたが、そうしないなら専門マスコミのレビューなんか字数の無駄遣い。ウーソズのダブル攻撃とかもタイミングがズレてるし、やる側から見ているならミスが目立ってしまったカードに。まぁルチャの選手が高く飛んだ際に、どう受けて、どのようにバンプするかは教えている選手の指導に使えるくらいか。当たり前の話、受ける方が大変なのである。
 それにしてもオーティズが透明プラスチックから掘り出されてからは、まもとに見る気が失せるのであった。

<第4試合 NO DQ戦>
○AJスタイルズ W/ギャローズ&アンダーソン
 23分15秒 ブラックマス
●アリスター・ブラック

◆アンダーテイカー降臨!AJスタイルズはブラックに屈辱の敗戦

 AJスタイルズ(with ルーク・ギャローズ&カール・アンダーソン)がアリスター・ブラックとNO DQ戦で激突した。AJスタイルズは持ち出した竹刀やパイプ椅子で激しい攻撃を仕掛けると、ブラックもダイビング・ダブル・ニースタンプでAJスタイルズをテーブル葬にして白熱の攻防を展開した。しかし、試合途中にブラックがギャローズ&アンダーソンに襲われてピンチとなると、突如会場が暗転となって鐘の音がゴーン。ジ・アンダーテイカーがリングに降臨。アンダーテイカーはギャローズ&アンダーソンの首を絞めると因縁のAJスタイルズをチョークスラムで沈めてそのまま暗闇に消え去った。

 この襲撃でダメージを負ったAJスタイルズは弱ったところをブラックマスを決められて3カウント。AJスタイルズは前回のPPV「スーパー・ショーダウン」のトゥワイク・トロフィー・ガントレット戦に続いて神出鬼没のアンダーテイカーに襲撃されてブラックに敗戦した。

 このAJとテイカーが『レッスルマニア』予定なんだが、こんなカード見たいのか? 二度やられているから、大舞台でそろそろ本気で引退のテイカーさんが寝るのかもだが、凶器ありの試合形式といい、ファンが望んだじっくり試合にならなかったのが悔やまれる。AJが肩を外して以来、恐らく本調子ではないのだろう。ただ、このカードの担当エージェントはアホなのか? 意味をなさないNO DQ形式に試合展開もダメ、ダメ。これは作った奴が悪いのである。

<第5試合 RAWタッグ王座戦>
○ストリート・プロフィッツ
 18分30秒 フロッグスプラッシュ
セス・ロリンズ&マーフィー

 うるさいフィラデルフィアでお客さんがセス・ロリンズにブーなのは、ベビーフェイスであった時も変わらないのだが・・・。モンデス・フォードの跳躍力が鳥人並みなのは毎回記しているが、そこから先が問われてくる段階か。会場のお客さんは明らかに試合を見てない様子で歓声が聞こえない。前日のUFC写真が到着したのでそっちを先にやることに。やっぱり誰も関心持ってないカードなのであった。

 レッスルマニアはケビン・オーエンズ戦ということなのだろう。正直、ときめかないのだが。

<第6試合 IC王座1対3ハンデ戦>
[王者]ブラウン・ストローマン
 8分30秒 ヘルヴァキックとの合体技フォール
[挑戦者]中邑真輔&セザーロ&○サミ・ゼイン

◆中邑との連携攻撃でゼインが新IC王者に!

 中邑真輔がセザーロ&サミ・ゼインとタッグを組んで“巨獣”こと王者ストローマンと3対1ハンデキャップIC王座戦で激突した。序盤、ストローマンが中邑のクローズラインを跳ね返してパワー差を見せつければ、数的有利の中邑が延髄斬りを決めると、セザーロがアッパーカット、ゼインがチープショットと抜群のチームワークで応戦。さらに場外の攻防では中邑たちが3人がかりでストローマンを鉄製ステップに叩き付け、続けて中邑がキンシャサを決めて攻め込むと、終盤ではセザーロに攻撃を避けられたストローマンがポストに誤爆。このチャンスに中邑がレフェリーの死角で再びキンシャサを叩き込んでストローマンに大ダメージを与えると、最後はゼインが3人連携したヘルヴァキックでストローマンに止めを刺して3カウント。ゼインがストローマンからピンフォールを奪って新IC王者となった。

 元エル・ジェネリコはWWEでは初戴冠だろう。そこは結構なことなんだが、恐らくは『レッスルマニア』再戦で秒殺されると。でもまぁ、記録に残るだけでも喜ばしいことだ。日本はコロナのニュースばかりだが、外国人が王者というのは時代の要請なのである。

<第7試合 RAW女子王座挑戦者決定エリミネーション・チェンバー戦>
ナタリアとルビー・ライオットから
サラ・ローガンが3番目
4番目シェイナ・ベイズラーが次々に秒殺
リブ・モーガンはプラスチック製ではあるが、檻の透明グラスに頭をガツンとぶつけられた!
ケツはずっと檻の中でわめいていたアスカとの一騎打ちだったが、全21分の尺でフィニッシュは切札クラッチ
※勝者ベイズラーが『レッスルマニア36』でRAW女子王座に挑戦!

◆アスカが無念の失神負けで王座挑戦権逃す

 アスカがPPV「レッスルマニア36」でのRAW女子王座挑戦権をかけたエリミネーション・チェンバー戦に挑んだ。ナタリア対ルビー・ライオットで金網戦が始まると、その後5分ごとに透明の小部屋からサラ・ローガン、シェイナ・ベイズラーが登場した。サラは天上から飛んではくれたが、基本は最後の二人という試合デザインのようだ。

 シェイナはサラ、ルビー、ナタリア3人を連続のキリフダ・クラッチで脱落させてリングを一掃してその実力を見せつけると、続けて登場した注目のリブ・モーガンも小部屋のアスカに見せ付けるようにプラスチックの壁に頭をガツンと打ち付け、処刑式に再びキリフダ・クラッチで締め落とした。しかし、アスカはリングで圧勝するシェイナにまったく怯むことなく「こいや! やったるからな! バーカ! バーカ!」と息巻くと、シェイナとの一騎打ちでヒップアタックを決めて先制。さらにアスカは必殺のアスカロックを決めてシェイナを追い詰めたが、最後は強烈なヒザ攻撃からキリフダ・クラッチで捕まって無念の失神負け。エリミネーション・チェンバー戦を制したシェイナがRAW女子王座挑戦権を獲得し、PPV「レッスルマニア36」で王者ベッキー・リンチと対戦することが決定した。

 PPV「レッスルマニア36」は日本時間4月6日にWWEネットワーク(日本語実況版有り)でライブ配信される。


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