フィゲイレードがKO勝利!ベナビデス敗北でフライ級王座は空席のまま!UFCファイトナイト・ノーフォーク


Josh Hedges/Zuffa LLC/UFC

 総合格闘技団体UFC(Ultimate Fighting Championship)は日本時間3月1日(日)、アメリカ・バージニア州ノーフォークのチャートウェイ・アリーナを舞台に”UFCファイトナイト・ノーフォーク”を開催した。
 メインイベントにはフライ級王座決定戦が組まれ、ジョセフ・ベナビデスが悲願のチャンピオンベルト獲得をかけてデイブソン・フィゲイレードと対戦しましたが、前日の公式計量で体重オーバーだったフィゲイレードにはタイトル獲得の資格が与えられておらず、ベナビデスが勝利した場合にのみ、チャンピオンの称号が授けられることを条件に試合が行われた。
 試合の展開は開始直後からリズムをつかんだフィゲイレードがベナビデスに対してプレッシャーをかけ、第1ラウンドこそなんとかしのぎきったベナビデスだったが、フィゲイレードの強打につかまって万事休す。第2ラウンドが始まって2分と経たずしてフィゲイレードがKO勝利を飾ったため、フライ級王座は空席のままとなっている。

■ UFCファイトナイト・ノーフォーク
日時:現地および日本時間2020年2月23日(日)
会場:スパーク・アリーナ(ニュージーランド・オークランド)

【メインイベント】
<フライ級タイトルマッチ 5分5ラウンド>
○デイブソン・フィゲイレード
2ラウンド(1分54秒)KO
●ジョセフ・ベナビデス
デイブソン・フィゲイレード

「計量をミスしたことは本当に申し訳なく思っているけど、ノーフォークでどでかいショーをお見せすると言っただろ。ド派手なメインイベントがふさわしいと思うからな。ノーフォークのみんな、UFCをサポートしてくれてありがとう。ベナビデスにも感謝している。最高のヤツだし、素晴らしいチャンピオンだ。俺はノーフォークの人たちのためにここで戦っているし、世界中の人々のために戦っている。ベルトはそのうち手に入れる。次のフライ級王者は俺がなる。それは間違いない。次はちゃんと体重を作って、腰にベルトを巻くつもりだ」

【セミメインイベント】
<女子フェザー級マッチ 5分3ラウンド>
○フェリシア・スペンサー
1ラウンド(3分37秒)TKO
●ザラ・フェイリン
フェリシア・スペンサー

「グラウンドでの試合になるだろうと思っていた。お互いパンチは何発か決めていたけど、最終的には私の思い描いていた展開に持っていくことができた。タイトルショットに値する試合結果を残すことができたと思う。ミーガンも良い試合をしたと聞いたけど、私の方が王者には近いはず。練習してきたことを試合でやることが私のゴール。練習でも試合を想定した内容をいつもやっている。今回のキャンプでは自分の新たな凶暴さを発見することができた。今後のことはUFCと話して決める。次の試合はタイトルショットであることを願うわ」

【メインカード】
<ライトヘビー級マッチ 5分3ラウンド>
○マゴメド・アンカラエフ
1ラウンド(0分38秒)KO
●イオン・クテラバ
マゴメド・アンカラエフ

「俺が言えるのは、相手を痛めつけ、ハイキックを決めたら向こうがぐらついていて、それで審判が止めに入った。イオンと話したら彼は判断に不満があるようだったけど、レフェリーはレフェリーの仕事をしただけだと言ってやった。何もかも計画通りだったのにとか言っていたけど、どういう意味かは分からない。再戦は必要ないと思う。でも、UFCがそうしろと言うなら受け入れる。俺は試合を断らない。長いキャンプだったから、家に戻って家族と時間を過ごしたい」

<女子フェザー級マッチ 5分3ラウンド>
○ミーガン・アンダーソン
1ラウンド(3分31秒)KO
●ノルマ・ドゥモン
ミーガン・アンダーソン

「試合を決めたパンチについては、コーナーにいるコーチ陣からは何回も言われていた。必ず相手がオープンになると分かっていたわ。パンチ力は持っている。あとはどのタイミングでそのパンチ力をより正確に発揮するかにかかってくる。私以外に今連勝している女子フェザー級選手はいないと思う。アマンダとの試合を狙っているわ。フェリシア・スペンサーとザラ・フェイリンの2人も可能性としてはあると思うけど、私が戦うべきだとは思う。できればオーストラリアか、私の新たな故郷カンザスシティで戦えたら嬉しいわ。でも、王者がいるところであればどこでも良いわ」

<フェザー級マッチ 5分3ラウンド>
○グラント・ドーソン
2ラウンド(1分38秒)サブミッション(リアネイキドチョーク)
●ダリック・ミナー
グラント・ドーソン

どんな試合からでも成長するための何かを得られる。ただ今日は完璧なパフォーマンスだったと思う。相手が素早くギロチンを仕掛けてきたときは苦しかったけど、あきらめずに抜け出せた。ああいうチョークはずっと見てきた。俺のジムはギロチンジムって言われているのさ。たしかにタイトだったけど、いつもやっているほどタイトな感じではなかった。不思議だなと思ったのは、向こうはすぐに仕掛けてくるだろうと思ったのに、下がって時間を使っていたから、それで俺はプレッシャーをかけられたし、前進できた。相手が対応し始めたら、グラップリングに切り替えて、そこからはどうすればいいか分かっていた。自分がやってしまったように計量のミスを埋め合わせられるようなパフォーマンスはない。それに対する言い訳はない。必ず戻ってくる。フェザー級で、今度はきっちり体重も作る。もう終わったこと。言い訳はない。今回のキャンプでかなり成長できた気がする。最高のトレーニングパートナーがいてくれるし、全員が成長している。また戻ってきて自分の力を見せつけたい」

【プレリム】
<バンタム級マッチ 5分3ラウンド>
○カイラー・フィリップス
判定3-0(27-30、27-30、27-30)
●ガブリエル・シウバ
カイラー・フィリップス

「相手はすごくタフだった。レスリングを使ってくるのは分かっていた。相手のエナジーレベルを確認した後に何発か強烈なパンチを決めることができた。フィニッシュも狙ってはいたんだけど、第1ラウンドで体力を消耗しすぎてしまった。第2ラウンドと第3ラウンドが勝負だと分かっていた。ジャブなども打ちつつ、グラップリング勝負に勝つことだけを考えていたよ。1年以上戦っていないからな、完璧な試合は無理だと分かっていた。相手の右パンチと膝を食いそうになった瞬間もあったけど、フィニッシュは絶対にさせるつもりはなかった。今は少し休憩が必要かな。これからも俺の強さを証明していくつもりだ」

<ミドル級マッチ 5分3ラウンド>
○ブレンダン・アレン
1ラウンド(4分47秒)TKO
●トム・ブリーズ
ブレンダン・アレン

「多くのファンが見ていてくれたことを願うよ。そして少しでも多くの人が俺のフォロワーになってくれるとうれしい。この階級で必ずインパクトを残す存在になってやる。今年のインターナショナルファイトウイークでも試合をしたい。今はただ家に帰ってベイビーに会いたいよ。試合ではボディーキックで相手を攻め崩していった。グラウンドでの試合も準備していたよ。自分がマウントをとった時は相手の隙を見ながらレフェリーに止められるまでパンチを連打した。今日は特に気分が良かったな。言葉にするのが難しいくらい。自分のあるべき姿を見つけた感じだな。素晴らしいコーチにも囲まれている。自分のことを信じられなかったらここまでこられていないよ」

<ヘビー級マッチ 5分3ラウンド>
○マルチン・ティブラ
判定3-0(30-27、29-28、30-27)
●セルゲイ・スピバック
マルチン・ティブラ

「また勝利できて最高の気分だ。この数カ月、このために必死にがんばってきたから、勝利という結果を得られて満足している。特に、過去の2試合があったから、勝たないといけなかったし、本当にうれしい。プレッシャーがかなりかかっていたし、フィニッシュできればと思っていたけど、でも勝利はありがたく受け取るよ。プランは良かったと思う。基本的にはその通りだったし、もっとパンチを避けたかったかな。序盤にかなり受けすぎた。スロースタートだったけど、きちんと反応できていた。まだ取り組むべきことがあるのは間違いないけど、シンジケートで最高のキャンプができているし、もっとうまくなりたい。以前のランキングの位置に戻って、また突っ走りたい」

<ライト級マッチ 5分3ラウンド>
○ルイス・ペーニャ
判定3-0(30-27、30-27、30-27)
●スティーブ・ガルシア
ルイス・ペーニャ

「勝利できてうれしいけど、勝ち方には納得がいっていない。俺の仕事はファンのためのもっと良い試合をすることだ。試合の最中は何が何でも勝ちに固執してしまうものだけど、俺はしっかりファンを魅了したいと常に思っている。ファンが楽しかったと言ってくれる試合にしたいんだ。対戦相手の変更で確かに俺も少し動揺した部分はあったけど、試合は試合だ。スタイルの違う相手だったから戦法もまた一度作り直す必要があった。相手の背中をとれた場面もあったけど本当は打撃で勝負したかった。ただ勝つためには手段を選ばないのがこのスポーツだ」

<フェザー級マッチ 5分3ラウンド>
○ジョーダン・グリフィン
2ラウンド(3分38秒)サブミッション(ギロチンチョーク)
●T.J.ブラウン
ジョーダン・グリフィン

「あのチョークが大のお気に入りなんだ。俺にとってあのチョークはとっておきの技のひとつだからな。あの技は肩からかけるともう逃げることはできない。足があいているから逃げ回れると思われがちだけど、動くと逆にきつくなるんだよ。チョークが決まった瞬間、俺は勝利を確信した。これぞ、黒帯ならではの技ってもんだ。俺はようやくUFCで初勝利を収めて、やっと殻を破った。これからもっと強い俺を見せられるだろう。デビュー戦は神経質になっていた。チャス・スケリーと戦った2試合目はシュートしすぎずに、もっとKOを狙えばよかったと思っている。ただ今日はやるべきことができたし、コーチの言う通りに動けた。コーチには冷静を保つようにと言われていたんだ。いつも俺はガツガツ行ってしまうから、今日は冷静を保つように意識した。進化している実感がある。だからこれからはもっと強くなる。これからパフォーマンス・インスティチュートに行って、自分の優先すべきことを明確にするためにあらゆるテストに臨み、しっかりと取り組んでいくつもりだ」

<フェザー級マッチ 5分3ラウンド>
○スパイク・カーライル
1ラウンド(1分25秒)TKO
●アーロン・クルーズ
スパイク・カーライル

「今日ここにいられて何よりうれしいね。神様に感謝だよ。UFCにも感謝したい。今回も本当に世話になったよ。試合ではフィニッシュを早い段階で決めることができた。俺の得意なスタイルだ。試合序盤からアクセル全開で早い段階で試合を終わらせるのが俺の好きな戦法だ。何かしらのボーナスがもらえるといいね。俺は随分長いこと戦っている。オクタゴン以外の場所でもな。そろそろメインイベントで戦いたい。来週のラスベガスのカードに出してくれても問題ない。減量さえうまくいけばいつでも試合はできる。キャリアの中で一番調子がいいかもしれない」

<ウェルター級マッチ 5分3ラウンド>
○ショーン・ブレイディ
判定3-0(29-27、30-27、29-28)
●イスマイル・ナウルディエフ
ショーン・ブレイディ

「今回の戦略はグラップリング技術を生かすことだった。最初は相手の様子をうかがっていたけど、向こうがかなり攻めてきたのに、俺は思っていた以上に早く動けなくてテイクダウンも取れなかった。でも、相手が体力を消耗するような動きをしていたから、きっと動きが遅くなるだろうと思って、2ラウンド目と3ラウンド目にはグラップリングを仕掛けられると思っていた。コート・マクギーと戦ったときはストライキングをかなり生かせたから、今日はグラップリングの方を少しでも披露できてよかった。ストライキングよりもはるかにグラップリングの方が得意なんだ。毎試合、新しい技術を磨き、披露できるようにしている。数百人のファンがフィラデルフィアから応援に来てくれた、だから早い段階から、みんなの声援を聞けたのは最高だったよ。もしUFCが東海岸で試合をさせてくれるのなら、俺が客を呼んでやるよ。次はもっと大物と戦いたい。コートは大物だった、イスマイルはそれほど有名じゃないけど、かなりタフだった。自分の強さを証明する準備はできている」

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