[週刊ファイト2月27日号]収録 [ファイトクラブ]公開中
▼記者座談会
トリプルH発言の真意とオカダの契約内容を推測
・今後、水面下での“新日潰し”もあり得る状況
・新しいファンを獲得しておかないと本当にヤバイ
・つまり、新日プロへの警告ですよ
・オカダはオールスター戦開催も口にしています
令和2年の新日本プロレスは日米両国で打って出ることになるが、そんな新日プロに対し警戒心を強めているのがWWE。今後、水面下での“新日潰し”もあり得る状況だが、最も気になるのは「トリプルHが自らオカダ獲りに動くのではないか?」という情報。そこで本誌評論家にこの問題について話を伺った。
(*編注 A=『マット界舞台裏』特約記者、B=スポーツ紙記者 C=フリーのべテラン記者)
A まず、このコーナーでもBS朝日での『ワールドプロレスリング』金曜夜8時復活を取り上げたいと思います。
C 新日ファン全体が小躍りするほどのニュースじゃないでしょ? これまでBS朝日で『ワールドプロレスリング』を見てきたファンにとっては朗報なんだろうけど。
B 僕は逆に、これで地上波での金曜夜8時復活はなくなったという印象を受けました。ハッキリ言って、新日プロにとってあまりメリットはないと思う。
A むしろ、テレビ観戦で済ませてしまうファンが増えて興行面のマイナスになるかも。
C 衛星放送に加入している人は基本的に興味がある番組しか見ないわけです。その点、地上波は無料のうえ、チャンネルを回していたら、たまたまプロレス中継をやっていて、面白ければそのまま見入ってしまう視聴者も少なくない。で、それがキッカケで会場に足を運ぶようになるという・・・。ただ、現在の深夜の時間帯では多くは期待できない。
B 新日プロにとって1番重要なことはどんどんパイを増やすこと。その手っ取り早い方法が、ゴールデンタイムでなくても時間帯の昇格であって、今は可能性ゼロでもその努力だけは続けるべきでしょう。
C 最近、新日プロのカードと試合内容のマンネリを指摘するファンの声がもの凄く増えているので新しいファンを獲得しておかないと本当にヤバイ。
A もう1つ心配なのはWWEがオカダ獲得を狙っているという情報。