NXT北米王座交代!ロデリック・ストロングがキース・リー輝かせる

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 日本からのファン目線では紫雷イオvs.トニー・ストームの名勝負数え唄がUSAネットワークでお茶の間に届けられたことだろうか。本誌が再三指摘しているように、無理やりヒールにさせられているイオなんだが、フルセイル大学の常連さんにとっては「Io, Io,」の大合唱であって、黒の衣装はともかくベビーフェイス扱いなのが笑える。『ロイヤルランブル』前日、NXTの米英対抗戦『WORLDS COLLIDE』があり、ここでストームのNXT女子王座への挑戦が決まっている。なにしろ初代NXT UK女子王者リア・リプリーを倒したのがストームであり、ネットワーク中継されたものだけでも複数回は勝ってる伏線がある。

この受けの際にトニーは重かった!

 それもあって大人のファンにはケツをどうするのかが注目だったが、都合よく(笑)ビアンカ・ブレアが乱入してきて、今回の「紫雷vs.ストーム」はノーコンテストに。但し、ストームが場外のイオに向けてトペ・スイシーダを放った際、イオの右足にストームの体重がぐちゃと乗っかかったようにみえて心配したら、やはりイオはくじいたようでMRI検査というのが最新リポートである。本稿締め切り時点で結果なりは不明なのだが、大変心配ではある。

 ダスティ・ローデス・クラシックのトーナメントはレスリング内容に関しては本当に素晴らしい。ただ、英国はリバプール出身のグリズルド・ヤング・ベテランズと言われても、一般に馴染みがないから、いくら前日の録画であっても豪華クルーザー船からの中継番組AEW Dynamiteとなれば、見た目というか、米国では同時の裏番組なのでライト層というか浮動票はAEWを見てしまうのは仕方がない。ただまぁ、平均視聴者数結果はAEWの871,000人に対して、NXTは769,000人と、前週より1割アップしているのだから、まぁよかったんじゃなかろうか。

 ただ、KUSHIDA&アレックス・シェリーのタイム・スプリッターズを撃破したグリズルド・ヤング・ベテランズである。当初は、当然に決勝に行くものと思われたアンディスピューティド・エラの元reDragon組をも凌駕したのはひねってある。
 反対側のブロックでは、マット・リドル&ピート・ダンの新鮮(新選?)組が、英国インぺリアムを下して決勝進出となった。

 本誌内で詳細するが、シェイナ・ベイズラーが「どこにも行かない」宣言をやって、先週のバトルロイヤルで、てっきり最後の4名が出揃ってと思っていたら、隠れていたブラックハーツは落とされてないとなって、シェイナを落とした因縁から、この両雄のシングルも組まれたこと。笑えたのは、なんでもブラックハーツはジョーン・ジェットのファンだから、バンド名をリングネームにしたのだそうだ。

 トリは、ロデリック・ストロングがキース・リーを輝かせて、NXT北米王座が移動している。これでイイのだ。完璧だったかと問われれば、ストロングがコーナーで雪崩れ式アバラッシュ・ホールドをやろうとして、巨体を持て余して二度目をやり直す他、やる側から見ていたらミスもあったんだが、さすがは職人のロデリック・ストロングなのであった。

■ WWE NXT
日時:1月22日
会場:米フロリダ州オーランド近郊 フルセイル大学スタジオ

◆紫雷イオとトニー・ストームが一騎打ちもビアンカの乱入で反則裁定に

 “黒い”紫雷イオが元NXT UK王者トニー・ストームとNXTで激突した。イオがフット・スタンプからのダブル・ニーを決めて攻め込めば、トニーもジャーマン・スープレックスからカウンターのクローズラインで反撃して激しい攻防を展開。しかし、トニーがイオの繰り出した619をキャッチして追撃を狙うと、ここで突如ビアンカ・ブレアがトニーを襲撃して試合は反則裁定。ビアンカはスピアーを放つと馬乗りになってトニーに暴行を加え、イオにもエルボーを叩き込んでリングで勝ち誇った。

 すると今度はNXT女子王者リア・リプリーが王座ベルトを持って姿を現し、ビアンカと殴り合いの乱闘を展開。さらにイオもスプリングボード・ドロップキックをリアに決めて乱闘に加わると、セカンドロープから場外へのムーンサルトでリアとビアンカを蹴散らして絶叫した。しかし、トニーもトペ・スイシーダをイオに決めて乱闘に加わると、リングにあったNXT王座ベルトを掲げてワールズ・コライドで対戦するリアを挑発した。

 王者リア対トニーのNXT女子王座戦が行なわれる「ワールズ・コライド」は日本時間1月26日にWWEネットワークでライブ配信される。


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