祥子JSK
――昨年はご自身にとってどういう1年でした?
「たくさん試合(6戦1勝4敗1分)をやらせていただいて凄く濃い1年を過ごすことができました。試合を重ねるごとに経験値を上げられたので少しずつ成長しているものがあると思うのですが、結果としてはいいものを残せなかった1年でした。結果で見るほど、内容は自分的には悪くなかったとは思うのですが、結果につなげられなかったことが課題なので、今年は結果にまでつなげるところにいきたいと思います」
――反省する点はどういうところでしょう。
「今まではテクニックにこだわり過ぎて大きな攻撃をもらわなくても印象や手数で負けることが多かったのですが、今は手数を出せるようになりましたし、得意な蹴りだけでなくパンチも出せるようになっています。相手が強くなっていく中でフィジカルの必要性も感じるようになって強化しているので、以前よりも少しずつ強くなっているのを感じています」
――前戦となった12月の沖縄での上原真奈戦は引き分けでしたが、試合内容を振り返っていただけますか。
「内容的には判定1-1のドローで、人によっては意見が分かれるかもしれませんが、顔面前蹴りなどクリーンヒットが何発もあったので自分的には勝ったかなと。沖縄の人たちも温かい人ばかりで『祥子選手が勝っていたよ』と言っていただけたり、引退する選手と最後まで力を出し切る試合ができたので良かったと思います」
――なかなか引退する選手とやる機会はないと思いますが、何か得たものはありました?
「試合中は集中していて特に考えていませんでしたが、試合が終わった後に『お疲れ様でした』とリング上で上原選手にお伝えすることができました。自分もいつか引退することになるので、自分もやり切って終われるのかなと考えましたね。引退するまでに完全にやり切ってやろうという気持ちも強く感じました」
――上原選手は二冠王でしたが、そういう実績のある選手とドローに持ち込めたことで自信になったりは?
「私的には二冠王に挑戦する気持ちではなく、今回はとにかくやり切る気持ちで臨んだので、特にそうは感じませんでしたね」
――今回、ぱんちゃん選手との再戦が決まりました。
「またぱんちゃん選手とは対戦したいと思っていたので、思ったよりも早く再戦が決まった時は凄く嬉しかったです。ぱんちゃん選手との勝負に決着を付けたい気持ちもあるのですが、ここ最近はもどかしい試合が続いていて、そこから上に行くための自分との戦いだと思っているので凄く気合が入ってます」
――再戦はベストタイミングですか?
「本当は昨年にタイトルマッチを経験させてもらっているのでチャンピオンになってから再戦したかったという気持ちもありましたし、ぱんちゃん選手とも『お互いにチャンピオンになってから再戦ができたらいいね』と話していました。2020年初戦なのでぱんちゃん選手と完全決着を決めて幸先良いスタートを切りたいと思います」
――最近のぱんちゃん選手の試合の印象はどうですか?
「アグレッシブでどんどん前に出るスタイルは変わらず、昨年12月にはタイ人選手にKO勝ちしていたのでメンタル的にも自信が付いたんじゃないかなと。あとはフィジカルも強化されていると聞いているのでパワーも付いたとは思いますが、基本的なファイトスタイルは変わらないでしょうし、前回自分ができなかったことを今回は違う形でやろうという気持ちはあります」
――前回の試合よりもご自身が伸びた点は?
「試合の組み立て方です。今回は3分3Rなので全体的な試合の組み立て方を意識しています。今までは技術的なことでは相手の攻撃を良く見てカウンターを合わせるところまでで終わっていたので、ジャッジから見ても私が勝ったと思われるように全体の流れをちゃんと組み立てていき、アグレッシブにいきたいと思いますね」
――同じ相手とやることはやりやすい?
「奥脇奈々選手とはアマチュア時代に一度対戦したことがあり、2018年8月にお互いにプロになって対戦した時は勝つことができました。二回連続で負けたくはない気持ちは強いので次は絶対に勝ちます」
――再戦したいと思える選手は今までにもいました?
「私の試合の後にWPMF世界ピン級チャンピオンになった田中“暴君”藍選手は凄く強かったので(2019年6月9日、祥子が2RKO負け)、私がもっと強くなって、もっとやり合えるようになってから戦いたい気持ちはあります」
――今回でぱんちゃん選手との試合は終わりにしたいですか? それとも3度目はありそうですか?
「KO決着で終わりにしたいです」
――ぱんちゃん選手との顔面前蹴り対決でも負けたくない?
「彼女とファイトスタイルは似ていませんが、得意な技が少しかぶっていて、私は相手の得意な技を出させて同じ技でやり返したいという気持ちがあります。顔面前蹴りが得意な分、当たらない距離感がわかっているので私には当たらないと思います」
――ぱんちゃん選手は打撃戦で勝負したいと言われてますが、前回と同じく組みの展開になっても問題はないですか?
「そうですね。そうなっても問題ないように練習しています。うちのジムにはタイ人トレーナーもいますし、そこの展開でも勝てないと申し訳ないですから。前回はパンチで行ったことで組まれやすかった部分もあるので、今回は前回とは違う蹴りの距離で戦いたいですね」
――ぱんちゃん選手と交わったことでご自身のネームバリューが上がったと思いますか?
「そうですね。KNOCK OUTの会場だけでなく、後楽園ホールでジムの選手のセコンドでも行ったりすると声をかけていただけるようになり、応援してくれる方が増えているので頑張ろうという気持ちは強いです」
――ちなみにぱんちゃん選手とはプライベートで仲良くなれるタイプですか? 二回拳を交えた後、二人はどういう関係になるでしょう。
「選手の中ではそういう話題はよくあり、私は親しく接することができるのですが、今までの経験上、親しく接してしまうと試合に響いてしまうのであまり選手とは仲良くし過ぎないようにしたいと思います(笑)。親しくなると攻撃的な面が出にくくなるんですよね。もっとぶっ倒してやる!ぐらいの気持ちを持たないといけませんね。やはり格闘技なのでしっかり闘志を持って戦わないといけないと思っています」
――祥子選手は話をされているとき凄く穏やかですが、イラつくことはあるのでしょうか?
「最近だと、出かけるときに子供がもたついた時にイラついたぐらいです(笑)」
――今回は祥子から祥子JSKのリングネームを改名しての初戦になります。なぜこのタイミングで改名を?
「うちは元々治政館の支部ですし、長江国政館長に女子キックボクサーとしてもっと認められるようにこれから治政館所属にして、ジム名のJSKをリングネームに付けて頑張っていこうと決めました。治政館はたくさんの名選手を輩出していてプレッシャーはありますが、今まで以上に気持ちは引き締まっています。館長は今体調を崩されている中でも『頑張って』と声をかけていただいたので、館長の期待も裏切らないように頑張ります。治政館の女子選手としてこれから覚えていただけるよう、治政館の看板に傷が付かないように気合を入れます」
ぱんちゃん璃奈
――2020年初戦が決まりました。昨年1年を振り返るとどういう1年でした?
「この前デビュー戦(2019年2月17日)をしたばかりの感覚でいたのに、約2カ月に1回のペースで試合をこなしていき……1年経つのが早かったですね。結果は6戦して6勝することができて、今までの人生の中でも一番充実した1年だったと思います。練習では苦しい想いもしましたが、むちゃくちゃ楽しい1年を過ごせました」
――2019年を漢字一文字で表すと?
「“夢”です。夢中な1年でしたし、夢を持って頑張った1年でしたし、これからの夢に期待した1年でした」
――ちなみに大晦日はどういうふうに過ごされたのでしょう。
「1日中、食べて寝て……特に何もしていません!(笑)。大晦日のRIZINもテレビで見ていて自分も大晦日に試合したいとは思いますが、自分からアピールするのではなく『この子を使ったら面白いんじゃない?』と、話題性ではなく実力が認められた上で主催者から自然と声がかかるような試合をしていかないといけないと思いました。周りからもよく『年末に出たい?』と聞かれるのですが、自分で自信が付いた時にいつか出られるチャンスが来ると思っているので、特に焦りはありません」
――初詣でおみくじは引かれました?
「小吉でした(苦笑)。去年も小吉で、年始めにおみくじで運を使ってないのでいい1年になったんです。今年も大吉を引く運を使っていないので、いい1年になると思い込んでいます(笑)」
――なかなかポジティブですね。
「おみくじに書かれた言葉は……あまり気にしていないので覚えていません。自分は神頼みしないので、自分の力でいい1年にするために頑張ります」
――前戦となった昨年12月のペットチョンプー・モー・クルンテープトンブリー戦が1RTKO勝ちだったことで、いい1年だったというのもありますか?
「そうですね。自分的にも一戦一戦消化するたびに自分の動きが良くなっているのを感じています。4戦目まではどうしてこんな戦い方しかできないんだろ?と凄く落ち込んでいました。まだまだ自分の力を出し切れていませんが、ちょっとずつ成長した姿を見せられるようになっているので、今年1年もさらにいい動きができるようになると自分自身に期待しています」
――プロ6戦目で初のタイ人との対戦でした。
「まだタイ人選手とは1戦しかしていませんが、日本人選手の方が気持ちは強いと思っていたので特に気にしたことはありませんでした」
――今回の相手、祥子選手とは昨年8月に判定勝ちしていますが、再戦となりましたね。
「また戦えることがめちゃくちゃ嬉しいです。一番戦いたい相手ですし、3度目の対戦がないように次の試合で白黒はっきり付けたいと思います」
――ぱんちゃん選手から再戦をお願いされたんですよね?
「祥子選手との試合が終わってから納得いかない試合内容だったので、すぐに鈴木会長、山口プロデューサーに再戦したいとお願いしていたのですが、まさか半年後に組まれるとは思いませんでした(笑)。でも決まったのでかなり燃えてます」
――今までにも再戦したいと思った相手はいました?
「プロになってからはないですね。どんどん色んな選手と戦っていきたいですし、勝った相手に関しては一度試合するだけでいいのかなと」
――なぜ一度勝っている相手とやろうと思ったのでしょう。メリットはないので再戦を避ける選手はいます。
「祥子選手との試合内容は、キッチリ勝ったといえないような難しい判定だったんです。前回は首相撲のポイントで勝ったというだけで、打撃勝負はしていません」
――組みに徹した戦いをしたのはなぜでしょう。
「祥子戦までに1カ月半しか試合間隔がなく、鼻が折れていたことで対人スパーができず首相撲やヒザ蹴りで勝負しようと考えてしまいました。試合ではやはりそればかりの攻撃になり、面白くない試合になってしまいましたね。祥子戦が終わってから今まで一切ケガはなく、対人スパーメインの練習ばかりなので今回は打撃勝負したいと思います」
――今一番自信ある技は?
「それは内緒で(笑)。新しい技がいくつかあるのでそれを出そうと思います。名前ですか? まだ決めていません」
――1月4日のツイッターでは「今年も顔面前蹴り沢山するぞー! 勝利を掴む顔面前蹴り」とつぶやかれてましたね。
「最低でも3回ぐらい出したいですね(笑)。一番得意な技ですし、一番ダメージを与えられる技だと思うんです。前々回のMIREY戦では鼻を負傷させましたし、前回もペットチョンプー戦では効かせることができました。顔面前蹴りはパンチよりも先に当てられますし、パンチ勝負だと自分ももらってしまう危険性がありますよね。顔面前蹴りだけだと外されることもあるので、色々とフェイントを混ぜたり、ボディへの攻撃を散らしたりして使い分けたいと思っています。顔面前蹴りは練習ではなかなかできない技でもあるので、ぶっつけ本番の技でもあります。試合でしか出せない技なので毎試合毎試合で必ず出していって精度を上げていきたいです。顔面前蹴りって決まると凄く気持ちのいい技ですし、自分でも一番食らいたくない技です。祥子選手も得意としている技なので、先に当ててやろうと思います(笑)」
――相手の得意とする技でも勝つと。
「そうですね。あとは今までは蹴り技が得意でしたが、パンチの面でも良くなっているので、蹴りだけにこだわらず、パンチだけにこだわらず、組みだけにこだわらず、相手の動きに合わせて色んな技を使いたいとも思っています。今は試合中に落ち着いて戦えるようになったのですが、デビュー戦の時は会長の声すらも聞こえない状態でしたから(笑)」
――ここ数戦の祥子選手の印象はどうでしょう。
「昨年12月の沖縄での上原真奈選手との試合映像は何度も見ました。強くなっているのは凄く感じた試合でした。お互いに成長しているとは思うのですが、自分の方が絶対に成長している自信はありますし、同じ相手とやることで自分がどれだけ成長したかどうかがわかりやすいので、今回はメンタル面でもまいった!と言わせたいですし、『祥子選手はぱんちゃんにもう勝てない』とみんなにわかってもらえるぐらい祥子選手に圧倒します」
――今年はどういう1年にしたいですか?
「チャンピオンクラスの選手とどんどんやっていきたいです。女子選手はほどんどRISEに行っているので、KNOCK OUTの女子部門を盛り上げたい。そのためにも私と対戦したいと思わせるぐらい強さを証明したいです。私が戦いたいと思っている選手がいても、向こうが戦いたいと思ってくれなかったら戦いは成立しませんからね。戦いたい選手がいても、向こうは強い選手との対戦が決まっていってしまいますので、自分を意識してもらえたら」
――最後に、ファンにメッセージをお願いします。
「前回、新日本キックに出た時に『ぱんちゃん!』と多くの方が声をかけて応援してくれたことが凄く嬉しかったんです。いつも応援してくれる方も、私が試合を重ねるごとに声を出して応援してくださるようになっています。そういう声は全部聞こえてますし、パワーになって自分のモチベーションにつながっています。ぜひ大会当日は会場に来ていただいて声を出して、私と一緒に楽しんでもらえたら。今回は安心して見てもらえる試合をします!」
2月11日(火・祝)東京・大田区総合体育館で開催される『テレ・マーカー Presents KNOCK OUT CHAMPIONSHIP.1』一般公開記者会見が、1月21日(火)東京ソラマチ® 5階 スペース634にて行われた。
■大会冠スポンサー株式会社テレ・マーカーの御紹介
KNOCK OUT・山口元気プロデューサーは「元々、テレ・マーカーの齊藤智社長とは、UMA選手がREBELS65kg級チャンピオンになったときの北海道での祝賀パーティーでお会いしてからの付き合いになります。1月13日に開催された『MUSASHI ROCK FESTIVAL2020』でもテレ・マーカーさんは主催されていて『マニアの人だけでなく、一般層に格闘技をどれだけ広めることが大事か』という話をその時に斎藤社長とお話させていただき、今回も協賛していただけるというありがたい話をいただきました」とあいさつ。
同席したテレ・マーカー・長宗勝也取締役、経営管理本部長は「当社では色んなスポーツのイベントのスポンサー活動をさせていただいており、最近は小さいお子さん、女性も格闘技をやられる方が増えているので、格闘技を多くの人に知ってもらいたい、もっともっと広めていきたいと思い、そのお手伝いをさせていただくことになりました」とテレ・マーカーが大会冠協賛になった経緯について説明した。
KNOCK OUTについては「もっともっと選手の層を増やして若い選手にも出てもらって、キックボクシングを色んな場所で開催していただき、多くの人に見てもらいたい。その立役者としてKNOCK OUTにやっていただきたいです」と期待を込める。そして、「前回大会を観戦したところ、日菜太選手の左ミドルの破壊力が凄かったので注目していきたいですね。あと、ぱんちゃん選手は全勝で凄いですよね。最初にお会いした時に見た目と映像で見た印象の違いにビックリしました」と会見に出席した日菜太(クロスポイント吉祥寺)とぱんちゃん璃奈(STRUGGLE)の活躍にも注目しているとした。
■日菜太、ぱんちゃん璃奈が会見に登場
今大会でWKBFオーストラリア王者ダニエル・マーシャル(オーストラリア/Muay U)と対戦する日菜太は「2020年は大田区(総合体育館)の日菜太ってことで、僕の力でまず大田区を超満員にしていきたいと思います。今回オーストラリアのチャンピオンと戦いますが、あまり知られていない選手と戦うので、そんなにチケットが売れてない現状は悔しいです。自分は250人ぐらいしか応援に来いただけないので、みんなが見たいと思うような強い選手とやる時はもっとたくさんの人が僕の応援に来たいと思ってくれるので、これに勝ったら強い選手をやらせてください」と更なる強豪との対戦を熱望する。
試合に向けては「歳を取って来たので朝起きるのが辛いんですよ(苦笑)。10分ぐらいかけてランニングに行きます」といい、「でも30代にコンスタントにずっとやり続けている真面目な強い選手は、30後半でも結果を残していく選手がいっぱいいるので、僕も最後に何かいいことができるんじゃないか、凄い結果を残せるんじゃないかと自分に期待して信じているところが凄くあるので、今年に期待してください。僕は東京ドーム(に出たい)と言い続けているので、みんながその夢に乗れるような試合をしていきたいと思います」と話す。
そして、ぱんちゃんは「3週間前になってくると気合いが急に入り始めるんです。減量も始まってくるし、対戦相手のことも意識してくるし、今日からめちゃくちゃ気合いが入ると思います」と試合に向けて気合十分のコメント。
リング上だけでなくグラビア活動でも注目を集めていることについては「最初、選手になった時はあまり目立たないようにしたいと思っていたんですけれど、今は強くなって自信が出てきたので、色んな人に見てもらいたい、新しいファンを取り入れたいと思って色んなことに挑戦していきたいと思っています。どんな目で見られてもファンになってもらえればいいかな(笑)」とまだまだキック以外にも挑戦していきたいという。
MCを務めるお笑いコンビのセバスチャンから好きな男性のタイプについて聞かれると、「最近きゅんきゅんしたのは石原さとみさんです」と男性ファンを傷つけないような回答。「優しい人と言っても絶対にウソだと言われるので、何と言っていいか分からないんですよね」といい、会場から笑いを誘った。
そして、今後については「こんなに大きな舞台で試合をすることはあまりありません。大田区総合体育館は大きいですし、凄い華やかなイメージがあります。今後、KNOCK OUTの女子選手を増やしたいので自分で強さを見せつけることで他の選手から『ぱんちゃんと戦いたい、ぱんちゃんを潰したい』と思わせたい。そうすることによって、応援してくれる人と女子選手を増やしていきたいと思います」と野望を語った。
最後に、山口プロデューサーは「2.11を盛り上げないといけません。ここにいる日菜太、ぱんちゃんからは大会を盛り上げようという責任感を感じられます。無法島GPトーナメントに出場するメンバーも、今回みんな快く公開練習での参加を快く受けてくれました。2.11に向けてみんなで盛り上げていきましょう」と話した。
■ラウンドガール登場
今グラビア界で最も熱いゼロイチファミリアの花咲れあさん、メイリさん、真奈さんの3名が、今大会に華を添えるKNOCK OUTラウンドガールとして登場(青山ひかるさんは欠席)。!
花咲「初めて出演することになりました。こういう機会が今までになかったので頑張ります。皆さんも楽しんでいただけると思いますが、私自身も楽しんで参加したいと思います」
メイリ「ラウンドガールをやるのは初めてで、まさかこういう仕事をやらせていただけるとは思わなかったので凄くビックリしました。緊張してますが、一生懸命盛り上げられるように頑張ります」
真奈「1年前にKNOCK OUTラウンドガールをやらせていただきました。その時は目をつぶってしまうような激しい戦いを見て、そんな素敵な大会に少しでも華を添えられれるように頑張ります」
■「無法島 GRAND PRIX」出場選手8名による公開練習
今大会注目の「無法島 GRAND PRIX」に出場するバズーカ巧樹(菅原道場)、橋本悟(橋本道場)、丹羽圭介(TEAMニワールド)、古村匡平(FURUMURA-GYM)、小川翔(OISHI GYM)、西岡蓮太(龍生塾)、鈴木千裕(クロスポイント吉祥寺)、与座優貴(橋本道場)の8名が一斉に揃い、対戦相手を前にして1人90秒間のミット打ちを披露した。(鈴木のみ専門学校卒業に必要な授業に出席しないといけないため、遅れての参加となった)
最初にミット打ちを行ったのは、トーナメント1回戦第1試合で対戦するバズーカと橋本。迫力ある打撃を見せ、その後のツーショット撮影ではバズーカが橋本と睨み合い。そのまま橋本を突き飛ばして一触即発のムードとなった。
続いてトーナメント1回戦第2試合で対戦する丹羽と古村が登場。ミットを持つパートナーが来ていないことで、急遽ミット持ちを任されたセバスチャンの阿部健一だったが、丹羽の三日月蹴りをボディミットに受けると悶絶する場面も。阿部がこれ以上は持てないと泣きを見せたところで、「観光に来ていた」というウィラサクレックムエタイジムのウィラサクレック・ウォンパサー会長がミット持ちを名乗り出たことでミット打ちは再開。この日、強烈な右ストレートと左右ミドルで爆音を響かせた古村に関係者も驚きの表情を見せていた。
以下は各選手の意気込みコメント。
バズーカ巧樹
「コンディションはバッチシです。相手(橋本)のミットを見て、特に思うことは何もないです」
橋本悟
「体重もしっかり落とせているのでコンディションはバッチリです。相手(バズーカ)のミットを見てミドルキックは綺麗だなと思いました」
丹羽圭介
「今、奥義として使っている無双ビートでコンディションは最高です。今回のトーナメントはみんな強いので努力してますが、いかにこの強靭な運を引き寄せられるかが優勝のポイントになります。ラッキーマンの僕が優勝します。相手(古村)のミットを見て、今回のトーナメント用に用意した無法ビートで勝利できると確信しました」
古村匡平
「今日はこういう場所だと場慣れしてないので緊張してしまい苦手です。ミット打ちも全然でした。丹羽選手は今回のトーナメントで一番身長があると思うので、背が高い人対策をしっかりします。丹羽選手が出していたストレート、ミドルの対策もしているのでパターンもいくつか用意してます。トーナメントに出ている選手への対策もしているので誰が来ても倒せます」
小川翔
「コンディションもいい状態で来ていて、減量もほぼありません。そのままトーナメントを迎えて優勝します。相手(西岡)のミットを見て強い選手だとわかったので、余計に気合が入りました」
西岡蓮太
「汗を見てもらえればわかる通り、代謝全開で身体は絶好調なのでこのままトーナメントを迎えたいと思います。相手(小川)のミットを見たのですが、他の選手と比べてもあまり本気を出していないように見えました。油断せずにさらに警戒して挑みたいと思います」
鈴木千裕
「自分を含めて今回のトーナメントには4名の20代が出ます。20代対決で一回戦は、自分の中では事実上の決勝戦。お互いに無敗でどちらかに黒星が付きます。やはり会場は最初は埋まっていませんが、ゆっくり来る人を急がせるぐらい自分らが盛り上げないといけません。トーナメント第4試合は満席で試合をしたいと思うので、ゆっくり来ようと思っている人は絶対に来たほうがいいですよ。僕が後悔させます。コンディションはいつも通り。やることは変わらないので。対戦相手(与座)のミットを見て、蹴りが強いのを感じました。自分はパンチに自信があるので、パンチと蹴りのどちらが強いか。僕がやってきた伝統派空手と与座選手の極真空手のどちらが強いか、白黒はっきり付けましょう! ちなみに授業をしっかり受けてこちらに来ました(笑)」
与座優貴
「毎日いい練習ができているので、それを試合当日出してどこまで行けるかが楽しみです。相手の鈴木選手とは、パンチvs蹴りの構図になります。一回戦を注目してもらって鈴木選手とバチバチしたいと思います」
最後にラウンドガールによるじゃんけん大会が行われ、勝ったファンにはKNOCK OUTオフィシャルグッズがプレゼントされた。山口プロデューサーは「選手はコンディションも良かったですし、対戦相手のミット打ちを目の前で見られたことで、帰ってからは色んなことを想像しながら練習できると思います。無法島 GRAND PRIX開催に向けていい雰囲気が作れたと思うので今日こういうイベントをやれてよかったと思います」とコメントした。
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