週刊ファイト二代目編集長 井上譲二氏の鷹の爪大賞2019

[週刊ファイト12月19日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼週刊ファイト二代目編集長 井上譲二氏の鷹の爪大賞2019

▽年間最優秀選手
オカダ・カズチカ(新日本プロレス)

 国内のビッグマッチのみならずニューヨークMSG大会など海外の興行でも最も多くメインイベントに出場し大観衆を魅了した点を評価。また、オカダの活躍はプロレス会場にとどまらず、『アナザースカイ』(日テレ系)、『スッキリ』(同)などテレビの人気番組に数多く出演して自身および新日プロの宣伝に貢献した。無理をして(?)フェラーリを乗り回すというプロ意識も併せ持つオカダは、完全に単独エースに躍り出た。


▽敢闘賞
宮原健斗(全日本プロレス)

 宮原は勝手に「俺しかいない」と19年のMVPを決め込んでいたが、選出するのはマスコミだから冗談でも言わないでほしい。とはいえ、この1年間の成長と、3冠ヘビー級王者として全日プロを牽引したことは高く評価できる。近い将来、全日プロが東京ドームか日本武道館に進出し、そこでトップクラスの選手相手に名勝負を繰り広げたらMVP受賞の可能性が出て来るだろう。ついでに、全日プロには宮原をメジャー級のスターに押し上げる企業努力が足りないことを指摘しておく。


▽年間ベストマッチメーカー賞
邪道(新日本プロレス)

 例年はメインブッカーの外道を選出しているが、団体関係者によると、邪道の努力、苦労も大変なものとか。地方大会の前座試合も担当する邪道がブックする年間試合数は膨大。その数は外道のそれを圧倒的に上回っている。
 しかも、第1試合からメインまで隈なくチェック。アングルの流れだけでなく、各選手の試合内容を査定しながら誰を上にあげていくかを決めるのもマッチメーカーの役割り。外道との二人三脚で興行面で結果を出し続けている邪道は紛れもない天才マッチメーカーである。


▽特別賞
ザ・デストロイヤー(米国)

 力道山没後の日本マットの復興および発展に貢献。この20年間は、チビッコのレスリング交流を通じ日米親善にも努めた魔王に贈る言葉は「感謝」しかない。私は数百人の外国人レスラーを取材したが、デストロイヤーさんは人格でも最高の人だった。

▼ザ・デストロイヤー・メモリアル・ナイト~白覆面の魔王よ永遠に~

[ファイトクラブ]ザ・デストロイヤー・メモリアル・ナイト~白覆面の魔王よ永遠に~

▼デストロイヤーメモリアルナイトで感じたテレビの力

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