女子格のニューウェーブ全選手計量クリア! 11・8新宿『RISE GIRLS POWER』まもなくゴング!!

 立ち技興行『RISE』の新基軸、11・8新宿FACE『RISE GIRLS POWER』がいよいよ始まる。
 11月7日には前日計量が行われ、無事全選手がクリア、女王同士が激突するメイン以下、7試合が行われる。

 なお、試合に向け、宮﨑若菜、小雪姉妹ほか、インタビューが届いているのでお届けする。

□宮﨑若菜、小雪姉妹インタビュー
TRY HARD期待の宮崎姉妹が吠える
「プロ練に参加したかったので、大学には行っていません」(若菜)
「アマチュアは10戦10勝(3KO)でした」(小雪)

TRY HARD GYM期待の姉妹が「RISE GIRLS POWER」(11月8日・新宿FACE)に揃って見参! 若菜と小雪の宮﨑姉妹だ。2歳違いで時にはケンカもするというが、二人ともキック一直線。女子キックの次世代を担う存在になるか。(聞き手・布施鋼治)
 
──キックボクシングのスタートはお姉さんの若菜選手の方が先?
若菜 キックは同じタイミングで始めました。それまではずっとフルコンタクト空手をやっていました。小2からのキャリアだから、人生の半分は格闘技ですね。
小雪 私は小3から空手をやっていました。
 
──空手からキックに転向したきっかけは?
若菜 もともと「二人で全日本選手権優勝」という目標を掲げてやっていました。その目標を達成することができたので、「次はキックで」という意見で一致しました。キックを始めたのは2018年の夏。私は18歳でした。
小雪 私は16歳の時でしたね。
若菜 TRY HARD GYMを選んだ理由は自宅から通えるところにあったことと、トレーナーのノップさん(ノッパデッソーン)が優秀だと聞いていたからです。
 
──同姓の先輩には平岡琴選手がいます。
若菜 一番一緒にいる時間が長く、選手としても人としても尊敬する部分がある方です。練習量もずば抜けて多いし、私たちにはない考えを持っている方なので話を聞くだけでも勉強になります。それに平岡さんもフルコン出身。私たちが壁にぶち当たった時の答えを教えてくれます。
小雪 やっぱり最初は怖かったですから。
若菜 練習中もいい時は褒め、悪い時にはしっかりとしたアドバイスをくれる。本当の優しさを持っている方だと思います。
 
──ところで、高校は別々?
若菜&小雪(声を揃えて)一緒です。小中高全部一緒!
若菜 2歳差なので、私が高3の時、小雪は高1でした。
 
──姉妹仲は良さそうですね。
若菜 周りからはそういわれるけど…。
小雪 家では些細なことでよく喧嘩します。
若菜 部屋の真ん中に仕切りがあるけど、ほぼオープンなので部屋ではいつも一緒。お互い練習のことでアドバイスすることも多いけど、「今日のマス(スパー)は強かった」みたいな一言でケンカが始まります(微笑)。
小雪 私は弱くやっているつもりなんですけど…。
若菜 キックのアマチュアデビューは二人とも2018年10月のKAMINARIMONでした。私は負けてしまったけど、それから妹は無敗なんですよ。
小雪 アマチュアでは10戦10勝(3KO)です。空手時代からボディ攻撃が得意だったわけではないけど、KOはボディを効かせてのTKOが多かったですね。
若菜 無敗というのはカッコいいじゃないですか。見ていて、ちょっと悔しかったですね。妹には負けられない。
 
──練習はいつも一緒?
小雪 私は昼間学校があるので、平日は夜ジムに行くことが多いけど、土曜日は一緒に練習しています。
若菜 昼間はプロ練に参加したかったので、大学には行っていません。プロ練優先の生活を送っています。
 
──キックのどこに魅力を?
小雪 空手をやっている時には、二人とも年齢も経験も上の方で教える立場だったんです。
若菜 TRY HARDに入り立ての頃には「空手と似た部分が多いかな?」と思ったけど、意外とそうではないところもあって、いろいろ発見が多いです。教えてもらった時に「できた」という達成感があります。
 
──ファイトスタイルは一緒?
若菜 違います。妹はスピード系。
小雪 姉はパワー系。
若菜 筋肉の付き方も違うと思います。自分ではパワーがある方だと思っていないけど、ジムの先輩たちに「パワーがすごいよ」といわれることが多いので、「そうなのかな」と思うようになりました。
 
──プロデビューは若菜選手が一足早いと聞きました。
若菜 ハイ。今年10月6日のRISE WESTでデビューしました(VS樋田智子。3-0の判定勝ち)。最初は不安の方が大きかったけど、「不安を自信に変えるほど練習をこなすしかない」と開き直ったら、直前には全て自信に変わっていました。3Rにボディを効かせることができたので、それが勝敗を分けたと思います。
 
──2戦目は“神村エリカ二世”AKARI選手との対戦です。
若菜 AKARI選手は手足が長いのでやりづらそうですよね。それにビジュアルもいいので、RISE側も押したい選手の一人なのかなと。でも年下なので負けられないです。パワーや技術面では私の方が上だと思います。
 
──小雪選手の方は今回がプロデビュー戦。NJKFフライ級王者松谷桐の妹・松谷綺との一戦になります。
小雪 松谷選手は前蹴りとローキックが厄介。でも、私も蹴りが得意なので蹴りだったら、負けない自信があります。デビュー戦で勝つか負けるかで今後が大きく変わってくると思うので、しっかり白星で飾りたいです。

■ RISE GIRLS POWER
日時:11月8日(金) 開場18:00 開始18:30 ※開場(18:00)後にオープニングファイトを予定
会場:東京・新宿FACE
  
<メインイベント(第7試合) SuperFight! −47.5kg契約 3分3R延長1R>
寺山日葵(TEAM TEPPEN/RISE QUEENミニフライ級王者、J-GIRLSミニフライ級王者)
 vs.
紅絹(NEXT LEVEL渋谷/RISE QUEENアトム級王者、元J-GIRLSミニフライ級王者)

□紅絹インタビュー 体重が一緒だったら平等でしょ!

 RISE初の女子大会『RISE GIRLS POWER』で初代RISE QUEENミニフライ級王者・寺山日葵との現役王者対決を実現させる同アトム級王者・紅絹(NEXT LEVEL渋谷)。
女子キックを深く愛する大ベテランの言葉は胸にズシリと響く。(聞き手・布施鋼治)
 

──10月18日の記者会見でプロデビュー戦は女子だけの大会だったと言っていましたね。
紅絹 そうなんですよ(2006年10月29日、J-NETWORK&日本女子ボクシング協会合同興行「女祭り」で関友紀子と対戦。3-0の判定勝ち)場所は今回と同じ新宿FACEでした。私は女子だけの大会に出場することが普通だったので(J-NETの女子興行「J-GIRL」の主力だった)、今回のような大会の方がしっくり来ますね。
 
──裏を返せば、女子キックの栄枯盛衰を肌で感じているともいえますよね。
紅絹 客観的には見ていないけど、私はずっとそこを背負ってきました。やっぱり問題は(男子との)レベルの差かな?私がデビューした時には(寺山のように)上手くなかったし、パンチとローしかできないのに10戦くらい負けなかったんです。あの頃はそれで通用していました。中には強い選手もいたけど、2分3Rの中で魅せられる試合をしていた選手は少なかったと思います。
 
──魅せられる選手だけが生き残った?
紅絹 かもしれないですね。あとは選手のモチベーションだったり。いまの選手の方がモチベーションは高い。正直今回の会見に出席しているメンバーを見て、「来年もいるな」と思いました。
 
──言わんとしていることはよくわかります。過去を振り返ってみると、モチベーションや恋愛が原因で、突如消えてしまう女子選手も結構いましたからね。
紅絹 そうなんですよ。パッと来て、パッと来なくなる選手が多い。そういうのがすごく多かったんです。「フィットネスの延長?」と聞きたくなりましたよ。「本気じゃないけど、スポットライトを浴びたかったから来た」という感じだったんですかね。私はキックボクシングが大好きなので、軽く見られることは悲しい。でも、いまの女子選手たちにはいい意味で自分たちの主張がある。だからこそ見ていて面白いですよね。
 
──RISE GIRLS POWERには十代の選手が多数参戦します。頼もしく映った?
紅絹 選手としての私は終わりの方に近いので、若い子がいるのは嬉しいです。私は本当に終盤にかかっています。マラソンに例えると折り返し地点なんかとっくの間に過ぎて、もうゴールの方が近い。今回の会見にはあれだけ十代の子が集まって、実力も華もあるとなると安心します。
 
──安心して、そのまま世代交代という意味でのバトンを渡す勢いですね。
紅絹 いや、現役の時には絶対バトンを渡さない。引退したら、好き勝手にどうぞと言いたいですけどね。負けてもいいやと思ったら、すぐ辞めた方がいいですよ。
 
──今回も王座決定戦で那須川梨々選手を倒したように、寺山日葵選手との王者対決も制して「女王は私」という部分を見せつけたい?
紅絹 そうですね。ただ、私が勝つというと、若干の差になってしまう。そんなに大差をつけられるような相手ではないと思っています。
 
──自分を知っているからこその発言だと思います。逆に強さを感じてしまう。
紅絹 倒し切るというイメージはいまだにないんです。後輩に「ダウンをとるって何だろう?」と聴いているくらいで。
 
──それでも生き残って王者にもなっている。それは自分の形を持っているからでしょう。
紅絹 自分の試合を見せて、お客さんを満足させているかどうかはちょっと微妙ですね。やっぱりダウンをとったり、見せ場がある方が見ていて楽しいじゃないですか。その部分では、まだまだだと思っています。
 
──前戦の那須川梨々戦といい、現在の紅絹選手は飛ぶ鳥を落とす勢いのTEAM TEPPENの壁になっている感があります。
紅絹 そうですね。潰しに来ていますね。でも、潰されたらいけないと思っています。
 
──TEPPENという大波もへっちゃらの防波堤になる?
紅絹 いまにも崩れそうな防波堤なんですけどね(苦笑)。でも、絶対食い止めます。ちょっと水漏れは起こしているけど、食い止めることはできたみたいな感じでいいんです。私は大きく勝つことが目標ではない。そこはやっぱり自惚れることはできないです。
 
──キッチリ寺山対策を立てている?
紅絹 う~ん、対策はもちろん立てているけど、具体的に立てるかといえば立てない。私、練習は理論的にやりたいけど、闘っている時には理論的ではなく感覚になっているんです。瞬時の判断を下したり、いまどう動くかという部分では感覚の方が合っています。だからザックリは決めるけど、細かくは決めないですね。
 
──いつも直面する体格差の問題は?
紅絹 そうですね。他団体でメロニーとやって倒れなかったから大丈夫です(身長163㎝のメロニー・ヘウヘスに挑戦する形で行なわれたKrush-50㎏級タイトルマッチ)。体格差はもちろん気にしないし、もともと47.5㎏という体重でやってきたので、そこも関係ない(今回の契約体重はお互いのリミットの間をとって47.5㎏)。白築杏奈選手のような大きな選手ともやって問題なく闘えたので、「体重が一緒だったら平等でしょ! 」という気持ちはありますね。
 
──最後にメッセージを。
紅絹 どんな感じ方でもいいけど、「あっ、紅絹は違うな」というのは見せたいです。
 
──尻尾がついている以外のところで?
紅絹 そこだけなら完全に見た目だけになってしまう(苦笑)。試合を見て「やっぱりチャンピオンは違うんだな」というのを見てもらえたらいいですね。
 
□寺山日葵インタビュー 男子の中の女子だったらある程度目立つ。でも女子の中の女子だったら、何か個性がないと目立たない。
9.29「RISE134」で佐藤レイナを破り、RISE QUEEN初代ミニフライ級王者についた寺山日葵(TEAM TEPPEN)。
その勢いでRISE初の女子大会11.8「RISE GIRLS POWER」では現アトム級王者の紅絹との現役王者対決に挑む。 (文・布施鋼治)


 
──RISE初の女子だけの大会で紅絹選手との現役王者対決が決定しました。
寺山 正直、この大会で決まるとは思っていなかったです。ワンクッション置かれるかなと思っていたので、受けてくれた紅絹選手には感謝しかありません。
 
──9.29「RISE134」でRISE QUEENミニフライ級王座を奪取したばかり。波に乗ってますね。
寺山 試合が終わった週の金曜には練習を再開したので、モチベーションは維持したままです。休んだのは4日くらいだけですね。
 
──闘いが終わったらノーサイド。王座を争った佐藤レイナ選手と一緒に食事に行った写真をSNSで見ました。
寺山 試合前のサイン会とかで結構話す機会もあったけど、やはり次に闘う相手だったのでお互いピリピリしたものはありました。それがなくなったので本当に良かったです。
 
──試合後だったら分け隔てなく話せた?
寺山 ハイ、普通に。試合の話もしたし、「あの時、こんな選手も出ていたよね」という昔話もしました。
 
──そのまま出世した選手もいれば、消えてしまった選手も?
寺山 当時ものすごく強かった子でもポッといなくなったり。ただ、もうレイナちゃんとはお互いやりたくないという話をしました。共に成長した上でプロとして試合ができたことは嬉しかったですけど。
 
──成長を感じた?
寺山 感じました。昔は私もそうだったけど、どっちともガチャガチャだったので(苦笑)。そういう要素はなくなってきた気がします。
 
──最大の勝因は?
寺山 5Rまで体力が持ったことがひとつですね。周りから「体力がない」と指摘されていたので、結構不安でした。あと結構見てくれる人には「パンチがうまくなった」といわれました。まだまだだとは思うけど、練習してきたことが少しは出せたかなと思います。
 
──TEAM TEPPENという恵まれた環境で練習できていることも大きかった?
寺山 環境がいいだけで強くなれるかといったら、そうではないと思います。大学に入るまでTEPPENに来るのは週1度で、あとは地元で父親と弟(11.4「RISE135」でデビューした寺山遼冴)と一緒に自宅や地元(群馬県)の体育館でやっていました。やっぱり家族間でやると気持ちに浮き沈みがあるけど、3人で練習してきたことは身になっていると思います。TEPPENは志の高い選手ばかりなので、私も高い意志を持たなければならないと思いながら練習しています。
 
──寺山選手もひとりの人間。疲れなどが原因で時にはジムには行きたくないという日もあるのでは?
寺山 受付の由美子さん(那須川天心や梨々の母)もトレーナーも笑顔で迎えてくれるし、乗せられてしまいますね(微笑)。だからジムに行くと、私の気持ちも必然的に上がります。
 
──ところで今回対戦する紅絹選手にはJ-NETWORKで一度勝っています。その分、アドバンテージはあると思いますか?
寺山 いや、あれから私も紅絹さんもチャンピオンベルトを獲得しているので、お互い置かれている状況が違います。しかも紅絹さんは経験がたくさんあるので、前回と同じような試合はさせてくれないでしょう。油断は全くできないですね。
 
──しかも、今回は寺山選手にとっては初となる女子だけの大会でメインを張ることになります。
寺山 いつもとは違いますよね。男子の中の女子だったらある程度目立ちます。でも女子の中の女子だったら当たり前なので、何か個性がないと目立たない。盛り上がる試合をして目立てるように頑張りたいです。
 
──でも、気負いすぎは禁物です。
寺山 そうなんですよ。気負いすぎたら空回りしてしまうので。だから試合前は試合直前まで周りと話をしたり、好きな音楽を聴いてリラックスするようにしています。岡本トレーナーはテーピングを変なところに張り付けたりしてくれるのでクスッとさせてくれます。
 
──今回は同門の那須川梨々選手や村上悠佳選手も一緒に出場します。お互い刺激しあいながら調整に励んでいる?
寺山 もちろん。私がメインだとしたら、二人が(白星で)繋げてくれるでしょう。同じジムの選手が勝てば嬉しい。反対に負けたりしたら、「自分が頑張らなきゃ」と思います。ここ1年くらい、同じ大会に同じジムの女子選手が出ることが増えたことは本当に心強いです。
 
──大学の友達の間でも話題になっている?
寺山 それが大学の友達には恥ずかしくてキックをやっていることを言っていないんですよ。別に隠しているわけではないんですけど。でも、今はSNSの普及がすごいので、中学や高校の友達からは連絡がきます。この間の試合は中学の時の男の同級生が見に来てくれました。私がベルトを獲った姿を見て、「すげぇ。明日から俺も仕事を頑張るよ」と言っていました。
 
──知人・友人の励みになるなんて、いい話ですね。ところで紅絹戦のイメージは?
寺山 ある程度は固まっています。でも、それを試合に出さないと意味はないです。
 
──どんなところに注目してほしい?
寺山 私の得意技は蹴り。対照的に紅絹さんはパンチなので、蹴りVSパンチの構図になると思いますね。前回やった時以上にパワーアップした私を見せられたらと思います。
 
<セミファイナル(第6試合) アトム級(-46kg)3分3R延長1R>
百花(魁塾/NJKFミネルヴァ日本アトム級王者)
 vs.
那須川梨々(TEAM TEPPEN/2017年KAMINARIMON全日本女子-45kg級優勝)
 

<第5試合 アトム級(-46kg)3分3R延長1R>
平岡琴(TRY HARD GYM)
 vs.
佐藤レイナ (team AKATSUKI/NJKFミネルヴァ アトム級1位)

平岡琴

佐藤レイナ

<休 憩>
 
<第4試合 -50kg契約 3分3R>
聖愛(魁塾/ミネルヴァ日本スーパーフライ級2位)
 vs.
後藤まき(RIKIX/ミネルヴァ日本ライトフライ級4位)

後藤まき

聖愛

<第3試合 -58kg契約 3分3R>
村上悠佳(TEAM TEPPEN)
 vs.
ウー・ユティン(台湾/2018年台湾全国散打女子-52kg級準優勝)
 

<第2試合 ミニフライ級(-49kg)3分3R>
AKARI(TARGET/2018年全日本女子大会-52kg級優勝)
 vs.
宮﨑若菜(TRY HARD GYM/2019年全日本女子大会-52kg級優勝)
 

宮﨑若菜

□AKARIインタビュー 高校生のうちにチャンピオンになりたい
“神村二世”の呼び声が高い逸材が「RISE GIRLS POWER」(11月8日・新宿FACE)でプロ2戦目を迎える。幼少の頃から神村エリカの指導を受け続けている15歳の高校生・AKARI(TARGET)だ。(聞き手・布施鋼治)
 

AKARI

──TARGETには子供の時から通っているそうですね。
AKARI ハイ。小1か小学校に入る前くらいから通っています。TARGETに入ろうと思ったきっかけは神村エリカ先生のムエタイのタイトルマッチを見て、強いと思ったからです。
 
──現役時代の神村は子供にも影響を与えていたんですね。
AKARI はい。今は週1回ですけど、ずっとエリカ先生に習っています。
 
──エリカ先生は厳しい?
AKARI 練習の時は厳しいです。でも、もっと頑張ろうと思います。今でもマススパーをやったら強くて怖いくらいに圧力があるので、やられちゃう(苦笑)。
 
──エリカ先生に怒られたことは?
AKARI もう数えきれないくらい怒られました。ちゃんと練習をやっていなかったり、ちょっとでも手を抜いたりしたら、すぐバレるので何回も泣きました。
 
──「もうエリカ先生なんか嫌い!」みたいにはならない?
AKARI なっていないです。今もめっちゃ大好きです!
 
──いつからプロでやりたいと思ったの?
AKARI ちゃんと決めたのは中3の夏くらいです。エリカ先生に「早くプロになりたい」と相談しました。
 
──今年9月16日開催の『Cygames presents RISE WORLD SERIES 2019 Final Round 』で組まれたERIKO戦で、すでにプロデビューはしています。
AKARI あの時はママの方が緊張していましたね。試合の前々日くらいから超テンパっていました。ママは昔空手をやっていたみたいだけど、よくわからないです(笑)。
 
──お母さんからの遺伝子も引き継いでいるんじゃないですか。そのデビュー戦は判定勝ちでした。
AKARI 勝ったけど、セコンドからは「相手に付き合いすぎ」と怒られました。
 
──今回は早くもプロ2戦目。TRY HARD GYMの宮﨑姉妹の姉・若菜(2019年KAMINARIMON全日本女子-52kg級優勝)選手との対戦です。
AKARI RISEでは女子初の大会なので、話が来た時点で全然やる気でした。だからこそいい内容で勝ちにいきます。宮﨑選手はローが強いので、パワーでも技術でも負けないようにしたいです。
 
──エリカ先生からのアドバイスは?
AKARI 「自分がやりたいことを絶対曲げたらダメ」と言われています。曲げないです。
 
──巷では“エリカ二世”と呼ばれることも多いようですね。
AKARI 嬉しいですね。エリカ先生のファイトスタイルに似ていると言われると、すごく嬉しいです。
 
──エリカ先生の現役時代の試合映像を見返すことは?
AKARI あります。個人的に一番好きなのは、シルビア・ラノッテ選手の鼻を折った一戦です(2011年6月4日、新宿FACE)。
 
──同じくらいの破壊力を持ち合わせたパンチは打てそう?
AKARI う~ん、まだまだだと思います。打ちたいけど。
 
──得意な攻撃は何?
AKARI 自分が一番出来るなと思うのはパンチとキックだったらパンチの方が出せます。右ストレートですかね。
 
──同世代の女子選手は気になる?
AKARI この12月で16歳になるけど、同年代の子はみんな意識しています。今回出るメンバーの中では松谷綺(きら)ちゃんが同い年です。ちょっと話すことはあるけど、そんなにガッツリ話をしたことはないです。
 
──今後の目標を教えてください。
AKARI 高校生のうちにチャンピオンになりたいです。
 
<第1試合 アトム級(-46kg)3分3R>
松谷綺(VALLELY KICKBOXING TEAM/NJKFアマチュア-46kg王者、BigBangアマチュア-45kg王者)
 vs.
宮﨑小雪(TRY HARD GYM/2019年全日本女子大会-47kg級優勝)

Abema TVにて中継を予定
https://abema.tv/channels/fighting-sports2/slots/CKnLGMAXQu8wS7

【名 称】RISE GIRLS POWER(ライズ ガールズ パワー)
【主 催】RISEクリエーション株式会社
【認 定】RISEコミッション
【協 賛】フィットネスショップ
【衣 装】73R、インスピリット
【会 場】新宿FACE(東京都新宿区歌舞伎町1-20-1 ヒューマックスパビリオン新宿歌舞伎町7F)
【料 金】
 ・SRS 10,000円(残り僅か)
 ・カウンター席 10,000円(残り僅か)
 ・S席 6,000円
 ・A席 5,000円(完売)
 ※当日ご入場の際にドリンク代500円が別途必要となります。
 ※未就学児は保護者膝上に限り無料

【ほ か】
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