11・1『 KNOCK OUT 2019 BREAKING DAWN 』公開練習とインタビュー!重森陽太・HIROYUKI・サオエーク・ラーシーシン・ウィラサクレック・耀織

 11.1『 KNOCK OUT 2019 BREAKING DAWN 』に出場する重森陽太(伊原道場稲支部)、HIROYUKI(藤本ジム)の公開練習を、10月15日(火)東京・代官山にある伊原道場にて行った。

●重森陽太

 日本ライト級王者・髙橋亨汰(伊原道場本部)とマススパーを行った重森は蹴り主体の攻めを見せ、好調をアピールした。

「今はしっかり練習ができている状態です。今回は対戦相手の映像をしっかり見て対策もしっかりして万全な状態で試合を迎えられるように準備をしているところです」と仕上がりは順調な様子。

 対戦相手の翔・センチャイジム(センチャイムエタイジム)は12月に引退試合を行うことが決定しており、今回はその前哨戦となる。捨て身で来る可能性もあるが、特に警戒はしていないという。

 翔の印象を聞かれると「首相撲からヒジ・ヒザを使う選手で“和製ムエタイ”というニックネームが付いているだけに日本人らしくない戦いをしてくる」といい、「思ってもいなかった選手との試合になりましたが、KNOCK OUTのファンは熱い試合を期待していると思うので、ヒジ・ヒザの展開でも熱い試合を見せたい」と相手の土俵でも戦うと自信を見せる。

「もし12月の試合に出られないダメージを翔選手が負ったら僕が代役で出ようかな」と余裕とも思われるコメントも。

 翔戦クリアー後には「昨年12月のライト級アジアトーナメントでいい結果を残せなかったので(1回戦
でボルドバートルに2RKO負け)、ワンデートーナメントを開催してもらいたい」と味わった屈辱はトーナメントで払拭したいという。

 同門のWKBA世界スーパーバンタム級王者・江幡塁がKNOCK OUTで初代スーパーバンタム級王座決定1DAYトーナメント制覇などの活躍を見せたことに影響を受けており、「江幡選手は僕の目標でもあり、超えないといけない存在。僕は7月に塁さんと同じWKBA世界王座を獲ったので、1DAYトーナメントが開催される機会があれば挑戦したい」とアピールした。


■HIROYUKI

 これまでに新日本キックのリングで2度対戦(1勝1敗)している泰史(伊原道場)とマススパーを行ったHIROYUKI。軽量級ならではのスピード溢れる攻防を見せていたが、泰史が放ったローキックが金的にまさかの直撃! ファールカップを装着していなかったHIROYUKIが悶絶したところで公開練習は終了となった。

 KNOCK OUT初参戦に向けてHIROYUKIは「大舞台での試合になるので、HIROYUKIと新日本キックの強さを見せられる試合をしたい」と意気込みを語る。練習嫌いとして知られ、所属ジムの先輩から可愛がられているHIROYUKIは「周りの人の練習量と比べると半分か半分以下だとよく言われていて、試合が決まると週4回、試合がない時は週1回の練習しかしていません。最近は試合が決まるとやる気スイッチが入ってちゃんと結果も出しているので、これぐらいの練習量でいいのかなと思っています」と練習に対しての熱意が伝わってこないコメント。

 REBELSで活躍中の栗秋祥梧(クロスポイント吉祥寺)、今回の対戦相手である壱・センチャイジム(センチャイムエタイジム)の2選手を意識しているといい、「栗秋選手は一瞬で決めるセンスを持っているところ、試合に波があることが僕と似ていると感じますし、壱選手は練習はしているみたいですが僕とキャラが被っているのでどういうキャラで行こうか迷っています」と試合以外のところで絶賛お悩み中の様子。
  
 壱との試合に向けては「タイプ的にも噛み合う面白い試合になると思います。試合順も後ろの方(全7試合中第5試合)にさせていただいたので、メインを潰さない程度にほどほどに盛り上げたい」と抱負を語った。


サオエークのインタビュー

日本で試合をすることでの気持ちはいかがですか?
→ 海外での試合は初めてなので、うれしいです。

対戦相手の小笠原選手については、知っていますか?
→ 全く知りません。

相手は、55キロの日本のトップファイターですが、どうですか?
→ 全く問題ありません。私が勝ちます。

得意としている技は何ですか?
→ 全部です。前進して攻撃するのが得意です。日本でもどんどん前に出て行きます。

通常体重はどのくらいですか?
→ 59キロです。今回やる122パウンドぐらいがベストです。体重に全く問題はありません。

ムエタイとキックボクシングの試合では判定の基準が違うと思いますが、どのように思いますか?
→ 前進して攻撃をするので、日本でも判定には問題ないと思っています。もちろんチャンスがあれば倒しますよ。

最後に日本のファンの皆様に一言
→ 全力で戦いますので、応援をお願い致します!
チャンスがあれば、もちろんノックアウトします。絶対に勝つのは私です!


ラーシーシン・ウィラサクレック

セミメインで日菜太(クロスポイント吉祥寺)と対戦するラーシーシンは2分1Rのミット打ちを披露。所属するジムのウィラサクレック会長が持つミットに、左右のミドル&ハイ、右ストレートを叩き込み、ジム内に快音を響かせた。

今回の対戦カード発表会見時にKNOCK OUT山口元気プロデューサーは「間違って組んでしまったかもと思ってしまうぐらい、日菜太にとってはかなり厄介な相手」と警戒するコメントを出していたが、この日、ラーシーシンのこれまでのキャリアが明らかに。

175㎝の身長の22歳で78勝42敗5分の戦績を持ち、2016年~2018年までWPMF世界ウェルター級タイトルの獲得歴がある。ウェイトが重いためにラジャダムナンスタジアムやルンピニースタジアムの二大殿堂スタジアムでの試合が組まれず、近年はタイファイトやMAX MUAYTHAIで対外国人選手との試合が組まれ、カンボジア、中国での遠征試合も豊富だという。

対戦する日菜太については「色んな映像を見たところ根性があると思いました」といい、「彼は左ミドルを得意としているみたいだけど、僕もミドルキックが得意なので蹴り勝つ自信はあります。ラジャダムナン王者シップムーンをローキックで3RKOしているそうだけど、怖さはないです」と自信満々の様子。

ヒジなしルールでの試合は初となるが問題ないといい、「日菜太にKO勝ちします。これからゲーオやゴンナパー以上の活躍をするので期待してほしい」とメッセージを残した。

前戦では8月に外国人選手と対戦し、蹴りをヒザでブロックしたところ相手のスネを裂傷させてTKO勝ちしたという。ウィラサクレック会長は「日菜太はガードがうまくないから気を付けた方がいいね」と警告している。


耀織

美しく変則的な蹴り技を連続して出すことから付いた「GOLDEN CHOPPA(黄金の機関銃)」の異名通り、シャドーボクシングでは、華麗な足技を披露した耀織。ミット打ちでは足技だけでなく、パンチを打ち込み、仕上がりの良さをアピールした。

今回対戦する鈴木千裕(クロスポイント吉祥寺)については「まだ立ち技は3戦しかやっていないようですが、強い選手なのでそのうちやるのかなと思っていて、いつでもやる準備はしていました。距離の詰め方がキックとは違うテンポなので気をつけたいと思いますが、パワーがあるだけで難しい相手だとは考えてないです」と特に問題ない相手だという。

10月大会で橋本悟を1R秒殺KOしている鈴木の攻撃力については「僕は試合でKOされたことがないので、自分がダウン、KOされる姿を想像できません。100kgを超えるヘビー級の兄貴(MA&J-NETWORKヘビー級1位・遊笑)に練習中にヒザ蹴りを喰らって腹を効かされて、ミドルを蹴られてそれが顔面に当たった時くらいしかまともにダウンしたことがありません。この階級なら攻撃をもらっても大丈夫だろうと思っています」と自身のタフネスさに自信も見せる。

得意とする蹴り技に関しては、テコンドーの2回転蹴り以外はできないものはないと言い切り、何と、100以上の技があるという。「相手は距離を詰めてくるので近い距離での蹴りを練習していて、僕の蹴りが入れば倒せます。第1試合がメインだったと言われるくらいの試合をしてKOを狙っていきます」とKO宣言した。

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