SmackDown中邑真輔RレインズIC王座戦に始まりDブライアン加えたタッグ戦で終わる

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 まだまだFOXでの生中継3回目だから視聴者を繋ぎとめるためにも重要なSmackDown新シリーズであるが、オープニングの映像こそドラフト会議を受けて一部入れ替えてあるものの、番組全体としては新鮮味を打ち出せてないままだろうか。ややカメラの角度が下からの映像処理にスィッチングしたがるディレクターとかの違いには気が付くものの、不透明決着の引き延ばしだの、MIZ TVにメイクも怖くしたベイリーとサーシャ・バンクスが出てきても、まともなインタビューにまでたどり着かずに、ニッキー・クロスが出てきてと、すべてが中途半端なのはどうなのか。まして、来週は「ワールドシリーズ」の3日目になるため、地上波FOXではなく、一回だけだが傍系局のFS1放送になるのだという。その来週回は、サウジアラビア『クラウン・ジュエル』の直前なので、ケイン・ヴェラスケスとブロック・レスナーが出てくるのみならず、5対5の対抗戦を率いるリック・フレアーとハルク・ホーガンが出るにもかかわらずである。もっとも、日本のJ Sportsで見ている我々にしたら、影響も変更もナシのようだ。但し、勝手にJ Sportsの1,2,3,4局間で移動していることがあり、「毎週自動録画」にしていると再生してみたら関係ない番組になっていて慌てることもあるのだが・・・。今のところJ Sports 4のようだが、FOXは時間ギリギリまでとかやらないから15分の生中継余裕枠は不要ではないか? 実際、今回の番組はむしろ2時間枠より短く終了している。

 番組は、偽の?お仲間組になっているローマン・レインズとダニエル・ブライアンが、今のところは共闘しているという念押しをFOXに移行しても続けたということになるのだろうか。ブラインはYESからNOのヒールだと思うのだが・・・。

■ WWE SmackDown 205 Live
日時:10月18日
会場:インディアナ州インディアナポリス バンカーズ・ライフ・フィールドハウス

◆中邑が2連戦!レインズ相手に王座防衛もタッグ戦で敗退!

 ドラフトでスマックダウン残留となった中邑真輔がローマン・レインズとIC王座で激闘した。中邑とレインズの初対決がいきなり実現となった。試合途中には場外で解説席にいたサミ・ゼインが介入して中邑のピンチを救う。レインズのスーパーマンパンチを中邑が腕ひしぎ十字固めに切り返すと、レインズはそのまま持ち上げてパワーボムで叩きつける。ゼインがエプロンからレインズの注意を引いている間に中邑はキンシャサを狙うが、レインズはスーパーマンパンチで再び逆転。レインズがとどめのスピアーを狙っているところに、背後からキング・コービンが襲撃。レインズの反則勝ちとなり、王座獲得はならず。

 それにしても、なんかゆくっりペースでやってるのが気になる。また、AEWとの比較が専門媒体の優先課題になっている昨今だが、CM中にも”試合している”AEWに対して、WWEはCMのキューサインが出たら、さらにゆっくりのレストホールドのスポットになると叩かれているのだが・・・。今回も、CM中には中邑が場外でキックという派手なスポットこそPicture in Pictureで出すのだが、CM明けはチン・ロックで休んでいる場面から。申し訳ないが記者は大笑いしてしまった。中邑にせよ、ハウスショーの両国大会で、制約ナシにセス・ロリンズとじっくり尺貰ってやる分には凄いんだが、テレビマッチだと持ち味が生かされてない。ちんたらやってるなぁと見えてしまうのであった。

 試合後、ダニエル・ブライアンがレインズの救出に駆けつけてコービンと中邑に制裁するが、ゼインに足を引っ張られて中邑の反撃に遭う。中邑はしてやったりという顔のゼイン、コービンとともに引き上げると、メインでレインズ&ブライアンvs中邑&コービンのタッグマッチが行われることが決定した。

 メイン戦前には、PPV「クラウン・ジュエル」での「チーム・ホーガンvsチーム・フレアー」において、タイトルマッチ出場のために「チーム・ホーガン」メンバーから抜けたセス・ロリンズに代わり、レインズが同チームのキャプテンを務めることが発表される。メイン戦は、IC王座戦に続いてサミ・ゼインが介入する場面もあったが、場外でレインズがスピアーを炸裂させてバリケードごとコービンを粉砕すると、リング内ではブライアンがランニングニーを炸裂させて中邑から3カウントを奪取した。
 レインズと中邑が「チーム・ホーガンvsチーム・フレアー」で顔を合わせることとなったPPV「クラウン・ジュエル」は日本時間10月31日深夜にWWEネットワーク(日本語実況版有り)でライブ配信される。

◆ミズTVにベイリー&サーシャが登場。ニッキーが挑戦権獲得

 ミズTVのゲストには、髪を切って大胆なイメージチェンジを果たし、シャーロットからスマックダウン女子王座を奪取したベイリーがサーシャ・バンクスとともに登場。ホストのミズがベイリーの変化にみんなが困惑していることを伝えると、ベイリーは「私が負けたとき、誰もハグしてくれなかった。もう私にはファンなんか必要ない」とふてぶてしい態度で発言。するとニッキー・クロスが登場してベイリーを挑発。続いてデイナ・ブルックやレイシー・エバンスが次々と登場し、ニッキー、デイナ、レイシー、マンディ・ローズ、ソーニャ・デヴィル、カーメラの6人でベイリーへの挑戦権をかけたシックスパック・チャレンジに突入。

 大混戦の中、ニッキーがマンディにスピニング・ネックブリーカーを決めて勝利。ベイリーへの挑戦権を獲得した。

◆ストローマンがSDデビューのドリュー・グラックを粉砕

 PPV「クラウン・ジュエル」で元ボクシング・ヘビー級王者タイソン・フューリーとの激突を控えるブラウン・ストローマンは元クルーザー級王者のドリュー・グラックと対戦。グラックは205 LIVEのクルーザー級ベルトを落としてSmackDown入りのようだが、勝手に「NXTクルーザー級王座」に帰られていたものの、本人は「WWEクルーザー級」と言っていたのがささやかな抵抗なのだろうか?
 圧倒的な体格差でグラックを秒殺しようと迫るストローマンに対し、グラックはマイクを取ると「俺はこれがSDデビューなんだから、自己紹介させてくれ。強敵と戦うお前のために、勝利のためのアドバイスも用意してきたから」と言うと、ビジョンには345枚のスライドからなるパワーポイント・プレゼンテーションが表示される。しかしストローマンは1枚目を見たのみでグラックに襲いかかると、ランニング・パワースラムで粉砕。フューリー戦に向けて気勢を上げた。
 ストローマンがタイソン・フューリーと激突するPPV「クラウン・ジュエル」は日本時間10月31日深夜にWWEネットワーク(日本語実況版有り)でライブ配信される。


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