鈴木みのる「負けたヤツはだいたい言う、アレで終わり」再戦要求のライガーを一刀両断! 映画『アイアン・シーク』で登壇

 15日、シネマート新宿にて映画『アイアン・シーク』の上映が行われ、カップリングで行われたハイブリッドトークに鈴木みのるが登壇した。

 前日の14日には、引退を控えた獣神サンダー・ライガーとの死闘があったばかり。試合後にはライガーが再戦要求していたが、みのるは一刀両断する。「今後はない。負けたヤツがだいたい言う! プロレスで結果がわかってるのに見たい? アレで終わりだろうな。アメリカ映画じゃないんで、『2』とか『3』とかはない」。手ごたえについても「ひとつも痛いと感じなかった」と質問を振り切った。

 世界一性格の悪い男と評されるだけに、司会者も大苦戦。みのるの気持ちはなかなかさらけ出されることがない!? ところが、ライガー引退が話題となったところで「自分は辞めないもん。ファイナルシリーズとかやらない。昔は(その気持ちが)あった」と明かし始めた。

 当時は総合格闘技での闘いだったが、現役を退くことを考えて佐々木健介や橋本真也との試合を検討した。「そこにライガー(からの対戦要求)が来た」という。ライガーの名乗りと闘いを通じて「『オレ、プロレスがやりたいな』って。本当にあの試合がきっかけ!」と、17年前の総合ルールでのライガー戦がプロレス回帰につながったことを自ら力説した。

 映画については「ものすごく面白かった。(シークは)風貌しか知らないレスラーなんだけど、実は・・・っていう(展開で人生が転落していく)。それがTwitter(が大衆ウケするなどキャラクター再確立)で逆転していくんだから」と評す。トーク企画の主旨は“ヒール”つながりであるが、「どこがオレと被ってるの? オレ、ヒールじゃないもん!」と主旨を全否定。これには大拍手が巻き起こり、レジェンドレスラー映画&トークに参加したプロレスファンは大満足だった。

<10・14両国大会レポートと新日本プロレス展望、鈴木みのる登壇『アイアン・シーク』上映については週刊ファイト10月24日号(10月18日発売)で詳報となります。>