12年ぶり参戦の藤波辰爾とドリームタッグ、佐野直喜らライバルを迎撃!  獣神サンダー・ライガー引退試合第1弾が決定

 15日、新日本プロレスが2020年1・4&5東京ドーム2連戦『WRESTLE KINGDOM 14 in TOKYO DOME』についての会見をテレビ朝日で行った。前日14日までの戦績を踏まえて、IWGPヘビー級選手権試合「オカダ・カズチカvs.飯伏幸太」が改めて発表された。会見には藤波辰爾も登場し、獣神サンダー・ライガー引退試合第1弾となる8人タッグマッチも明らかに。藤波が12年ぶり新日本参戦となり、ライガーとのドリームタッグで佐野直喜らライバルを迎撃する。

 佐野は現在のリングネーム「佐野巧真」ではなく、ライガーと闘っていた際の本名「佐野直喜」として登場する。やはりライガーのライバルの筆頭格は佐野であり、カードをしっかりと整えてきたと言っていい。引退に向けた挨拶まわりのごとく他団体参戦を経てきたことでの連携も感じられる顔ぶれとなった。マスターズのリング上でリング復帰を促されながらも固辞していたエル・サムライは、セコンドで花を添える。

 ドーム2連戦の中でライガー引退試合がどのように編成されるかも、初めて明かされた。5日に引退試合第2弾、6日(大田区大会)には引退セレモニーの運びとなる。気になる第2弾の相手に関しては「湿っぽい試合はしたくない。ガンガンぶつかり合える試合。やっぱり『最後までライガーはライガーらしかったね』って言ってもらえるような試合ができる相手でしたら、ボクは誰でも構わない」とコメントしている。

 会見前夜の両国大会では、大会ベストバウトとなる鈴木みのるとの激闘でインパクトを与えたライガー。引退は惜しいが、平成を全力で駆け抜けたライガーならではのファイナルに期待したい。

 なお、11・3大阪大会の主要カードも発表された。ジェイ・ホワイトが王座戦、内藤哲也がタイチとのシングル。両者が勝ち進めば、ドームでの「ジェイvs.内藤」インターコンチ戦が見えてくる。ロスインゴファンが「ドーム2日目メインでの内藤戴冠、ドーム初のデハポン締め」を期待する展開だが、両国大会での内藤が「史上初の偉業への道? うっすらと見えてきたかな」とコメントを残しているからややこしい。あくまで“2冠”狙いなら少なくともドーム初日戴冠が必要となり、この話題がどう転がるかが注目される。

 

■ 新日本プロレス WRESTLE KINGDOM 14 in 東京ドーム
日時:1月4日(土)17:00
会場:東京・東京ドーム

<獣神サンダー・ライガー引退試合I>
田口隆祐
高岩竜一
大谷晋二郎
佐野直喜
with小林邦昭
(1/60)
タイガーマスク
ザ・グレート・サスケ
藤波辰爾
獣神サンダー・ライガー
withエル・サムライ
※特別レフェリー:保永昇男

<IWGPヘビー級選手権試合>
[挑戦者/G1 CLIMAX 29優勝者]飯伏幸太
(1/60)
[第69代王者]オカダ・カズチカ
※オカダ5度目の防衛戦

※全8〜10試合予定

■ 新日本プロレス WRESTLE KINGDOM 14 in 東京ドーム
日時:1月5日(日)15:00
会場:東京・東京ドーム

<獣神サンダー・ライガー引退試合Ⅱ>
※カード未発表

■ 新日本プロレス NEW YEAR DASH!!
日時:1月6日(月)18:30
会場:東京・大田区総合体育館

<獣神サンダー・ライガー引退セレモニー>

■ 新日本プロレス POWER STRUGGLE〜SUPER Jr. TAG LEAGUE 2019〜
日時:11月3日(日)15:00
会場:大阪・エディオンアリーナ大阪

<スペシャルタッグマッチ>
棚橋弘至
飯伏幸太
(1/60)
YOSHI-HASHI
オカダ・カズチカ

<スペシャルシングルマッチ>
タイチ
(1/60)
内藤哲也

<NEVER無差別級選手権試合>
[挑戦者]石井智宏
(1/60)
[第27代王者]KENTA
※KENTA2度目の防衛戦

<IWGPインターコンチネンタル選手権試合>
[挑戦者]
後藤洋央紀
(1/60)
ジェイ・ホワイト
[第23代王者]
※ジェイ初防衛戦

<「SUPER Jr. TAG LEAGUE 2019」優勝決定戦>
リーグ戦2位チーム
(1/無)
リーグ戦1位チーム

※全8~10試合予定

<10・14両国大会レポートと新日本プロレス展望、鈴木みのる登壇『アイアン・シーク』上映については週刊ファイト10月24日号(10月18日発売)で詳報となります。>