『 KNOCK OUT 2019 BREAKING DAWN 』公開練習!小笠原瑛作、小笠原裕典、日菜太、T-98

11.1『KNOCK OUT 2019 BREAKING DAWN』に出場する小笠原瑛作、小笠原裕典、日菜太、T-98の公開練習を、10月10日(木)4選手が所属するクロスポイント吉祥寺にて行った。

■小笠原瑛作

 兄の裕典と共にマススパーを行った瑛作。兄弟ならではの激しいミドルの蹴り合いを見せるなどで好調をアピールした。公開練習の最後には、主演する映画の撮影で長期滞在していたカザフスタンにて磨いてきたという殺気を回避する技を披露。目隠しをし、裕典が後ろから振り下ろすおもちゃの棒を寸前で避けるというものだったが、裕典は横から瑛作のボディにフルスイング! 「横からか~い!」と瑛作が突っ込む茶番劇は終了した。

 メインイベントで対戦する元ラジャダムナンスタジアム認定スーパーフライ級王者サオエーク・シットシェフブンタム(タイ)について、瑛作は「タイ人トレーナーからはテクニシャンで頭を使ってくる選手で、情報によると僕の映像を見て凄く研究して僕を丸裸にしているというので、やりにくい試合になりそう」と警戒するが、「逆に研究してくる分、僕がその裏をかくような戦いをしたい。正直な小笠原瑛作ではなく、性格の悪い小笠原瑛作を演じて戦いたい」と何かしら対策はできている様子。

 8月の初代スーパーバンタム級王座決定1DAYトーナメント決勝戦で江幡塁に敗れて以来の試合となり、「今のところ凄く調子がいい。僕がどういう戦いをしてどうフィニッシュするのか、完全復活する姿を見てもらいたい」と復活宣言をアピールした。

 また、再起戦がメインイベントになったことについては「KNOCK OUTさんが僕を推しているのを感じています。前回ベルトを逃がしたからといって、今まで僕が言ってきたKNOCK OUTを引っ張っていくという気持ちを捨てたわけではありません。11月1日に改めて、KNOCK OUTは小笠原瑛作が引っ張っていくというところを関係者、お客さんに見せたい」と並々ならぬ意気込みを語った。

■日菜太

 10月6日のREBELSで67kg級新王者に輝いたばかりのUMAを相手にマススパーを行い、仕上がりの良さをうかがわせた日菜太。

 対戦するラーシーシン・ウィラサクレック(タイ)については「難しい相手。タイ人トレーナーからは『強い、うまい、下手したらすかされる可能性もある』と言われています」と警戒するコメント。

 しかし、2014年10月の廣野祐とのREBELS70kg級タイトルマッチ以来の5R制に手応えを感じており、「ローだけでなく腹も効かせた上で後半に仕留めたい。3Rと変わらないペースで攻めて早期決着も狙います。ラウンドが進むごとにギアが上がっていく試合がしたい。ここでしっかり勝って来年につなげます」と強豪タイ人を撃破し、狙うは8月に敗れたジョムトーンとの再戦だという。

「来年2月のKNOCK OUTにジョムトーンとやって勝って前回の負けをなかったことにしたい。その後、世界トップクラスの選手とやって悔いを残さないようにしたい」と対世界も視野に入れて来年につなぎたいという。

「11月にもし負けたら次の試合が引退試合になるかもしれません」と背水の陣の覚悟で臨む日菜太は、新日本プロレス参戦の目標も失っておらず、「いい勝ち方をして、『もしかして新日本プロレスに上がってもいいんじゃない? 見てみたい』と思わせる試合をしたい」とした。

■T-98

 タイ人トレーナーを相手にミット打ちを披露したT-98。得意とする接近戦での豪快なヒジ打ちを披露し、ジム内に快音を響かせた。

 対戦するプライチュンポン・ソーシーソムポン(タイ)については「最近はMAX MUAYTHAIで試合をしていて外国人との対戦は慣れていると思うのでそこは注意していきたい。1試合だけ見たらヒジで勝っていて、僕に対してもヒジを狙ってきそう」とヒジ打ちを警戒。

 しかし、「ラジャダムナンやルンピニーのタイトルは獲っていない選手だと思うので、僕の方が格上。ベルトを獲っていない選手でも強い選手は多いので、なめずに僕らしく戦います。前回(vs斗吾)はヒジで切って勝ちましたが、そのヒジの醍醐味が伝わらない人には伝わりませんでした。次は一般の人にもわかりやすく、殴って蹴ってボコボコにして倒して勝ちたい。ヒジで斬る勝ち方でも、レフェリーから止められる前に10カ所ぐらい斬って勝ちたい」と圧勝を予告する。

 目標としている70kg級でワンデートーナメント開催に向けては「今回も重要な一戦。それが決まってくれるまで勝ち続けたい。このまま参戦予定選手を全員倒してしまう可能性もあるかもしれませんが、それはそれでいいかな」といい、笑顔。

「3年前にラジャダムンのベルトを獲っていて、あの時の自分よりも今の自分の方が強い自信があります。まだ伸びシロもあるのでさらに強くなっていきます」と進化に自信を見せた。

■小笠原裕典

 現在ONEで3連敗中の裕典は「このまま成し遂げられないまま選手を続けていいのかという気持ちがありましたが、なぜ戦っているのかを考えたら、純粋に強くなりたいから。家族を含めて応援してくれる方がいるし、2日前に産まれた息子のためにも戦い続けないとダメでしょう。今は連敗していて真っ暗な状態なので、自分の価値を作っていかないといけない時期。11月1日は最高のパフォーマンスをすることにフォーカスを当てています」と初参戦となるKNOCK OUTのリングで復活を目指す。

 2018年2月にREBELSのリングで対戦し引き分けに終わっていた宮元啓介(橋本道場)との再戦については「宮元選手は完全に完成されたベテラン選手。前回はリーチ差などでやり辛さを感じていたと思いますが、今回はベテランならではのやり方でやり辛さを修正してくると思います。穴のない選手だと言われていますが、倒れたことがないわけではありません。そこは研究して臨みたい」という。

「すっきりKO勝ちして、小笠原裕典は違う、変わったなという姿を見せたい。前回は3R制でドローでしたが、今回は5Rなので完全決着します。いつも以上にKOに対する意識は強いです」とKO決着を予告している。

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▼[ファイトクラブ]KNOCK OUT 第2章8・18大田区総合で見えた今後の課題

[ファイトクラブ]KNOCK OUT 第2章8・18大田区総合で見えた今後の課題

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