ビッグマッチ10・14両国国技館大会を控えての最終大会となる後楽園ホール大会が7日に開催された。
両国でのシングル対決が決まり、獣神サンダー・ライガーと鈴木みのるの因縁は深まるばかり。ゴングを待たずにみのるがライガーにフロントキックを見舞えば、両者の戦場はリング内外を問わなかった。みのるは一連の抗争と同様にマスクに手をかけるなど、ライガーを挑発。間に入ったタイガーマスクと金丸義信のやりとりこそプロレス技による攻防となるが、ライガー・みのるの顔合わせに戻ると再び荒れ模様に。
場所を変えても決着がつかないと思ったのか、ライガー・みのるは両者とも椅子を手にして打ち合う。フルスイングの威力は明らかで、椅子の破片がリング上に飛び散った。ライガーはレフェリー殴打暴走で反則負け。
みのるが「いつまでそんなモン被ってんだよ。オイ、山田ー!! 山田ー!! お前のレスラー人生、これで終わっていいのか!!」とマイク。乱闘を挟んで今度はライガーがマイクで「オイ、ボウズよ、よく聞いとけ。両国の試合は殺し合いだ、この野郎!!」と返す。
「10/14 鈴木みのるvs獣神サンダーライガー」目の前で起こること…その全てを味わえ…楽しめ…。お前らの人生と同じくらい、それ以上の時間を経過している「オレとアイツの物語」の最終章。エンディング。見届けて欲しい。
— 鈴木みのる (@suzuki_D_minoru) 2019年10月5日
みのるのプロレス回帰のきっかけとなった先輩・ライガーという存在。認め合ったからこその抗争のはずだが、目の前で繰り広げられる“一線超え”のやりとりは両国をいやがおうにも煽る。すでに神戸大会で“鬼神ライガー”を披露したライガーだが、往年の“ヘビー級仕様バトルライガー”か何かの進化を見せるのか。試合内容とともに注目が集まる。
■ 新日本プロレス NEW JAPAN ROAD
日時:10月7日(月)18:30
会場:東京・後楽園ホール 観衆1725人(札止め=主催者発表)
<第1試合>
上村優也
小島聡
○天山広吉
10分25秒 アナコンダバイス
●辻陽太
中西学
永田裕志
<第2試合>
○鷹木信悟
9分43秒 MADE IN JAPAN⇒片エビ固め
●トーア・ヘナーレ
<第3試合>
金丸義信
○鈴木みのる
10分03秒 反則
●獣神サンダー・ライガー
タイガーマスク
<第4試合>
SHO
YOH
石井智宏
○後藤洋央紀
11分53秒 GTR⇒片エビ固め
●外道
邪道
石森太二
高橋裕二郎
<第5試合>
内藤哲也
○BUSHI
9分44秒 エムエックス⇒片エビ固め
●DOUKI
タイチ
<第6試合 棚橋弘至デビュー20周年記念試合III NEVER無差別級6人タッグ選手権試合>
[第19代王者組]
田口隆祐
真壁刀義
○矢野通
14分44秒 横入り式エビ固め
●本間朋晃
YOSHI-HASHI
棚橋弘至
[挑戦者組]
※真壁&矢野&田口が4度目の防衛に成功
<第7試合>
SANADA
○EVIL
19分25秒 EVIL⇒片エビ固め
●飯伏幸太
オカダ・カズチカ
<大会レポート詳細は週刊ファイト10月17日号に収録されます。>