ビッグマッチ10・14両国国技館大会を控えての最終大会となる後楽園ホール大会が7日に開催された。
両国でIWGPヘビー級を争うオカダ・カズチカとSANADA、権利証戦を争う飯伏幸太とEVIL、この4者がメインでタッグ対決となる。王者、権利証保持者、それぞれへの挑戦者が揃ったことでハイレベルな攻防がエンドレスに続いた。しかし、タッグチームとしての積み重ねがあるSANADAとEVILは安定の試合運び。一方のオカダ&飯伏は勝負どころでのダブルドロップキック狙いでの失敗が響いた。ターゲットとなったEVILはロープを掴むことで回避し、オカダにEVILを見舞う。これで勢いづいたEVILが、SANADAのアシストを得ながら飯伏にもEVILを炸裂させてフィニッシュ。
前哨戦を制した格好となったEVILは、歴史上初の“権利証移動”を目論んで「権利証を獲って歴史を動かしてやる。SANADA、東京ドームで勝負だ!」とマイクで宣言だ。
第1試合前には、オカダとSANADAによる公開調印式も行われた。調印式の終わりぎわ、メインのゴング直後、いずれもオカダとSANADAが観客の声援を煽ってみせた。「どっちのコールが大きいか」という声援“ほしがり”合戦なのだが、オカダとSANADAならではのオーラが後楽園を支配していく。新日本のトップ2をいく“存在感”でも競り合う両者のタイトルマッチは1週間後だ。
■ 新日本プロレス NEW JAPAN ROAD
日時:10月7日(月)18:30
会場:東京・後楽園ホール 観衆1725人(札止め=主催者発表)
<第1試合>
上村優也
小島聡
○天山広吉
10分25秒 アナコンダバイス
●辻陽太
中西学
永田裕志
<第2試合>
○鷹木信悟
9分43秒 MADE IN JAPAN⇒片エビ固め
●トーア・ヘナーレ
<第3試合>
金丸義信
○鈴木みのる
10分03秒 反則
●獣神サンダー・ライガー
タイガーマスク
<第4試合>
SHO
YOH
石井智宏
○後藤洋央紀
11分53秒 GTR⇒片エビ固め
●外道
邪道
石森太二
高橋裕二郎
<第5試合>
内藤哲也
○BUSHI
9分44秒 エムエックス⇒片エビ固め
●DOUKI
タイチ
<第6試合 棚橋弘至デビュー20周年記念試合III NEVER無差別級6人タッグ選手権試合>
[第19代王者組]
田口隆祐
真壁刀義
○矢野通
14分44秒 横入り式エビ固め
●本間朋晃
YOSHI-HASHI
棚橋弘至
[挑戦者組]
※真壁&矢野&田口が4度目の防衛に成功
<第7試合>
SANADA
○EVIL
19分25秒 EVIL⇒片エビ固め
●飯伏幸太
オカダ・カズチカ
<大会レポート詳細は週刊ファイト10月17日号に収録されます。>