[週刊ファイト10月10号]収録 [ファイトクラブ]公開中
▼手塚要Bushiroad USA社長90分遅れ開始ニューヨーク土下座~水曜生TV戦争開戦
photo by Bruno Silveira/他 タダシ☆タナカ+シュート活字委員会編
・米国東部の巡業FIGHTING SPIRIT UNLEASHEDのドタバタ劇
・内容的には内藤哲也がお仕事役だったボストンの6人タッグメイン
・跳躍力の飯伏!SANADA存在感!ヒールEVILと絵になる棚橋の締め
・どうなる新日?水曜裏番組激突初回視聴者数はAEWの勝利だが・・・
―― 毎週金曜発売の電子書籍ジャーナルとして、本稿は今週の動きを総括する役割があります。過密に各団体の重要大会が続いて死ぬほど忙しい週だったというのはともかく、AEWもNXTもレスリングの質という点ではもの凄い中身の大会、いや番組を提示することで「水曜生TV戦争」が開戦したわけですから、凄い試合ばかりが続くのが見られてプロレスファンは幸福の週だったとも総括できてしまいます。まぁ、後半にアメプロのことはやりますけど。
オフレコ 確かに。まぁ、正確には新日のボストン、ニューヨーク、フィラデルフィアと米国東部の巡業FIGHTING SPIRIT UNLEASHEDがあって大量の写真も入稿したから、使わないままだと勿体ないというか・・・(笑)。現地通信員とのやりとりもあるから、大会見れば書けるというわけにもいかず、情報収集や裏取り取材もしないといけない。とにかく、新日から始まって責任あるマスコミとしては大変な週になったなぁ。世界的にも質が上がった、レスリング重視に回帰した2019年の最重要な週という評価もあるから、我々がしんどかったことは置いておくしかない。
―― 日本では28日の土曜日になりますが、遅く起きてまず最初に入ってきた米国からのニュースが「6人タッグ戦ながら、内藤哲也が棚橋弘至にフォールされる」というものでした。一般論としては、東京ドーム二連戦の集客に必要な内藤が、前哨戦タッグマッチとはいえ黒星役というのは驚きということになります。
オフレコ その土曜夜には、WOWOWにて棚橋弘至主演の映画『パパはわるものチャンピオン』が初放送というのは、まさかこれはタイミング図っていたのかと。
―― ええ、やっと見たんですか? 子役とかが泣かしてくれるでしょう?
オフレコ あんなプ女子の雑誌編集者なんかいないよ(笑)。それに、相変わらずケーフェイのままというか、明日は勝つんだとか、日本映画がプロレスを題材にすると、未だにスポ根物語にしてしまうとかの不満はあるけどな。すべてをさらけ出すミッキー・ローク主演の『レスラー』みたいにはならないと。
まぁ、タナーは良かったんじゃないかと。ボストンでもエアギターが受けていたから。
―― ただ、マンハッタンの方が、開始が90分遅れて、手塚要Bushiroad USA社長がリングで土下座するという・・・。まぁ暖かいファンばかりだから暴動になったりはしてないんですけど、あちらには土下座という文化はありませんから・・・
9.29ニューヨーク大会、最大のハイライトは手塚要元社長の土下座。
一寸先はハプニング、
事件が起きてこその新日イズム。
手塚元社長、ダントツMVP!#njpw #NjpwFS #njpwworld pic.twitter.com/msdlWV7d1V— 虎ヤン🔥 (@torayanpw) September 29, 2019
オフレコ 探りの裏取りはアチコチに聞いてみたんだけど、本当のところは確証がないまま。アスレティック・コミッションがうるさい州なんで、救急車の待機が義務付けられているのに手違いがあったというオモテの説明なんだけど・・・
―― 「キャンセルされたと連絡あったから」とも伝わるんですけど、とにかくROHには頼らずに、また別のグループが今回の東部巡業の手配をやったんですけど、いろんな噂はあるんですが、いい加減な推測はご法度になってしまいます。
いずれにせよ、999円ワールドは米国巡業なのに英語実況ナシとか、最初から陰口を言われていたんですが、案の定というか、ほかにもなにかとドタバタだったという・・・。
オフレコ ビザの発給が遅れて日本からの選手が参加しない米国遠征があったのは、トランプ大統領が悪いということなんだけどね。まぁ、確かにAAAのMSG大会も参戦選手がなかなか発表できないで、結局は地下の劇場の方に規模縮小だった。最新のニュースではAAAのロス大会も来年1月に延期になったと。メキシコ人の入国が特に厳しくなっているのは事実なんだろうけど・・・。
▼9・15AAAマンハッタン上陸もビザ発給WWEのClash重なりPPV惨敗
■ 新日本プロレス FIGHTING SPIRIT UNLEASHED
日時:9月27日(金) 19:00~現地時間
会場:マサチューセッツ州ボストン ローウェル・メモリアム・オーディトリアム
観衆2,130人(満員=主催者発表)
<第8試合 60分1本勝負 スペシャル6人タッグマッチ>
○棚橋 弘至 飯伏 幸太 オカダ・カズチカ
20分26秒 グラウンドコブラツイストホールド
●内藤 哲也 “キング・オブ・ダークネス”EVIL SANADA
―― ただ、内容的にはその内藤がお仕事役だったボストンのメインが良かったと。
チョップの音が小さい会場には響くのだ!