古豪ファブリシオ・ヴェウドゥム、下馬評を覆し圧勝！4・19『UFC on FOX 11』

オクタゴンと呼ばれる金網に囲まれた八角形のフィールドで行なわれる、世界最高峰の総合格闘技ＵＦＣ。全米を中心に世界各国で開催され、世界中の格闘家たちが“最強”を目指しリアルファイトを繰り広げる！
準ナンバリング大会（ＵＦＣ　ｏｎ　ＦＯＸ１１）となるＵＦＣ１７１．５のメインは、ファブリシオ・ヴェウドゥムとトラヴィス・ブラウンのヘビー級の一戦。かつてエメリヤーエンコ・ヒョードルから総合格闘技ルールで初めてタップを奪ったヴェウドゥムと、ＵＦＣ１６８で元同級チャンピオンのジョシュ・バーネットから１ラウンドＫＯ勝ちを収めたブラウン、どちらが王者ケイン・ベラスケスへの挑戦権をつかむのか？　ヘビー級の行方を占うタイトル前哨戦だ。
女子バンタム級では、元ストライクフォースの同級チャンピオン、ミーシャ・テイトがリズ・カムーシェを迎え撃つ。ロンダ・ラウジーが持つタイトルへ三たび挑むべく、復活を期すテイトの注目の一戦だ。
ＵＦＣファミリー新メンバーが加わる！　堀江ガンツが準レギュラーとしてＵＦＣ解説に合流。まずはＵＦＣ１７１．５で初登場！　そしてＷＯＷＯＷ新アナウンサー、土田優香が進行で新メンバー入り。また、スタジオゲストには水垣偉弥が登場する。

この大会は日本時間4月20日、9時からWOWOW UFC-究極格闘技-で生放送されました。

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2014年4月19日にフロリダ州オーランドで『UFC on FOX 11』が開催された。

メインイベントで組まれたファブリシオ・ヴェウドゥムとトラヴィス・ブラウンの勝者は、メキシコでヘビー級王者ケイン・ヴェラスケスに挑戦する事が内定しており、またこのカードはFOX局からの強い要望でFOXでの放送が決定したカードでもある。やはりヘビー級こそが格闘技の花形であり、ヘビー級をメインに組んでくれという事らしい。

あのヒョードルに勝利した実績をもち、日本でも活躍した柔術家・ヴェウドゥムというベテランと、ジョシュ・バーネットを下した新鋭のブラウンという、対極的な２人。経験の差を見せたいヴェウドゥムなのか？バーネットに続きレジェンドを倒して名前を上げたいブラウンか？という対戦となる。

下馬評では若さと勢いでブラウン有利と言われていたが、ヴェウドゥムがスタンドでも優位に。一発の破壊力はブラウンだが、パンチだけでなくキックも駆使して手数ではヴェウドゥムが圧倒。1、2Rにはテイクダウンしてグランドで上をキープするなど圧倒し、打撃も当て続けたヴェウドゥムが判定勝ちした。ベテランの意地を見せつけた勝利だった。

また、セミファイナルでは、ロンダ・ラウジーと因縁深いミーシャ・テイトが復帰戦。リズ・カムーシュを相手に3Rにはバックを制しチョークを仕掛けて判定勝ち。リベンジへ第一歩を踏み出した。

ライト級実力者であり人気者の“カウボーイ”ドナルド・セラーニは、左ジャブでエジソン・バルボーザからダウンを奪うと電光石火の早業でバックで捕えてチョークで一本勝ち。あまりに華麗な価値方で、タイトル挑戦をアピールした。

■　UFC on FOX 11
日時：2014年4月19日
場所：アメリカ・フロリダ州オーランド

＜ヘビー級＞
○ファブリシオ・ヴェウドゥム
　判定　3-0
●トラヴィス・ブラウン　

＜女子バンタム級＞
○ミーシャ・テイト
　判定　3-0
●リズ・カムーシュ　

＜ライト級＞
○ドナルド・セラーニ
　1R 3分15秒　チョークスリーパー
●エジソン・バルボーザ

＜ミドル級＞
○ヨエル・ロメロ
　判定　3-0
●ブラッド・タヴァレス

プレミアムカード
＜ライト級＞
○ハビブ・ヌルマゴメドフ
　判定　3-0
●ハファエル・ドス・アンジョス

＜ウェルター級＞
○チアゴ・アウベス
　判定　3-0
●セス・バジンスキー　

＜ライト級＞
○ホルヘ・マスヴィダル
　判定　3-0
●パット・ヒーリー

＜フェザー級＞
○エステヴァン・パーヤン
　1R 1分28秒 TKO
●アレックス・ホワイト　　

＜ミドル級＞
○カイオ・マガリャエス
　1R 0分44秒 TKO
●ルーク・ザクリッチ　

＜ウェルター級＞
○ジョーダン・ミーン
　判定　2-1
●エルナニ・ペルペテュオ　

＜ライト級＞
○ダスティン・オーティズ
　判定　2-1
●レイ・ボーグ　

＜フェザー級＞
○ミルサド・ベクティク
　判定　2-0
●チャス・スケリー

＜ヘビー級＞
○デリック・ルイス
　1R 4分23秒 TKO
●ジャック・メイ　

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