11・1『 KNOCK OUT 2019 BREAKING DAWN 』合同公開練習と記者会見レポート!+選手インタビュー

10.4『 KNOCK OUT × REBELS 』10.6『 REBELS.63 × KNOCK OUT 』合同公開練習レポート

10月4日(金)東京・後楽園ホールにて開催される『 KNOCK OUT × REBELS 』に出場する濱田巧(team AKATSUKI)と鈴木千裕(クロスポイント吉祥寺)の公開練習が9月28日(土)クロスポイント吉祥寺で行なわれた。

10月6日(日)東京・後楽園ホールで開催される『 REBELS.63 × KNOCK OUT 』の出場選手との合同練習となり、ファンが注目する中、両大会の出場選手がスパーリングやミット打ちなどのパフォーマンスを見せた。

10月4日の『 KNOCK OUT × REBELS 』に出場する濱田巧(team AKATSUKI)は大﨑孔稀(OISHI GYM)と対戦。今年に入って2勝1分けと好調な濱田だが、これまで2本のベルトを獲得し、17勝のうち12KOと高いKO率を誇る大﨑を相手に「勝率は5%くらい」と弱気なコメントをしていた。キャリア屈指の強豪を迎え撃つため、濱田がスパーリングを行ったのは10月6日の『 REBELS.63 × KNOCK OUT 』に出場する津橋雅祥(エスジム)。体格差のある津橋を相手に巧みなディフェンスやバックハンドブローなども見せスパーリングを終えた濱田だったが、ここで山口元気代表が「大﨑選手を相手にするにはこれじゃ足りない」と新たなスパーリングパートナーを呼び込むと登場したのは11月1日の『KNOCK OUT 2019 BEAKING DAWN』でメインに出場する小笠原瑛作。「この二人を相手にするくらい大﨑選手は強い(山口代表)」ということで何と2vs1のスパーリングが開始。当然ながらめった打ちにされる濱田。

すると濱田は「僕一人じゃ勝てないので助っ人を呼んできます」とリングを降り、しばらくするとグローブをはめたペプシマン(の衣装を着た濱田)が登場。リングに入るとあっという間に津橋と小笠原を倒し、着替え時間の方が長かった茶番劇を終えた。その後、山口代表に「もういいから」と言われ素顔を出して撮影に応じた濱田はマイクを持つと「ペプシマンパワーを借りて勝率が5%くらい上がったので、みなさん応援に来てください。この衣装は前回の入場で使おうと思ったんですがなしになったものです。でも次の入場はまた別のことを考えてあるので楽しみにしていてください」と、入場パフォーマンスも予告した。

またハードパンチャーの橋本悟(橋本道場)と対戦する鈴木千裕(クロスポイント吉祥寺)は同じくキックで活躍する兄の宙樹と共に登場。冒頭なぜか、兄弟のYouTubeチャンネルに宙樹が勝手に「ヒロズキッチン」なる料理動画を勝手に投稿していることへの怒りを語り始めた千裕。兄の使っているというフライパンを曲げるパフォーマンスを見せると、続いて宙樹の持つドラムミットへパンチを打ちこんだ。「KOしか狙わない」と宣言している千裕は破壊力のあるアッパーやストレート、フックを打ちこむが、兄の宙樹は「もっと腰を入れて!」と指導。千裕は「入れてるよ!」「うるさいな!」など段々不満を溜めていき、ラウンドが終わると「スパーリングやろうぜ!」と宙樹を挑発。だが「もう時間ないから」と山口代表にいさめられ兄弟スパーは見られなかった。マイクを持った千裕は「もうKOする気でしかいないので、ガンガンパンチも蹴りも振っていきます」と改めてKO決着を宣言。ついでに兄の宙樹も、この前再生数が200回に到達したという兄弟のYouTubeチャンネル「鈴木ブラザーズ」の新企画「ヒロズキッチン」をアピールした。


11月1日(金)に後楽園ホールで開催される『KNOCK OUT 2019 BREAKING DAWN』の一般公開記者会見が9月28日(土)、クロスポイント吉祥寺で行なわれました。会見では第二弾の対戦カード2試合が発表され、既報4試合と合わせ本戦6試合の全カードが決定しました。
11.1『 KNOCK OUT 2019 BREAKING DAWN 』後楽園ホール大会決定カード

<55.5㎏契約 KNOCK OUTルール> 
小笠原瑛作(クロスポイント吉祥寺)vs.サオエーク・シットシェフブンタム(タイ)

会見にまず登場したのは既に参戦が発表されている小笠原瑛作。対戦相手となるのはムエタイの殿堂であるラジャダムナンスタジアムの元スーパーフライ級王者で、現在はスーパーバンタム級の選手であるサオエーク・シットシェフブンタム。双子の兄であるサオトーもラジャのバンタム級王者であり、10月20日の新日本キックで江幡睦とタイトルマッチが決定している。

8月18日の大田区体育館大会では初代スーパーバンタム級王座決定1DAYトーナメント決勝戦で江幡塁に敗れて以来の試合となる小笠原。元ラジャ王者という、再起戦にしては厳しすぎるようにも思えるカードに関しては「大会側としては本来、格下の選手を呼んだ方がお金もかからないし良かったと思うんですが、僕としては強い選手に挑戦して勝ってこそ完全復活と言えるのかなと思うので、強い相手を用意してもらってありがとうございますという気持ち」と、むしろ強豪を待ち望んでいたとコメント。

前戦の後、すぐに映画の撮影のためカザフスタンへ渡り約3週間滞在していたという小笠原。映画は2次大戦後に旧ソ連であったカザフスタンへ抑留され、現在もカザフスタンで暮らす日本人・阿彦哲郎さんの半生を描いたもので、日本とカザフスタンが国交30周年を迎える2021年に現地で公開予定。小笠原は主演を務めるという。

「毎日のように撮影がありましたが、朝走ったり、街には巨大なジムがたくさんあるので、その一つと契約してトレーニングをしていました」と小笠原。抑留生活を耐え抜いた映画のモデル・阿彦さんにも実際対面し「日本人の強さを学んだ」という。

試合については「8月18日の大田区体育館大会では自分の新しいスタイルを見せようと変えて来た部分もあったが、まだ改善できていない部分もありました。休みを取ったことで思いついたこともあったので、反省も含めてさらに成長した姿も見せられればと思います。

倒して勝つことを理想にしているのでKO決着で決められたら」とKO宣言で締めた。

<57㎏契約> 
宮本啓介(橋本道場)vs.小笠原裕典(クロスポイント吉祥寺)

「宮本選手がフェザー級での試合を希望していたため、なかなか対戦相手が見つからず苦労したと」山口元気代表。そんな中対戦相手に決まったのは、東南アジア最大の格闘技団体であるONE Championshipに参戦している小笠原裕典。両者は2018年2月にREBELSのリングで対戦し3Rドローに終わっており、その後再戦の話が持ち上がるも、小笠原がONEとの契約があり流れた経緯がある。今回はONE側にも承諾を得て満を持しての決着戦となる。

自身の適正階級だというスーパーバンタム級(55.5kg)よりも重いフェザー級での試合を希望していたという宮本は「前回フェザー級で戦って、もう1回フェザー級でやってみて(Sバンタム級かフェザー級か)どっちかに決めようかなと」と階級変更を視野に入れての試合であることを明かし、小笠原との再戦については「小笠原選手がONEと契約しているのは聞いていたので、できるのかなと思っていたので嬉しかった。前回は3Rルールだったけど、今回はヒジあり5Rで決着をつけられる。始めからガンガン行って、僕が倒して勝って終わりたい」とコメント。

対する小笠原裕典は現在3連敗中と厳しい状況。だが「こういう状況だからこそ、あえて勝負する。同じところに突っ立っているよりも歩き続けていた方が楽なんです。連敗していても連勝していても、もっと強くなりたいという気持ちには変わりないですしそのためには戦い続けるのが一番。なので話をもらった時にすぐにやらせてくださいと言いました」と語り、連敗の原因ついては「ここ最近の試合は正直格闘技を楽しめてなかった」と分析し、「最近タイで練習をして、初心に帰れた。格闘技に対する熱がまた出てきたので最近は楽しめている」と、好調をアピール。

過度な水抜きによる無理な減量を防ぐために2回の計量と尿酸値チェックもあるONE独特の計量システムで闘ってきた小笠原。選手は一般的な他団体の階級よりも重い体重で試合をすることとなる。そのため「ONEで戦い始めてから体のベースは大きくなってきた。そんな中でまた55㎏の体を作るのに不安はあったので、今回は57㎏で少し安心した」とコメント。

宮本の印象については「(前回闘った時に)思ったよりも組んだ時のポジションがいいなと思った。(宮本が始めからガンガン行くと言っていたが)僕も5R戦うつもりはないので最初から熱い試合ができたら」と語り、互いにアグレッシブな試合を予告した。

当初、重森は町田樹との対戦が予定されていたが町田が同大会を欠場。代替選手としてREBELSや、グローブなしのバンテージのみで殴り合う過激な格闘技・ラウェイにも参戦するピラオ・サンタナ(オランダ)の名が挙がったが、サンタナが同大会の前にラウェイの強豪と対戦が決定。ダメージによっては試合中止の可能性があるためさらに別の選手を探したところ、KNOCKOUTへの出場を強く希望する翔に白羽の矢が立ったという。

また翔は12月1日のムエタイオープンで引退をすることが決まっており、今回の試合はラストマッチを前にしたもう一つの大一番となる。参戦理由について翔は「12月1日の試合で引退するので、その1戦で燃え尽きるつもりだったんですけど、その前にKNOCKOUTのオファーをもらいました。以前から何度かオファーをもらっていたんですがタイミングが合わなくて出場できず、自分の中でそこには悔いが残っていました。いいタイミングで声をかけてもらったと思います。相手は重森選手ということで、ライト級で勢いがあって若くてこれからの選手。(引退まで)あと2試合、いつも以上に気合が入っています。僕が勝ってもKNOCKOUTのストーリーは続かないけど、翔センチャイジムという選手がみなさんの記憶に残ればと思っています」と意気込みを語った。

引退の理由については「自分の頭に思い描く試合とギャップが出てきた。あとはモチベーション、ベルトも5本獲って目指すモノがなくなった」としながら、今回の試合に向けては「一番自分の動きが良かったのは4年前くらいだけど、今はその頃に少しずつ近づいてきている」と仕上がりの良さをアピールした。

対する重森は2月以来のKNOCKOUT参戦。新日本キックでデビューし18歳にして無敗のまま王座を獲得し、2017年からはKNOCKOUTにも参戦し活躍してきた。翔については「個人的にはかなり噛みあう選手だと思っています。自分のやりたいことがお互いにできる距離にいるしやりたいことも似ている」とし「(翔選手は)引退も考えている中で残り少ない現役生活で自分との試合を選んでくれて感謝しています。しっかり盛り上げて互いに悔いの残らない試合にしたいです」とコメント。

重森の印象について翔は「(マキ・)ピンサヤーム戦を見たんですけど(2017年12月両国大会、5R判定勝利)、ミドルキックをピンサヤームよりいいタイミングでバンバン入れていて、すごくテクニックがある選手だなと。重森選手は噛みあうと言っていたが自分はかみ合わないと思っている。でもそう言ってもらって嬉しい。僕はヒジヒザなど(ミドルが得意な重森とは)ちょっと違う技が得意なタイプだが、ガチガチの試合にしたいです」と激戦を約束した。


石川直樹「ヒジ・ヒザの上下に打ち分ける攻めを注目してください」10.4『 KNOCK OUT × REBELS 』第6試合「石川直樹vs仲山大雅」

10月4日(金)後楽園ホールにて開催されます『 KNOCK OUT × REBELS 』第6試合で、仲山大雅選手と対戦する、石川直樹選手のインタビューを公開。

――昨年6月大会以来のKNOCK OUT参戦が決まりました。

「前回のKNOCK OUTでは何もいいところを出せないままで終わってしまったので(タネヨシホに判定負け)、その鬱憤を晴らしたいと思ってKNOCK OUT参戦を狙っていました。タネ選手との再戦が良かったのですが、向こうはもう階級を上げてしまったのでやれないのは仕方ないですね。今回老沼選手の欠場で自分にオファーが来た時は、すぐにやりますと即答しました。仲山選手は強くて名前もあるので、そのうちやるんだろうなとは思っていた相手でした」

――石川選手は現在33歳、仲山選手は20歳です。若い世代の選手との試合が続きますね。

「今はずっと18~19歳の選手との試合が続いているので、若い選手との試合は慣れました(笑)。誰が相手でも勝ちたいという気持ちは同じなのですが、歳の差があるとさらに負けたくない気持ちは強くなります」

――仲山選手についてはどのような印象があります?

「パンチも強いし蹴りもできて、戦績は14勝10KOとKO率が高いですよね。僕は8月のホームリングであるジャパンキックボクシング協会の旗揚げ戦のメインイベント(vs大﨑孔稀)でKO負けしていて、日本のリングで初のKO負けでした。みんなが見ている前でぶっ倒れるのは絶対に嫌ですね」

――KO負けしたことで練習はどのぐらい期間を置いて再開したのでしょう?

「頭が少し痛いぐらいでしたが、あばら骨が折れたとかそういうことではないので、いつも通り3日後には練習を始めました。試合が終わったら一週間休むという選手もいますが、僕にはその意味がわかりません(笑)」

――敗戦を経て練習で強化していることはありますか?

「自分は腹や足では絶対に倒れないので、顔面に攻撃をもらわないようにパンチのマススパーリングの回数を増やすようになりましたね。僕はガンガン前に出るスタイルなのでどうしてももらってしまうので、仲山選手との試合ではパンチに気をつけようと警戒しています」

――仲山選手にも試合直前インタビューをしたところ、「石川選手は首相撲で勝負してくるイメージ」「ジムの練習では、徹底して首相撲対策をしています」と言われてました。石川選手は首相撲の選手として定着されていることで、相手も対策を立てやすいと思うのですが、ご自身ではどのように思いますか?

「僕が首相撲を得意としているというのは、みんなわかっていることです。何年も前から対戦相手が言っていることは同じですし、何を言われても僕のスタイルが変わることはないですね。相手がどういう作戦で来ようとも僕がやることは同じです」

――ご自身的に、スタイルで悩んだことは?

「それはありましたね。レフェリーによっては首相撲を止めるタイミングが違っていて、首相撲でヒザを出す前に早く止められることが凄く多かったりして、日本では首相撲のスタイルでやっていくのは無理なのかなと思う時期もありました。今でこそ、僕は首相撲の選手としてわかってもらえているので、ある程度のことはやらせてもらえます。首相撲からヒジやヒザを打っている瞬間がたまらなく楽しいですし、今からスタイルを変えていこうとは思いませんね。それにプラスして、1つの技の精度を上げたり技のレパートリーを増やしていこうとは考えています」

――首相撲に徹底した選手は日本では少ないですが、どうしてこのようなスタイルに?

「元々はパンチ、ローのスタイルでアマチュア時代はやっていたのですが、タイでムエタイ中継7ch(BBTV)を見た時に首相撲の展開になったらお客さんの反応が凄くて歓声が飛び交い、会場が揺れたんです。それを見て自分の気持ちが高まり、このスタイルでやっていきたいと思うようになりました。今、日本ではムエタイのコアなファンや自分の友達しか自分の試合では盛り上がってもらえないので、初めて見たお客さんでもわかりやすくて楽しめる、一発で相手をくの字にしてしまうヒジ・ヒザを打てれば盛り上がると思うので、そういうスタイルを突き詰めていきたいですね」

――憧れのタイ人選手はいるのでしょうか?

「僕とスタイルは違うのですが、ムアンタイ・P.Kセンチャイムエタイジムという選手が好きですね。気持ちが強くてひたすら前に出るファイトスタイルで、“エルボーゾンビ”という異名を持つぐらいヒジの名手なんです」

――仲山戦をクリアーして目標はありますか?

「日本にはまだ強い選手はたくさんいるのでそういう選手とやっていきたいですし、世界チャンピオンにもなりたいでのそういうチャンスがくれば狙いたいです。KNOCK OUTでは老沼選手、そして弟の孔稀選手に負けてしまったので兄の大崎一貴選手とやりたいですね」

――新生KNOCK OUTに期待することはあります?

「またフライ級トーナメントを開催して欲しいですね」

――ファンにメッセージをお願いします。

「僕のスタイル的に1、2Rで勝負をかけるよりは、最終的にKOできればいいかなと思っています。ヒジ・ヒザの上下に打ち分ける攻めを注目してください。仲山選手がもし逃げるような戦いをしても、絶対に捕まえてヒジ・ヒザを入れます。相手が倒れたらどちらかの技が入ったことになるので見ていて下さい」


松島勲也「クリスチャンは強いというところを見せたいと思います」10.4『 KNOCK OUT × REBELS 』第3試合「喜多村誠vs松島勲也」

10月4日(金)後楽園ホールにて開催されます『 KNOCK OUT × REBELS 』第3試合で、喜多村誠選手と対戦する、松島勲也選手のインタビューを公開。

――キックボクシングはいつから始められたんですか?

「小学生の頃に少林寺拳法をやっていて、高校の時には部活で空手をやっていました。20歳の頃に失恋をしまして(苦笑)、その嫌な想い出を忘れるために友達とキックボクシングを始めました。5年前には理学療法士の夜間専門学校に通っていて、国家試験に力を入れて1~2年は練習に行けない時期がありましたが、お世話になっているMSJキックボクシングジムを大きく、有名にすることが僕の責任だと思ったので練習を再開しました」

――KNOCK OUT参戦が決まりました。心境はいかがですか。

「ジムの会員さん、先輩方など色んな方々に支えれて、ここまで来ることができました。僕の目標が福岡から上のステージにいくことなので、ようやくそれが叶う時が来ました。今回、ジムの代表が東京への道を作ってくれましたし、それを僕が引き継いで後輩にその道をつなぐのは僕の使命だと思ってます」

――KNOCK OUTで印象的な選手はいますか?

「僕がプロになった時からすでに活躍していたT-98選手を凄く尊敬しています。T-98選手はフィジカルが凄いですし、どれだけ打たれてもどんどん前に出て右ストレート、ローキック、ヒジを打ってまさに“ムエタイゴリラ”のニックネームにふさわしい力強い試合をされていました」

――ご自身には“闘うクリスチャン”というニックネームが付いてます。

「父が牧師で、実家は太宰府天満宮の近くにある教会なんです。子供の時からずっと礼拝に行っていてクリスチャンとして生きてきました。戦績は19戦18勝(7KO)1敗とそれなりに良いですし、大きなケガもしたことはなく、神様から守られているのを感じています。ジムの代表、先輩方、スポンサーなど色んな人に支えられてここまで来ることができたのも神様からの恵みだと感じてます」

――クリスチャンの世界で格闘技のように戦うことは問題ないのでしょうか?

「聖書には“右の頬を殴られたら左の頬を差し出せ”という言葉が書かれていて、敵を許し仕返しをするなという意味なのですが、そういうことを試合中にしたらKOされてしまいます
(苦笑)。他の牧師先生からは『早く辞めり~』と言われるのですが、これは僕にしかできないことだと思うんです。最強の神様が僕には付いているので、クリスチャンは強いというところを見せたいと思います」

――神がかった強さが気になります。

「僕は11戦目に初敗北したのですが、今は8連勝、3連続KO中です。ヒジでのTKO勝ちが多いですね」

――今回の相手、喜多村選手にはどういう印象がありますか?

「たまたまなんですが、数年前に喜多村選手のインスタグラムをフォローしていて紫のロングガウン姿の写真を見て、カッコいい、こんな選手いるんだ!?と憧れていて、まさか自分がそういう選手と対戦するとは思っていませんでした。昔から活躍されていて、凄くスタミナ、手数も多く素晴らしい選手だと思います。今回も手数で押してくると思うのですが、僕はスタイルを崩さずにヒジ、ヒザ、蹴りなどのどの技でも圧倒して勝ちます」

――喜多村選手は、松島選手が尊敬しているT-98選手にヒジによるカットでTKO勝ちしています。

「凄い選手だと思いますが、僕が両選手を倒すのでそこは特に意識していません。T-98選手が70kgトーナメントの開催をアピールしていますが、僕も応援してくれる方々への恩返しのために負けられないので、ぜひ出て自分の力を試したいと思います」

――松島選手の試合を見るファンは多いかと思います。今回どのような試合を見せたいですか?

「福岡の片田舎から必死に這い上がってきた僕の試合を見て、僕も私も頑張ろうと思っていただける試合をしたいと思います」

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▼[ファイトクラブ]KNOCK OUT 第2章8・18大田区総合で見えた今後の課題

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