9・23「NJKF 2019 3rd」6選手のインタビュー

「NJKF 2019 3rd」(9月23日、東京・後楽園ホール)のメインで波賀宙也とIBFムエタイ世界ジュニアフェザー級王座を争うトンサヤームとともに、タイから来日を果たす同門のシンダム・ゲッソンリット(タイ)。5月の厚木大会ではミドル・ハイと鋭い蹴りを多用し松本龍斗に判定勝ちし、今回はMA日本フェザー級王者・宮崎勇樹を相手に連勝を狙う。対する宮崎は昨年9月、当時のWBCムエタイ日本統一フェザー級王者・新人に敗れており、「今大会で一番盛り上がる試合します」と雪辱勝利に気合いをこめる。

■宮崎勇樹
――NJKFには1年ぶりの参戦となります。昨年の新人戦(判定負け)を振り返っていかがでしょうか。
宮崎 新人選手は手足が長くてとても入りづらく、相手のペースで試合が進んでしまいました。後半巻き返したかったのですが、間に合わず負けてしまったので今回は前半から飛ばしたいと思います。
――その後、今年4月には保持する王座の初防衛に成功しました。この試合はいかがでしか?
宮崎 防衛戦はめちゃくちゃ気負ってしまい、前半はガチガチでいつもの動きができませんでした。後半ペースを戻してなんとか勝てた感じになったので、今回は本当に最初が勝負だと思います。
――王者となって1年以上が経過し、防衛にも成功しました。ご自身で変わったところはありますか?
宮崎 やはり王者になり防衛してからが始まりだと思います。以前の倍くらい出稽古だったり、練習内容もかなりよくなり成長しているのが分かるので、王者としても強くなきゃいけないという自覚がかなり出てきました。
――今回はシンダム選手との対戦になります。試合を見ての印象を教えてください。
宮崎 映像を見て、蹴りと首相撲が強いなと思いましたが、体力とスピードはあまり無いなと感じました。体力とスピードは自分の方が勝っているので、そこで勝負したいと思います。タイの選手とは初めてなので、いつもより気合いを入れて練習もできてますし、何より試合が楽しみです!
――試合へ向け強化していることや意識している点があれば教えてください。
宮崎 やはり首相撲が強いので首相撲はいつもより対策しています。タイ人選手に首相撲も負けないで圧倒して勝ちたいと思います。
――ファンへのメッセージをお願いします。
宮崎 今大会で一番盛り上がる試合します。“宮崎勇樹の試合は面白いな”と思って帰ってもらえるよう、全力で盛り上げたいと思いますので応援よろしくお願いします。


■シンダム・ゲッソンリット
――5月の厚木大会では松本龍斗選手と日本で初めての試合でした(判定勝ち)。振り返っていかがですか?
シンダム 自分が得意とする蹴り、ミドルキックを中心に戦うことができ、勝ててよかったです。ただ外国で試合をするのは初めてでしたし、初めての日本で分からないことが多く緊張しました。日本は思ったより暑かったですし、少し動きが硬かったと思います。
――今回はMA王者の宮崎勇樹選手と対戦します。試合はご覧になりましたか?
シンダム すいません、相手のことはよく分からないのですが、しっかり練習していますし大丈夫です。精一杯頑張って、今回もKOを狙っていきます。
――前回はシンダム選手のハイとミドル、組んでのヒザが光った試合でした。今回はどんな技を見せたいですか?
シンダム 前回の蹴りに加え、ヒジ・ヒザ、パンチをより見せていきたいと思います。
――厚木では冷静な戦いぶりが印象的でしたが、緊張したりすることはあるのでしょうか。
シンダム 頑張って一生懸命戦うだけですし、自分はそれができると思っているので何も心配していません。今回も23日の試合に向け十分準備はできています。
――日本のファンへのメッセージをお願いします。
シンダム ムエタイは僕にとって大切なもので、また日本で試合ができて嬉しいです。頑張って激しい試合をお見せしますので、日本のみなさん僕とトンサヤームを応援してください。

「NJKF 2019 3rd」(9月23日、東京・後楽園ホール)で行われる「S1ジャパントーナメント」。65㎏級1回戦では畠山隼人(E.S.G/NJKFスーパーライト級王者)と栄基(エイワ/WMC日本スーパーライト級王者)が激突する。“八潮のロッキー”畠山の強打か、栄基のムエタイか、「NJKF 2019 4th」(11月30日、東京・後楽園ホール)へ向け両者が争う。


■畠山隼人
――4月の栃木大会では見事な逆転KO勝利でメインイベントを締めました(晃希に3R KO勝ち)。振り返っていかがですか?
畠山 本当なら普通に勝ちたいのですが逆転KOになりヒヤヒヤしました。
――桜井洋平NJKFスーパーバイザーは畠山選手を「チャンピオンになって一皮剥けた」と評していました。ご自身ではどうでしょう、変わった実感はありますか?
畠山 選手としての自覚は前より出ていますし、そう評して頂くのはとても嬉しいです。
――対戦相手・栄基選手の印象をお願いします。どう戦いますか?
畠山 距離を取るタイプなのでやりにくいとは思いますが、自分が勝つためには倒しに行くしかないので前に出ます。
――以前は力を抜くこと・脱力を意識しているとのことでしたが、最近心掛けていることがあれば教えてください。
畠山 脱力が打撃の要だと思っていて、今も脱力に磨きを掛けています。
――勝てば多くを得られるS1トーナメントです。どんな心境でいますか?
畠山 チャンスを頂き本当に光栄です。必ずものにします。
――ファンへのメッセージをお願いします。
畠山“八潮のロッキー”の応援をお願いします!


■栄基
――1度引退して昨年復帰をされました。どういう思いがあったのか教えてください。
栄基 新しい環境で頑張りたいと思い、強い選手がたくさんいる名門のエイワスポーツジムでチャレンジしたいと思いました。
――復帰前と比べ、復帰後で変わったことはありますか?
栄基 環境も大きく変わり、強い相手もたくさんいるのでとてもいい練習ができるようになって復帰前より強くなっていると実感しています。
――復帰後も新たにベルトを獲得するなど好調です。何がよいのでしょうか?
栄基 とてもいい環境で練習ができているのと、中川会長をはじめタイ人トレーナーの方々、一緒に練習をしている強い選手たちのサポートのおかげです。
――畠山選手の印象をお願いします。どう戦いますか?
栄基 試合を見ましたがパンチが強い印象です。でも、あまり意識せずいつも通り戦います。強い相手にはかわりませんが、どちらかと言うとやりやすいタイプかと思います。
――勝てば多くを得られるS1トーナメントです。どんな心境でいますか?
栄基 まずはこのS1トーナメントに出場できることをとても光栄に思います。今まで日本のベルトは何度も獲っていますが、優勝したら世界に繋がるので気合いも入っていますし、また一つ上のステージで結果を残したいと思います。
――ファンへのメッセージをお願いします。
栄基 確実に強くなっているので、以前より素晴らしい試合をして必ず勝つので是非会場で応援よろしくお願いします。

「NJKF 2019 3rd」(9月23日、東京・後楽園ホール)にはNJKFだけでなく各団体の王者が集結する。そんな中、NJKFスーパーバンタム級王者・久保田雄太とともに他団体王者を迎え撃つのがNJKFライト級王者の鈴木翔也。6月の初防衛戦では野津良太にダウンを先取されるも、そこから追い上げドローで防衛を果たし勝負強さを見せた。今回は栃木のベルトコレクター・晃希を迎え撃つ。両者とも長丁場でこそ真価を発揮するタイプだけに、今回はうってつけの5Rマッチ。はたして勝敗の行方やいかに。


■鈴木翔也
――6月の防衛戦ではダウンを先取され苦しみましたが、そこから追い上げドロー防衛でした。振り返っていかがですか?
鈴木 あのダウンはポカミスでしたね。巻き返しがきいたのでよかったですが、結果的にダウンがあったのもあって盛り上げちゃいました。お客さんは逆転が好きでしょうし。
――ライト級王座奪取後、勝ち星が得られていません。ご自身ではどのように分析されていますか?
鈴木 今回の試合から勝ち星を繋いでいくので問題ないです。
――自身の成長・変化のために陣営ではどんなことを話し、どんなことに取り組んでいますか?
鈴木 ここ最近は珍しく怪我が多く続いていたのですが、しっかり治して万全ですし、あとは単純に練習量を増やしたのもあって動きはここ最近で1番期待できると思います。キャリアを重ねると年齢もあるし、要領を得て練習量を落とし気味になると思うのですが、そこは逆に増やしてっていう感じです。
――今回の対戦相手・晃希選手の印象をお願いします。
鈴木 試合をしっかり観たことがないので分かりませんが、以前対戦したうちのスーパーライト級チャンピオン(畠山隼人)が倒して勝っているので、しっかり勝ちたいです。より圧勝で。
――ファンへのメッセージをお願いします。
鈴木 5Rと長めの尺を頂いているので、盛り上がるよう頑張ります。是非トイレと物販購入は他の試合で済ましておいて下さい。応援よろしくお願いします!


■晃希
――直前の試合は残念な結果となってしまいましたが(9月1日、小川翔に2R TKO負け)振り返っていかがでしょう。
晃希 初めてのオープンフィンガーグローブでの試合で、緊張と気負いで自分の動きができませんでした。ですが、いろんな意味で経験値が増え成長できた試合でした。
――もうそこからの切り替えはできていますか?
晃希 切り替えはできています! 今回も対戦相手がNJKFのチャンピオンなので、変わらず挑むつもりで戦います!
――自身の成長・変化のために陣営ではどんなことを話し、どんなことに取り組んできましたか?
晃希 前回の試合の後、館長にこっ酷くダメ出しをされ、もう一度自分の戦い方を見直しました。
――今回の対戦相手・鈴木選手の印象をお願いします。やりやすいorやりにくいタイプ?
晃希 あまり意識はしていませんが、どちらかと言えばやりにくいのかな……(笑)。
――共通の対戦相手として野津良太選手がいますが、この試合はご覧になりましたか? その上でどう戦いますか?
晃希 見ましたが、あくまでもあれは野津選手との戦いなので、自分は自分の戦い方をするだけです。ただ今回は自分の得意な5Rなので楽しみです!
――最後にファンへのメッセージをお願いします。
晃希 今年は勝っても負けてもKOというハラハラさせる試合ばかりですが、次も倒すか倒されるかの試合をお見せしますので、楽しみにしてください!

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