18日、全日本プロレス『第7回王道トーナメント』新木場1stRING大会において2回戦が2カード実施となった。
メインでリングインしたのは、三冠王者・宮原健斗と王道トーナメント初出場の黒潮“イケメン”二郎。パフォーマンス重視で「入場が長い」者同士の両者は、この日もたっぷりと時間をかけて大歓声を浴びる。盛り上げることに長けた両者だが、試合はリング内外を問わずスリリングな展開となった。これには試合後に秋山準が「バッチリ噛み合ってたなぁ~」とツイートしたほど。
イケメンがムーンサルトプレス連発から丸め込みであわやの場面をつくる。しかし、イケメンの飛びつきを踏ん張った宮原は、シャットダウン・スープレックス・ホールドで貫録勝ち。試合後のマイクで宮原が「お前、確かに『最高』だよ」とイケメンを称えれば、イケメンは「宮原健斗に認められたんじゃねぇのか。(敗戦は)悔しいけど、嬉しいが勝っちゃった」と受け止める。
イケメンは17日の自主興行で「2020年からアメリカを拠点に活動」を報告したばかり。延々と続くお祭り男2人のパフォーマンスは、お互いの今後にエールを送り合ったかのようだった。イケメンが「新木場、最高!」と叫べば、宮原は「フィニッシュ!」と締める。闘った者同士がノーサイドで繰り広げるやりとりに、新木場1stRINGのファンは酔いしれた。
なお、セミファイナルでは石川修司が滝澤大志をスプラッシュマウンテンで下して、宮原と同じく準決勝進出を果たしている。
■全日本プロレス 第7回王道トーナメント
日時:9月18日(水)19:00
会場:東京・新木場1stRING 観衆370人(超満員札止め=主催者発表)
<第1試合>
三富政行
岡田佑介
〇佐藤光留
9分40秒 捕獲式腕ひしぎ逆十字固め
●大森北斗
ブラックめんそーれ
大森隆男
<第2試合>
●青柳亮生
田村男児
8分31秒 Yutaka⇒片エビ固め
〇フランシスコ・アキラ
秋山準
<第3試合>
岩本煌史
〇野村直矢
ジェイク・リー
6分8秒 マキシマム⇒片エビ固め
●丸山敦
崔領二
ゼウス
<第4試合>
ヨシタツ
ディラン・ジェイムス
〇ジョー・ドーリング
ボンバードライバー⇒体固め
●青柳優馬
サム・アドニス
諏訪魔
<第5試合 「第7回 王道トーナメント」2回戦>
●滝澤大志
13分57秒 スプラッシュマウンテン⇒エビ固め
〇石川修司
<第6試合 「第7回 王道トーナメント」2回戦>
●黒潮“イケメン”二郎
16分55秒 シャットダウン・スープレックス・ホールド
〇宮原健斗