滉大が政所仁を返り討ち!横野洋KO宮崎就斗『DEEP☆KICK 40』〜10周年40回記念大会〜

■『DEEP☆KICK 40』〜10周年40回記念大会〜
日時:9月15日(日)START 13:15
会場:泉大津市・テクスピア大阪(大阪府泉大津市旭町22-45)
問い合わせ:DEEP☆KICK実行委員会(TEL 06-6754-8588)
9・15 大阪 DEEP☆KICK40 試合順決定!

<ダブルメインイベント2 第13試合 DEEP☆KICK-53kgタイトルマッチ 3分3R>
〇滉大(及川道場/DEEP☆KICK-53kg王者、HOOSTCUP日本スーパーフライ級王者)
 判定3-0 29-28、30-29、30-28
●政所 仁(魁塾/J-NETWORKフライ級王者)
※滉大が初防衛に成功

 DEEP☆KICK10周年40回目の記念大会のメインを務める滉大と政所は17年7月のDEEP☆KICK 33で戦っており、滉大が僅差の判定で勝利。その後DEEP☆KICK-53kg、HOOSTCUP日本スーパーフライ級王座を獲得し二冠王に。戦績は14戦12勝(4KO)2分と無敗を誇る。対する政所は、RIZIN石井一成を撃破、J-NETWORKではフライ級王座を獲得している。

 1R、圧力をかける滉大は左ミドル、政所は滉大の入りに合わせてワンツーを返す。滉大は右ミドルからワンツー、政所は接近戦を仕掛けてヒザ蹴りからパンチにつないでいき一歩も譲らない。

 2R、さらに圧力を強める滉大は政所の蹴り足をキャッチしてこかしてペースを乱す。政所のヒザ蹴りには右ストレートを合わせる滉大は鬼の表情を見せながら政所を追い詰め下がらせるが、政所もヒザ蹴りから右ストレートで迎え撃つ。終盤にはお互いに接近戦で激しく打ち合った。

 3R、さらにスピードを上げる攻撃を仕掛ける滉大はこかして政所を豪快に宙を舞わせる。打ち合いに持ち込む政所に、滉大は左フックをヒット。政所はヒザ蹴りで飛び込みながらワンツー。滉大は蹴りだけでなく、左ハイ、右ミドルと蹴りも混ぜていき手数で上回る。お互いに気持ちをぶつける打ち合いを最後まで見せて試合終了。

 判定勝利で初防衛に成功した滉大はマイクを握ると「2年ぶりに大阪で再戦だったのでKO決着で実力を付けたことを証明したかったのですが、それができなくて課題がたくさん出ました。このDEEP KICKのベルトは僕が初めて獲ったベルトなので防衛することができて良かったです。このベルトには思い入れがあるので何度も防衛してベルトの価値を上げていきたいと思います。来月もホーストカップでの試合も決まっているので観に来て下さい」と挨拶した。

<ダブルメインイベント1 第12試合 DEEP☆KICK-57.5kg初代王座決定トーナメント決勝戦 3分3R延長1R>
〇横野 洋(アンカージム)
 KO 2R20秒
●宮崎就斗(TARGET)
※横野が新王者に

 RISEからの刺客・宮崎と、“ミスターRISE”裕樹の愛弟子の横野が新階級のベルトを賭けて対戦。宮崎は一回戦のイ・スンヒョンに判定勝ち、準決勝の雄大との一戦ではTKO勝ち。対する横野は一回戦で殿にKO勝利、準決勝では泰良拓也に判定勝利し決勝進出を果たしている。

 1R、右インローで距離を図る宮崎は横野の入りに合わせて左ストレート。横野は前蹴りをコツコツ入れるも、宮崎は左ロー、左ミドルと蹴り数を増やしてペースを握る。2R、前に出た宮崎が蹴りを上下に散らす中、横野が右フックのカウンターでダウンを奪う。宮崎は立ち上がるものの足元はふらついており、レフェリーが即座にストップ。TKO勝ちで新王者に輝いた横野は「獲っちゃいました(笑)。これから格闘技を続けるかわからないのですが、続けたら応援よろしくお願いします」と意味深なマイクアピールをした。

<セミファイナル 第11試合 56.5kg契約 3分3R>
〇内藤凌太(ストライキングジムAres/DEEP☆KICK-55kg王者)
 不戦勝 ※市村が契約体重オーバーで失格
●市村大斗(多田ジム/西日本統一スーパーバンタム級王者)

<第10試合 DEEP☆KICK-60kg次期挑戦者決定トーナメント準決勝Aブロック 3分3R延長1R>
〇谷岡祐樹(パラエストラ加古川/DEEP☆KICK-60kg第5代王者)
 TKO 1R2分30秒 ※レフェリーストップ
●MASAKI(ROYAL KINGS)

 中村寛が保持する王座への挑戦権を懸けたトーナメントが開幕。1R、左右ローで様子を伺う谷岡。左ミドル、右ローで快音を響かせるMASAKIが徐々にペースを上げていく。MASAKIが優位かと思われた矢先、接近戦になると谷岡の連打が炸裂しMASAKIは防戦一方となりダウン。立ち上がるMASAKIに、谷岡は再び連打で畳みかけ追加のダウンを奪う。ここでレフェリーがストップし、谷岡がTKO勝ちした。

 試合後、決勝戦で対戦することが決定した谷岡と篤椰が対峙。篤椰は「加古川でいつも練習している仲間なのですが、戦うことになったら全力で倒しにいくので応援よろしくお願いします。まだまだ自分はこんなもんじゃありません。お互いにKO勝利したということで決勝もKOでよろしくお願います」とし、谷岡は「この前はタイトルマッチで防衛できずにむちゃくちゃ悔しかった。加古川で一緒に練習している仲ですが、僕もKOを狙いに行くので応援してください」といい、お互いに健闘し合った。

<第9試合 DEEP☆KICK-60kg次期挑戦者決定トーナメント準決勝Bブロック 3分3R延長1R>
〇篤椰(team Bonds)
 TKO 3R39秒 ※レフェリーストップ
●佐藤 亮(NJKF健心塾)

 1R、右ローとパンチにつないで前進する篤椰に、佐藤は左ミドルからワンツー。パンチの打ち合いでは互角の展開となる。2R、篤椰が右ストレートから連打につなぐが、佐藤は組み付いて連打を許さない。離れ際には佐藤が左ミドル。もらいながらも篤椰はパンチで前進。組み付きの目立つ佐藤にレフェリーから警告が言い渡された。強打を振るう篤椰に、佐藤はテンカオ、組み付いてヒザを当てペースを握らせない。3R、パンチで勝負の篤椰がガンガン前に出ると、佐藤も連打で対抗。篤椰の強打が炸裂すると、佐藤はバッタリと倒れレフェリーがストップした。

<第8試合 DEEP☆KICK-55kg次期挑戦者決定トーナメント準決勝Aブロック 3分3R延長1R>
〇拳剛(誠剛館)
 判定3-0 ※29-27、29-27、29-28
●鷹介(魁塾)

 内藤凌太が保持する王座挑戦権を懸けたトーナメント。 

 1R、強い右ローの鷹介に、拳剛は伸びのあるワンツーで対抗。接近戦になると、拳剛が連打を見せるのに対し、鷹介は右のクロスカウンターを合わせるなどKO狙いで場内を沸かせた。2R、鷹介が右ローで下がらせ、拳剛のパンチには冷静にブロック。このラウンドも右のクロスカウンターを見せるなど鷹介が冷静な戦いぶり。3R、右ストレートをヒットさせる鷹介が打ち合いにいくと、逆に拳剛が右ストレートを浴びせてダウンを奪う。鷹介のパンチで拳剛は鼻血。逆転KO狙いの鷹介はパンチ連打で追い込むが、拳剛もロープを背にしながら打ち返して譲らない展開に。ダウンを奪った拳剛が判定勝ちした。

 試合後、決勝戦で対戦することが決定した拳剛と力哉がリングイン。力哉は「梅井選手とは2度対戦していて意地でも負けるわけにはいかず、勝ててホッとしています。次の拳剛選手は長身でやりにくいですが、しっかり覚悟を決めて倒しにいきます」といえば、拳剛は「鷹介選手とは2回目の対戦でしたが、前回よりもレベルアップしていて自分でもギリギリで勝てた内容だったので、DEEP KICKのレベルの高さを改めて知らされました。一度チャンスを落としたこのベルト、次こそはモノにするので応援よろしくお願いします」とベルト奪取を約束した。

<第7試合 DEEP☆KICK-55kg次期挑戦者決定トーナメント準決勝Bブロック 3分3R延長1R>
〇力哉(BKジム)
 判定3-0 ※三者とも29-26
●梅井泰成(NJKF京都野口ジム)

 1R、サウスポーの梅井がじりじりと詰め、力哉が回りながら探る展開。終盤に、梅井の左ミドルに力哉が右ストレートを合わせてダウンを奪った。立ち上がる梅井は逆襲せんと前に出てパンチ連打でKOを狙うが1R終了のゴング。2R、打ち合いにいく梅井だが、ここでも力哉が右ストレートを浴びせて追加のダウン奪取。変わらず連打で前に出る梅井に、力哉は冷静に防御し当てさせない。3R、KO狙いの梅井は右フックをヒット。2ダウンを取って優勢の力哉は無理をせず距離をとる戦いに。梅井は強引に詰めて右フックでぐらつかせてKO狙いで最後まで攻めたが時間切れ。力哉が大差を付けて判定勝ちした。

<第6試合 ミネルヴァスーパーフライ級次期挑戦者決定戦 2分3R>
〇聖愛(魁塾)
 判定3-0 ※30-28、30-28、30-27
●真美(Team ImmortaL)

 1R、真美がプレッシャーをかける中、聖愛は左ミドルからパンチ連打を浴びせて会場を沸かせる。2Rも、聖愛は下がりながら左ミドル、前蹴りで距離を取り、パンチを返す。3R、左右の蹴り、パンチで前進でする真美に、最後まで聖愛が手数で上回る展開に。判定勝ちし、伊織が保持するベルトへの次期挑戦権を獲得した聖愛は「次戦も必ず勝って絶対にベルトを獲ります」とマイクアピールした。

<第5試合 DEEP☆KICK-57.5kg 3分3R>
△FUJIMON(亀岡キックボクシングジム)
 ドロー 判定1-0 ※29-29、29-28、29-29
△郁弥(山口道場)

 1R、FUJIMONが左ミドル、郁弥は右ローを主体とした攻めで一進一退の攻防。2Rも蹴り合う両者。ここでもお互いに一歩も引かない攻防となり、イーブンの展開に。3R、FUJIMONは左ハイを炸裂させ左ミドル。郁弥が顔面からボディへのパンチ、FUJIMONは出続けて郁弥を削っていく。お互いに決定打はなくドローに終わった。

<第4試合 DEEP☆KICK-63kg 3分3R>
〇柴田凛太郎(MONSTER JAPAN)
 TKO 1R35秒
●KAZU(NJKF健心塾)
※KAZUが計量オーバーによりKAZUの減点2とグローブハンデ

 1R、KAZUが前進する中、柴田が右ボディストレートが炸裂。KAZUは立ち上がれず、柴田が秒殺KO勝ちした。

<第3試合 DEEP☆KICK-53kg 3分3R>
〇濱田祐生(山口道場)
 判定3-0 ※三者とも30-26
●清志(NJKF KTF)

 1R、右ローから伸びのある右ストレートで前進する濱田に、清志は右ロー、バックブロー。接近戦になると、濱田は積極的に組んでのヒザ蹴りを見舞う。2R、濱田のパンチ連打がヒットするも組んでのヒザ蹴りで目立ち警告が言い渡される。再開後も濱田が次々とパンチを当て優勢も、清志のタフネスぶりに手を焼いてしまう。3Rも濱田が右ロー、ヒザ、パンチで前進。打ち合いでは右ストレートを何度もヒットさせ遂にダウンを奪う。ヒザ蹴りから右ストレートにつないで最後までKO狙いの濱田が判定勝利。

<第2試合 ミネルヴァピン級 2分3R>
〇Ayaka(NJKF健心塾)
 判定3-0 ※30-28、29-28、30-29
●TOMOMI(グラップリングシュートボクサーズ)

 1R、激しく打ち合う中、ほぼパンチのみの攻撃のTOMOMIに対し、Ayakaは左ミドルから右ストレートと強打を次々と当てていく。2R、勢いと手数で上回るTOMOMIはひたすら前進し流れを引き寄せていく。前に出続けるTOMOMIの前に、Ayakaは疲れを見せ始める中、Ayakaはローブローを食らい試合中断。再開後もTOMOMIがヒザ蹴りとパンチで前進。ここまではジャッジ二者がAyakaを支持。3R、パンチのTOMOMIに、Ayakaは前蹴りとワンツーを返す展開。最後まで激しく打ち合う展開となり、Ayakaが判定勝利。

<第1試合 DEEP☆KICK-60kg 3分3R>
〇若井秀幸(究道会館)
 TKO 3R2分24秒 ※レフェリーストップ
●岩KING(NJKF心将塾)

 1R、ローの蹴り合いの中、岩が右ローをコツコツと当て、効き始めた若井は手数が減りながらもパンチを返す。2Rも岩が右ローで前進しパンチにつないで前進。ここまでのラウンドで劣勢の若井は、3Rになるとパンチとローの連打で巻き返しを狙う。岩もパンチ連打で応戦したが、岩井が気迫のこもったパンチで前進し右ストレートを炸裂させダウンを奪う。ここでレフェリーがストップし、岩井が逆転KO勝ち。

レポート:安村 発
写真:石本文子 (235photo)


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