9・23「NJKF 2019 3rd」大田拓真、知花デビット、馬渡亮太、岩浪悠弥、久保田雄太、一仁インタビュー

「NJKF 2019 3rd」(9月23日、東京・後楽園ホール)ではタイのビッグプロモーターであるソンチャイ氏との提携により、S1ジャパントーナメントが行われ55㎏級が開幕する。
 大田拓真(新興ムエタイ/WBCムエタイ日本統一フェザー級王者)、知花デビット(エイワスポーツ/WMAF世界スーパーバンタム級王者)、馬渡亮太(治政館/ジャパンキック・バンタム級王者)、岩浪悠弥(橋本道場/INNOVATIONスーパーバンタム級王者)といった各団体の王者が集まり、55㎏級最強を決する戦いが行われる。
 大会を主催するNJKFの期待を担う大田、2連続KO中で破壊力を見せる知花、今年に入り4戦全勝4KOと絶好調の馬渡、INNOVATION初の3階級制覇を成し遂げた岩浪と、いずれ劣らぬメンバーが揃った。対戦カードは前日計量時のくじ引きで決定するが、11月30日(「NJKF 2019 4th」東京・後楽園ホール)の決勝へ勝ち進むのは誰となるか。

■大田拓真(新興ムエタイ/WBCムエタイ日本統一フェザー級王者)
――6月2日、新人選手に判定勝利しWBCムエタイ日本統一フェザー級王者となった試合を振り返っていかがでしょうか。
大田 新人選手がデカくてすごく苦戦してしまいましたが、狙っていた技や攻撃が上手く当たって、そこはよかったと思います。
――ビッグイベント「S1ジャパントーナメント」への出場が決まりました。どんな心境でいますか?
大田 他団体のチャンピオンが集まったトーナメントですごく楽しみな気持ちです!
――他の出場3選手と比べた自身の強みは何でしょう?
大田 ヒザ蹴りです。
――前日計量で行われるくじ引きまで対戦相手が分かりませんが、対戦したい選手がいれば教えてください。
大田 対戦したい相手は馬渡選手で、僕の中では一番の強敵だと思っています。
――今回のトーナメントでどんな戦いを見せたいですか?
大田 チャンピオンが集まるトーナメントですが、その中で全てにおいて圧倒して僕が一番だと見せたいです。
――ファンの方へメッセージをお願いします。
大田 チャンピオンを獲った時のような盛り上がる試合をしますので、ぜひ全力で応援してください!


■知花デビット(エイワスポーツ/WMAF世界スーパーバンタム級王者)
――ご自身の最近の試合を振り返り、いかがでしょうか。
知花 ここ2試合ともKOで勝てているのですが(4月21日大久保拓に初回KO勝利でWMAF世界スーパーバンタム級王座を獲得、7月21日鈴木貫太に2RKO勝ち)、毎試合学ぶことの方が多く、慢心にならず常に練習でも成長できている実感があるので、ぜひ今後も僕に注目してください。
――「S1ジャパントーナメント」への出場が決まりどんな心境でいますか?
知花 いろんなキックボクシング団体の王者が出場して、優勝すれば国内55kg級のトップまで一気に登りつめられるトーナメントなので燃えています。
――他の出場3選手と比べたご自身の強みを教えてください。
知花 他の3人はジュニア上がりの選手で、上手い試合運びをする選手ばかりだと思います。自分は運動音痴で天才的な格闘技の才能もないですが、いろいろな方々のおかげで学べた人生経験、気合いと根性は絶対に負けない自信があります。
――今回のトーナメントで戦いたい相手、意識している選手はいますか?
知花 誰と戦っても自分がやることは変わらず、決まった相手を倒すだけなので今は“誰と戦いたい!”っていうのはないです。
――そんな中でどんな戦いを見せたいですか?
知花 他のスポーツでは見られない格闘技ならではの気持ちのぶつかり合い、熱い試合をしていきたいです。
――ファンへのメッセージをお願いします。
知花 記憶に残るような熱い試合をして会場を沸かせるのでよろしくお願いします!


■馬渡亮太(治政館/JKAバンタム級王者)
――ご自身の最新の試合について振り返りをお願いします。
馬渡 先月行った、ジャパンキックの王座決定戦です。その試合ではヒジで三度のダウンを奪いKO勝利でした(8月5日、阿部泰彦に2Rで勝利し王座を戴冠)。2019年に入って4戦全勝全KO勝利なので、誰よりも勢いはあります。
――「S1ジャパントーナメント」への出場が決まり、どんな心境ですか?
馬渡 参加選手のみんながチャンピオンで強い選手なので、このトーナメントに絶対優勝して次のステップに行きたいと思っています。
――他の3選手と比べた自身の強みを教えてください。
馬渡 自分は他の選手に比べてリーチが長く、遠い間合いからの蹴り技が得意です。またKO率も高く、1発で倒せるヒジもあります。
――出場選手の中で意識している相手、対戦したい選手はいますか?
馬渡 特に意識している相手はいなく、誰であろうと自分のスタイルは変わりません。ただ大田選手は同い年でジュニア時代に対戦して敗れているので、リベンジしたいという気持ちはあります。
――トーナメントへの意気込み、ファンへのメッセージをお願いします。
馬渡 必ず1回戦を突破し決勝に行くので、最後まで目を離さず見ていてください。一瞬も目を離せない魅力的な試合を見せたいと思っています。応援よろしくお願い致します!


■岩浪悠弥(橋本道場/INNOVATIONスーパーバンタム級王者)
――7月15日、和斗選手を判定で降しスーパーバンタム級王者となりINOVATION3階級制覇を達成しました。この試合を振り返っていかがですか?
岩浪 慎重に戦いすぎて硬くなってしまい手数が少なかったので、今回はアグレッシブな面も見せていきたいと思います。
――今回「S1ジャパントーナメント」への出場が決まっての心境をお願いします。
岩浪 いろいろな団体のチャンピオンたちと試合ができるので幸せです。どの選手と戦うことになっても強敵なのでワクワクして楽しみです。
――他の出場3選手に比べ、自身の強みはどこになると考えますか?
岩浪 相手のよさを消すところだと思います。
――今回のトーナメントで意識している相手や対戦したい選手がいれば教えてください。
岩浪 意識している選手は一度対戦予定だった大田拓真選手です。自分の怪我のせいで試合が流れてしまったのと、今回のトーナメントで一番期待されていると思うので意識しています。対戦したい相手は知花デビット選手。元は同じイノベーションの選手だったのでその時からいつか対戦するだろうと意識していました。
――トーナメントではどんな戦いを見せたいですか?
岩浪 ムエタイ色の強い選手が多い中、橋本道場で鍛錬しているテクニックで勝負し、ハイレベルな戦いを見せたいです。
――ファンへのメッセージをお願いします。
岩浪 どの選手と対戦することになってもチャンピオン対決という、このようなトーナメントを観られる機会はなかなかないと思います。そんな中で橋本道場の強さ、イノベーションの強さを証明したいと思っています。みなさまの声援がパワーになりますので応援よろしくお願いします。

「NJKF 2019 3rd」(9月23日、東京・後楽園ホール)ではIBFムエタイ世界王座戦、S1ジャパントーナメントだけでなく、NJKF王者が他団体王者を迎え撃つチャンピオン対決も組まれている。
 その先陣を切って行われるのがNJKFスーパーバンタム級王者・久保田雄太(新興ムエタイ)とJ-NETWORKフェザー級王者・一仁(真樹ジムAICHI)による一戦。昨年9月NJKFに初参戦した一仁はMOMOTAROと対戦するも判定負け。今回はその雪辱を期しての再上陸となる。
 王者第一戦でタフな難敵を迎える久保田。ここからチャンピオンとしての新章を切り開いていくことはできるか。


■久保田雄太
――6月の試合では雄一(TRASH)選手を破りNJKFスーパーバンタム級王者となりました。試合を振り返っていかがでしょう。
久保田 雄一選手が前に来るタイプだったので上手くさばいて試合をしたかったのですが、つき合ってしまい我慢比べみたいな試合になってしまいました。
――チャンピオンとなり変わったことはありますか?
久保田 特に変わったことはありません。モテるかなと思ってましたけど全く変わらずでした(笑)。
――より成長・進化をするため、最近はどんなことに取り組んでいますか?
久保田 試合中ムキになることがあったり、攻撃が単調なところが多いので、心に余裕を持って攻撃のバリエーションを増やしています。
――今回の対戦相手・一仁選手の印象をお願いします。
久保田 一仁選手は体が強く、ドッシリ構えたムエタイスタイルの選手なので、今やってる練習がハマればやりやすいと思いますし、我慢比べみたいな試合展開になるとテクニックがある選手なのでやりにくくなっちゃうかな、と思います。
――チャンピオンとしての第1戦が王者対決となりました。どんな試合を見せたいですか?
久保田 チャンピオンとしての意地を見てるお客さんに分かりやすく伝わるような試合を見せたいです。
――ファンへのメッセージをお願いします。
久保田 3連休最終日に後楽園ホールに来てくれてありがとうございます。来てくれたことを後悔させないような鮮烈な印象を残す試合をしますので応援よろしくお願いします!


■一仁
――NJKFには1年ぶりの参戦となります。昨年のMOMOTARO戦を振り返っていかがですか?
一仁 チャンピオンになって1発目の試合で勢いでいけると思っていたんですけど、MOMOTARO選手は本当に上手で完全に自分の実力不足でした。
――その後、今年5月にはJ-NETWORKフェザー級王座のタイトルマッチで、J-NETスーパーバンタム級王者・伊仙町典久選手を破り初防衛に成功しました。この試合はいかがでしたか?
一仁 伊仙町選手は名前もあって同じ団体のチャンピオンなので絶対負けられなかったです。5ラウンド通して完封はできたかなと思うのですが、KOで倒さないといけなかったと課題が残りました。
――王者となって1年以上が経過し、防衛にも成功しました。ご自身で変わったところはありますか?
一仁 試合や練習においてもゆとりをもってやれるようになりました。
――今回の対戦相手・久保田選手の印象をお願いします。
一仁 久保田選手は新興ムエタイの選手ですけどムエタイ選手っていうよりオーソドックスなキックボクシングの選手かなっていう感じで、やりやすいタイプです。
――最近強化していることや意識している点、どんな試合を見せたいか教えてください。
一仁 普段とあまり変わらずにやってます。ただ勝つのは絶対ですけどお客さんが求めているような試合をして勝ちます!
――ファンへのメッセージをお願いします。
一仁 この興行のチャンピオン対決1発目なので、熱い試合をして会場に火をつけますので応援よろしくお願いします! そして勝つのは絶対に自分です。久保田選手よろしくお願いします。

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