RIZIN朝倉兄弟の活躍は素晴らしいが番組煽り映像や謳われ方に物申す

RIZIN評第二弾

 悔しかった! 歯ぎしりするほどに。

誰もが二冠王の勝利は固いと思っていたのだが・・・

 メインの結果だけ見ると、堀口恭司の秒殺負けではあったが、一つ言いたいことが筆者にはある。本大会メインは、「前田日明率いるアウトサイダー軍団の勝利」と一部では言われるのが耐えられない。格闘家の一員として言うと、テレビ番組向けの煽りが信じ込まされている。

 朝倉兄弟の可能性と天賦の才において、長らく格闘技を見てきた筆者にとって文句のつけようがないセンスと将来性もあると思う。だが、煽り映像で連呼してた「アウトサイダーの王者、アウトサイダー出身」と銘打つのはいかがなものか。格闘技を知らないファンからしたら、あたかも同団体出身の朝倉が、さも、アウトサイダーで最強で、RIZINでもアウトローの自分達が、そこそこ活躍できると勘違いしたバカ共が増えることを危惧してやまないからだ。

 朝倉兄弟はトライフォース赤坂という、立派な格闘技ジム、師匠を持ち真剣に格闘技を、真摯に取り組んでいると見受けられる。それを、オラが団体のチャンピオン。ギリギリ、地下格闘技スレスレの同団体を出場をもって、勝てる!と考えてる輩が増殖するなら、RIZINの未来は確実になくなる。
 申し訳ないが、筆者はUの正当後継者を名乗りながら、思いっきり怒られるかも知れないが、前田(日明)先輩を認めては決していない。それは青木真也選手と同じ理由である。一方、髙田延彦を認めている確かな理由のひとつである。
 あの、ピリピリしたフェイクとは違う、あの感覚を味わったことはありますか?と、言いたいです。まあ、Uのファンには申し訳ないですが、最後の死に場所は最高峰格闘技団体RIZINに決めた。決めちゃった! 何があっても、あきらめない。名古屋の街、ファンは俺をまた強くさせてくれた。

堀口恭司の父が10・6『キングダムエルガイツ20周年記念大会』のセコンドに就く約束まで取り付けた。

 圧力なんか、上等!
 それを知っていたら来ない。名古屋くんだりまで。ただ手ごたえは多いにあった。狂おしいほど格闘技に。最後の最後まで格闘技を愛そうと、心底思いながら名古屋の街をあとした。

 何故がここに上がる自分を確信しながら。
 最後の戦いは、今始まったばかりである。

格闘技I記者


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