元女子プロレスラーのマッハ文朱が6月26日（水）と27日（木）、クイズ番組に出演した。BSフジの『クイズ！脳ベルSHOW』という番組である。
この番組は月～金曜までの帯番組として放送されており、午後10時から1時間のクイズ番組だ。40歳以上の解答者が4人、月曜日と火曜日でクイズを競い、上位2名が金曜日に行われる週間チャンピオン大会に進出する。
そして水曜日と木曜日ではメンバーを代えて、やはり40歳以上の解答者4人でクイズを争い、上位2名が金曜日の週間チャンピオン大会に進出するという仕組みだ。金曜日には代表者4名による週間チャンピオン大会が行われ、1位になった人が優勝である。
マッハ文朱は水曜日（26日）と木曜日（27日）に出場し、上位2名に入って金曜日（28日）の週間チャンピオン大会への進出を狙う。
司会は漫才コンビ・ますだおかだの岡田と、フジテレビの川野良子アナ。今回の水・木曜日の解答者はマッハ文朱（60歳）の他には菜月ひとみ（54歳）、中川家剛（48歳）、鏡五郎（75歳）の4人。なお、得点は『ノーベル』という単位で示され、基本的には1問正解すると10ノーベルを獲得する。
この番組にはプロレスラーが過去に何人も出場しているが、成績は芳しくない。6月第1週には、マッハ文朱の後輩であるデビル雅美が出場、週間チャンピオン大会に進出したが、残念ながら優勝はできなかった。
マッハ文朱はかつて、『霊感ヤマカン第六感』『ヒントでピント』といったクイズ番組にレギュラー出演したことがあり、クイズは得意なはずだ。果たして、後輩の雪辱なるか!?
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マッハ文朱、その名の通りマッハの速さで空回り!?
初日の26日（水）、マッハ文朱はクイズが得意なだけに、快調に飛ばす。正解するたびに大ハシャギで「60歳で～す！」と、還暦とは思えない弾けっぷりだ。
しかし、中川家剛も好調。2人のデッドヒートとなった。
『ヒット歌謡』の問題では、1987年の中森明菜『難破船』からの出題。『泣きたいだけ○○○ほしい♪』の『○○○』に入る歌詞は？ という問題で、マッハ文朱は『抱いて』と見事に正解。
ここでマッハ文朱は、思い切り抱きしめるポーズをとるが、ますおか岡田は「それはベアハッグになって危ない」とツッコんだ。相手を抱きしめるには、マッハ文朱は大き過ぎる。
初日の最終コーナー『早押し！ペアパネル』では、正解した後の『ガラガラチャンス』で、マッハ文朱は福引でお馴染みのガラガラを勢いよく回し過ぎて、玉が出ない事態に。「壊れる壊れる！」と慌てるますおか岡田。しかも、回すスピードを落として出た玉は0ノーベル。「あれだけグルグル回してゼロかい！」ますおか岡田も呆れた。
そして、次に正解した中川家剛は対照的にゆっくり回す。「遅いわ！」とますおか岡田がツッコみ、出た玉はまた0ノーベル。「早よ回してもゼロ、遅う回してもゼロ。もうええわ！」ますおか岡田もサジを投げた。
それでも、早押しクイズで答えるのはマッハ文朱と中川家剛ばかり。2人は得点を重ねていった。
結局、初日のトップはマッハ文朱で120ノーベル、2位が中川家剛の100ノーベル、3位が菜月ひとみで70ノーベル、最下位は鏡五郎の50ノーベルとなった。
明かされるマッハ文朱の意外な経歴！ そして、決勝進出なるか!?
初日はトップを快走したマッハ文朱、このまま行けば金曜日の週間チャンピオン大会に進出だ。そして、予選最終日の27日（木)を迎える。
『フラッシュ小銭』の問題では、プロレスラー現役時代のマッハ文朱の写真が紹介された。チャンピオン・ベルトを巻いているこの写真は、なんと16歳の時。マッハ文朱は15歳でデビューし、18歳で引退したというのだ。つまり、レスラーとしてはたった3年しか活動していないわけである。かつてあった全日本女子プロレスの『25歳定年』どころの話ではない。
引退後はタレント業を経た後アメリカの大学に留学し、25歳の時に1年間だけブロードウェイで学んだという。帰国後、28歳で高校に入学。30歳で卒業して、またアメリカの大学に入学して健康心理学を学んだというのだ。
アイドル女子プロレスラーの草分け的存在としてのイメージが強いマッハ文朱だが、実際にはプロレス以外の経歴の方が豊富だったわけだ。
▼引退後のタレント時代は実写映画『ドカベン』に岩鬼の恋人・夏子はん役で出演（1:38頃から）
最終コーナーを前にして、マッハ文朱は190ノーベルで2位、トップで210ノーベルの中川家剛に20ノーベル差と肉薄している。
最終問題は『クイズ！その時どうした!?』で、この問題に正解すると200ノーベル獲得だ。週間チャンピオン大会に進出する条件は上位2位以内だから、マッハ文朱が正解すれば文句なく決勝進出、1位の中川家剛のみ正解あるいは全員不正解でも決勝進出となる。
ただし、マッハ文朱が不正解で、3位の菜月ひとみか4位の鏡五郎が正解すれば、逆転されて決勝進出はできない。
最終問題は、大阪府の遊園地『ひらかたパーク（ひらパー）』からの出題。古臭い遊園地というイメージで来園者数が減少した『ひらパー』も、2013年に枚方市出身のV6岡田准一を『超ひらパー兄さん』として起用し、人気はV字回復した。
さらに『ひらパー』は、絶叫マシンをより一層スリル満点にするというグッズを売り出した。そのグッズとは？ というのが問題。
マッハ文朱は『岡田准一の目をプリントしたアイマスク』と解答した。果たして正解は!?
正解は『岡田准一の目をプリントしたアイマスク』だった。つまり、目隠しして絶叫マシンに乗ることによって予測がつかず、恐怖が倍増するというわけだ。
この問題、唯一マッハ文朱が正解して200ノーベルをゲット！ おそらくマッハ文朱は、正解を知っていたのだろう。大阪では結構有名で、筆者も正解を知っていた。もっとも、なぜか中川家剛は不正解だったが。
水・木曜日の最終順位は、以下の通り
①マッハ文朱 390ノーベル
②中川家剛 210ノーベル
③菜月ひとみ 150ノーベル
④鏡五郎 120ノーベル
マッハ文朱、トップ通過で見事に週間チャンピオン大会進出決定！ 優勝賞品『あきたこまち』5kgを獲得して、2位の中川家剛と共に金曜日の決勝大会に挑む。
『場所チェンジ』に翻弄されるマッハ文朱！ 優勝の行方は!?
6月28日（金）の週間チャンピオン大会に進出したのは、マッハ文朱と中川家剛の他には、月・火曜日で1位の川端槇二（71歳）と、2位のたかはしごう（48歳）。
4人の中で、390ノーベルを獲得したマッハ文朱がトップだが、決勝戦は横一線からのスタートとなる。ここで優勝すれば週間チャンピオンだ。
決勝大会ともなるとさすがに出場者のレベルも高く、一進一退の攻防。そんな中で、年長者の川端槇二が一歩抜け出した。
最終コーナーを迎えた時点で、川端槇二は120ノーベルで断然トップ。2位の中川家剛が70ノーベルで続き、マッハ文朱が60ノーベルの3位で首位とは60ノーベル差。最下位は30ノーベルのたかはしごうだ。
最終コーナーは『クイズ！すごろく大逆転』。早押しクイズに正解するとサイコロを振り、その目だけ進んでゴールすれば200ノーベルを獲得する。つまり、ゴールさえすれば誰でも優勝の可能性があるのだ。
ただし、止まったマス目には様々な指令が書かれている。実力だけではなく、運を味方に付けなければならない。
幸先よく最初の問題に正解したマッハ文朱はサイコロで『3』を出し、マス目の指令は『横どり50』。1位の川端槇二から50ノーベルを奪い、得点上では逆転してトップに立つ。
しかしその後、クイズに正解したマッハ文朱が出した目が『2』で、そこの指令は恐怖の『場所チェンジ』だった。『場所チェンジ』に入ると、最も先に進んでいる人は、最も遅れている人と入れ替わらなければならない。これにより、たかはしごうが先頭となり、マッハ文朱は振り出しに戻った。
ところが、また正解したマッハ文朱は『5』を出し、再び『場所チェンジ』に入る。今度は先頭のたかはしごうと入れ替わり、先頭に立った。『場所チェンジ』により、マッハ文朱は行ったり来たりである。
次の問題に正解したマッハ文朱が出した目は『4』で、進んだ先のマス目の指令は、またもや『場所チェンジ』！ ビリの中川家剛と交代して、マッハ文朱が入れ替わりにドベとなる。『場所チェンジ』に翻弄されるマッハ文朱。
先頭に立った中川家剛も実は『指令』に翻弄されて振り出しに戻ったりしており、「このクイズ番組、エゲツないわあ～。先頭に立ったら立ったで後ろめたいし」と申し訳なさそう。
意気消沈したのか、その後のマッハ文朱は正解できず、たかはしごうが一気に追い上げて逆転、見事にゴールした。
総合順位はこちら。
①たかはしごう 310ノーベル
②マッハ文朱 110ノーベル
③川端槇二 40ノーベル
③中川家剛 40ノーベル
たかはしごうが週間チャンピオンに輝き『あきたこまち』10kgをゲット！ マッハ文朱は惜しくも2位で、週間チャンピオンならず……。
しかし、運が足りず『場所チェンジ』に泣かされただけで、実力は充分に発揮できた。
次はどんなプロレスラーが登場するのだろうか。今度こそ、プロレスラーの優勝を期待しよう。
BSフジ『クイズ！脳ベルSHOW』公式サイトより
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