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　6月21日（現地時間）にメキシコシティ・アレナメヒコで『アレナメヒコ金曜定期戦』が開催された。
　今大会ではコパ・ディナスティアの決勝が行われた。一族タッグチーム対抗戦で、家族、親戚だけでチームを組み対抗戦を行うもので、2回の予選で勝ち残ったチームが3週目に決勝戦を行うというもの。決勝戦に勝ち上がってきたのはルーシュ、ベスティア・デル・リング親子チームとアンヘル・デ・オロ、ニエブラ・ロハの兄弟チームだ。ロス・インゴベルナブレスとして暴れまくっているルーシュ親子に対し、イケメンテクニコ兄弟としてブレイク中のチャベス兄弟はまさに対極的なチームだ。試合は、血気盛んなチャベス兄弟をいなしたロス軍が先制で一本先取。更に、その後も二対一の状況を作って優位に試合を薦めるロス軍だがチャベス兄弟もなんとか二本目を取り返した。そして運命の三本目、四人が入り乱れなかなか、決着がつかないが、まずはロス軍が合体殺法でロハからフォールを奪い二対一と有利な状況になった。しかしルーシュが勝利を確信してアピールしている間にオロがデル・リングを切り返しフォールを奪い、決着はルーシュとオロの一対一で決める事に。そして最後はオロがレフェリーの好きをついて反則のローブローから丸めこんでフォール勝ち。チャベス兄弟が宿敵ロス軍を破り、見事に優勝した。
　またウルティモ・ゲレーロ率いるロス・ゲレーロス・ラグネロスが、シベル・ザ・メイン・マン（シベルネティコ）、ジルベール・エル・ボリクア（エル・メシアス）、ザ・クリス（エル・ソロ）という侵略軍と対戦した。両チームともルードではあるが、CMLL所属のゲレーロスに対し、シベルらCL4Nは外敵という形になり、ゲレーロは対抗意識で興奮。しかし、乱戦になれば侵略軍がまずは圧倒。三対一の状況を作り、即効で一本先行した。しかし、二本目にはゲレーロスが逆襲。ゲレーロス得意の三人同時複合ジャベで二本目を取り返した。そして運命の三本目、乱戦の中、レフェリーが目をそらした隙にシベルがウルティモ・ゲレーロに反則のローブロー。そのまま抑え込んでフォール勝ちしてしまったのだった。当然、ゲレーロは激怒し、シベルに究極の決着戦、カベジェラ・コントラ・カベジェラ（敗者、髪切りマッチ）を要求。大物ルード同士の髪切りマッチは実現するか注目される。

■　CMLL アレナメヒコ金曜定期戦
日時：2019年6月21日（現地時間）
会場：メキシコ合衆国メキシコシティ・アレナメヒコ

＜コパ・ディナスティア決勝＞
○アンヘル・デ・オロ、ニエブラ・ロハ
　2-1
●ルーシュ、ベスティア・デル・リング

＜6人タッグマッチ＞
○シベル・ザ・メイン・マン（シベルネティコ）、ジルベール・エル・ボリクア（エル・メシアス）、ザ・クリス（エル・ソロ）
　2-1
●ウルティモ・ゲレーロ、エウフォリア、グラン・ゲレーロ

＜シングルマッチ＞
○ネグロ・カサス
　ピンフォール
●ティタン